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このくだらなさと下品さがクレヨンしんちゃんらしい「クレヨンしんちゃん外伝 家族連れ狼」レビュー

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評価★★★☆☆(50点)全13話

あらすじ 刀を尻に挟む野原流尻剣法の使い手・野原ひろしの助。己が剣法を広める為、家族を連れて放浪の旅路。人は彼の事をこう呼ぶ…『家族連れ狼』と。
引用 – Wikipedia


このくだらなさと下品さがクレヨンしんちゃんらしい

本作品はAmazonpプライムビデオで配信中の
クレヨンしんちゃんの外伝作品の第3弾。
監督は三原三千夫、制作はシンエイ動画。

見出して感じるのは「くだらなさ」だろう(笑)
タイトルから想像できる通り「子連れ狼」をモチーフにしており、時代劇だ。
そんな中でヒロシが使う戦法が尻剣法。
読んで字の如く尻に剣を挟んで戦う剣法の使い手だ。

この尻剣法のファーストインパクトは凄まじく、
くだらなさ全開のネタではあるのだがクレヨンしんちゃんらしい下品さで、
大人でも悔しいかな笑ってしまうだろう。
子どもならこの「絵面」に爆笑間違い無しのくだらなさだ。

逆にコレはネット配信限定だから出来たのかもしれない。
クレヨンしんちゃんは子どもに見せたくないアニメでおなじみだが、
この尻剣法ネタを地上波でもやってしまうと昨今の
うるさい世の中では「子どもが真似したらどうする」と批判殺到だろう。

更に1話7分ほどの尺の区切りの良さとテンポの良さが、
このくだらない尻剣法のファーストインパクトの印象を崩さずに、
出落ち感の強い尻剣法が出落ちで終わらない。

はっきりいってこの作品はくだらなさのオンパレードだ。
適役の名前の「川魚生臭」というネーミングや、ヒロインのはずみの
名前の由来などで笑ってしまったり、おならで銃が暴発したり、
1つ1つのネタはほんとうにくだらないのだが、
悔しいかな笑ってしまう。

ただ残念なことに作画がかなり手抜きだ。
不安定といよりも素から簡易的な描写にしている部分が非常に多く、
遠いアングルでのシーンなど表情が死んでいることも多く、
一時停止してみたり知るとかなり酷さが分かる。
体のラインや顔のラインなどが崩れると流石に怖い(苦笑)

全体的に見てギャグ自体のレベルは低いのだが、
子供向けアニメのクレヨンしんちゃんらしい
「くだらなさ」と「ほどよい下品さ」が相まって大人でも思わず笑ってしまう。
くだらないギャグなのに、そのくだらなさが
子どもも大人も楽しめる内容にしている。

ただストーリー的には良くも悪くもありきたりかつ普通であり、
今までの外伝作品に比べるとかなりシンプルだ。
子どもが楽しむ分には1話7分ほどで全13話というストーリーはちょうどいいが、
大人が見る分にはやや子供向けすぎる部分がある。

特に中盤以降はくだらないギャグにやや気づかれシてしまう感じもあり、
面白いのだが笑うというよりも苦笑いな感じの笑いになってしまう。
子どもが見れば爆笑できるシーンも多いがやや下品なシーンもあるので、
好みが分かれるポイントかもしれない。

第一弾がSFもので少しシリアスな部分が多く、
第二弾はやや大人向けな内容だったので、
だからこそ第三弾は子供向けのテイストに仕上げたのかもしれない。
1作品ずつ作品の方向性が違うこの外伝シリーズが私は好きだ。

なんと4作品目は妖怪ものらしい(笑)
ちょっと予想ができない内容なだけに期待したい所だ。

「」は面白い?つまらない?

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