「僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件」レビュー

2017年12月17日

評価 ★★☆☆☆(27点) 全10話
僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件

あらすじ ごく普通の高校2年生の男子・篠崎遥は、容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能でクラス委員長を務める高嶺の花・香坂秋穂に対し「憧れだけにはしたくない」と勇気を出して告白引用- Wikipedia

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生徒会役員共にかなわない真面目ビッチ

原作はコミックNewtypeで連載中の漫画作品。
監督は長山延好、制作はディオメディア×スタジオブラン。
原作のタイトルは「僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件」だったが、
処女というキーワードがアウトだったのか「しょびっち」という
造語に変えられている。

見出して感じるのは滑りぎみの下ネタだろう。
主人公が同じクラスの女子に告白しあっさりとOKをもらったかとおもえば、
その女子が「良い彼女になるためにまず四十八手を暗記する」と言い出す。
僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件」1

1話の時点で主人公とヒロインの恋愛事情はある程度ケリがついており、
そこから恋人関係が徐々に進展していくようなストーリー展開では有るのだが、
このヒロインが真面目であるがゆえに性的な部分に対しても真面目かつ貪欲に
主人公の求めるままの彼女になろうとし奮闘する。

しかし、そんな彼女に対し主人公は真面目であり、
ヒロインの勘違いシモネタの数々に冷静に突っ込んでいく。
冷静に突っ込んでしまっているがゆえにシモネタがギャグとして成立しておらず、
あっさりとボケてあっさりと突っ込んでしまっており、
ギャグシーンなのに笑えず盛り上がらない。
僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件」

ヒロインたちがサラっと下ネタを言うのは良いのだが、
それに対して鋭い突っ込みがあれば笑いになるのに、
ツッコミが弱いせいで笑いになっておらず、
同じ下ネタギャグアニメである「生徒会役員共」と比べるとツッコミにキレがない。

ボケとツッコミのバランスも悪い。
この作品に出てくる女性キャラは9割がた下ネタを言うキャラだ。
それに対してのツッコミはほぼ主人公のみであり、
ヒロインの行動や下ネタに対して「突っ込む」のではなく動揺するパターンも有り、
ラブコメとしての要素と下ネタの要素がうまく組み合っていない。
僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件」

シモネタに関してもかなり強引かつ無理矢理なネタも多い。
ヒロインはなぜか主人公の性癖を勘違いしているのだが、
よくわからない勘違いの仕方をしており、それがギャグになっていない。
その勘違いが笑い所になるシーンもあるのだが、
いまいちセンスがズレてしまっている。

さらに言えば言葉を濁すような演出が多い。
ラブホをエキホ、エロ本をエキサイト本などの表現に変えているのだが、
そのせいで面白さが半減してしまっている感じも強く、
「モザイク」や「ピー音」で言葉を変えずに表現したほうが良かったと
感じてしまう部分が多い。
僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件」

作画も悪い。
透けブラや妄想の中での裸などのセクシーなシーンもややあるのだが、
作画が悪いせいでセクシーシーンのエロさが薄れてしまっており描写する意味がない。
キャラクターがアップになる時の絵が引きの時の絵をズームにしただけだったりと、
単純に予算が少ないのだろうと感じてしまう部分があるのも残念だ。

1話30分構成であるがゆえに完璧に間延びしてしまってる部分も多く、
せっかくクスクスと笑えそうな下ネタでもテンポが悪いせいで
笑いにつながりきれていない部分も多く、正直見ていてダレてしまう。
もっとテンポよく1話15分位の構成ならば間延びせずに
笑えるシーンも有ったかもしれないだけに残念だ。

キャラクターも多いのだが、多いだけだ。
メインヒロイン以外にも主人公に想いを寄せていそうなキャラも居るのだが、
居るだけで特にそこで三角関係などのストーリー展開になるわけでもない。
一回出るとしばらく忘れられるようなキャラもおり、
ギャグ漫画特有のネタ切れしたら新キャラを出す法則が早い段階で現れていた。
僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件」

総評

全体的に見てタイトルを改変した時点で微妙になったしまった感じの有る作品だ。
滑り気味かつ間延びしている下ネタとキレのないツッコミでは
ギャグアニメとしての笑い所は薄く、
ラブコメの部分としてもシモネタとの相性が悪く、キャラクターの魅力も薄い。

ギャグに関しては合う合わないがあるため、逆に言えば1話の時点で
オモシロイと思った人は最後まで楽しめるだろう。
だが、1話の時点で微妙に感じてしまうと最後まで余り印象は変わらない。
良い意味でも悪い意味でも好みが分かれやすい作品だ。
僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件」

個人的な感想

個人的には生徒会役員共の面白さを再認識しただけの作品だった。
生徒会役員共と類似する部分が多いだけにどうしても比較してしまうが、
比較してしまうと生徒会役員共がいかに面白かったかというのを再認識してしまう。
逆に生徒会役員共が合わなかった人はこの作品のほうが楽しめるかもしれない。

監督がこの作品が初監督であり演出面やテンポなど力量不足を感じる部分が多かった
別の監督だったらもう少し出来は違ったかもしれないだけに
色々と残念だ。

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