波打際のむろみさん

評価/★★★★☆(63点)

波打際のむろみさん 評価

全13話
監督/吉原達矢
声優/ 田村ゆかり,水島大宙,上坂すみれ,野中藍,原田ひとみほか

あらすじ
釣り好きの高校生の少年・向島拓朗は、波打ち際の防波堤で釣りをしていたところ、かかったのは人魚だった。その人魚はむろみと名乗り、拓朗は戸惑うこともなくむろみと交友関係を作る。のちにむろみの知り合いの人魚達や未確認生物、神話に登場する生物たち、宇宙人、不老不死の力を得た人間、拓朗のクラスメイトたちなどを巻き込み、奇妙な付き合いを得ていくことになる…。

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この田村ゆかり、ノリノリである。

原作は漫画な本作品。
なお、この作品はもともと短編だったが人気が出たため
作者がもともと連載していた漫画を打ち切り、こちらの連載を開始した。

基本的なストーリーはコメディ。
釣りが趣味である高校生の拓郎は防波堤で人魚を釣り上げてしまう。
その人魚は博多弁訛りの「むろみさん」だった
彼はその日からむろみさんに好かれてしまい、防波堤で彼女と会う日々になる
という所からストーリーは始まる

本作品は最近では珍しい「顔芸」が多いコメディアニメだ(笑)
人魚であるむろみさんは鳥に襲われたり、クラゲに刺されたりするが
その都度、大げさすぎるほどのリアクションと顔が崩れるw
キャラクターデザインが独特なため崩れると余計に滅茶苦茶で、
いわゆる「アヘ顔」と呼ばれるものになる。

さらに「むろみさん」などの人魚の訛りが面白い。
むろみさんは博多弁を本格的に流暢に喋っており、これが非常に可愛らしい。
たまに、どういう意味かわからない訛り言葉もあるものの
「方言をしゃべる女の子」に萌える方はたまらないアニメといえるだろう。

むろみさん以外にも北九州弁などを喋る人魚などもおり、
人魚の他にも「乙姫」やハーピーなどの空想の生物が多く登場し
ハイテンションなギャグと大げさなリアクションで物語を構成している

この面白さと可愛さは声優さんの演技による所も大きい。
特にむろみさんを演じる「田村ゆかり」さんの博多弁は最高で、
あの可愛らしい声で少し乱暴にも聞こえる博多弁というギャップが素晴らしく、
他にも野中藍さんや中原麻衣さんなどの実力派声優さんが作品を盛り上げる

作画的にも前述したように「大げさ過ぎるリアクション」が笑いに繋がっており、
本来はそこまで爆笑できるギャグや笑えるシーンではない部分をを無理矢理強引に笑わせるような
過剰なまでの派手でスピード感のある演出でシーンを盛り上げている。

また、むろみさんに好かれた人間である「たっくん」も良いキャラクターをしている。
彼はあくまで防波堤で釣りをしたいだけであり、むろみさんを釣り上げてしまったために
人魚やら乙姫やらの日常に巻き込まれる。
しかし、彼は慌てず決して海から竿を上げずに彼女たちのボケに突っ込む(笑)

ストーリーの中で海の生物の豆知識が詰め込まれている点も好感が持てる。
彼女たちが人魚ということもあり「海の生物の進化」を
むろみさんの昔の恋人とのトラウマに絡めながら解説したり
微妙に海の生物の知識がつくのもこの作品の魅力だろう

序盤こそ顔芸やリアクション芸だが、
中盤からはキャラ同士の掛け合いによる面白さがきちんと出ており、
毎話のように伝説上の生き物や新キャラが出るため、同じような展開にならず飽きない。
一人ひとりのキャラも非常に豊かなキャラクター性をしており
1話15分という尺がテンポよく、飽きを産まずにストーリーとキャラクターを楽しまさせる
この作品は本当に1話15分でよかったと感じる、30分ではダレてしまったかもしれない。

全体的に見て全話スッキリと楽しめる作品だった
話によっては笑いが弱い回もあったが、キャラクターの可愛さと
1話15分という尺のおかげでつまらないと感じる前に話が終わり、
毎話新鮮味のある話とキャラクターが登場する。
安定した面白さを秘めている作品だった。

ときおり、胸などの描写が超作画になるなど微妙にセクシー描写もこだわっており
それが毎話ではなく、ときおりだからこそセクシーな描写もギャグになっており、
刺激のある作品だ。

ただ、後半に行くにつれて「オタク的」要素が目立つ感じになってきており、
もし2期があるならば人を選ぶ作品になってしまうかもしれない。
もっと見たいと感じさせると同時に後半に行くにつれてパワーダウンしている感じもあり、
登場させすぎている感のあるキャラクターも2期になると更に増えそうなだけに
もし2期があるならばは期待と不安が大きい感じだ。

セクシー描写さえなければ子ども向けに5クールぐらいの夕方アニメになりそうなだけに
今後の展開に期待したいと思います。

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