百花繚乱 SAMURAI GIRLS

評価/★★☆☆☆(35点)

百花繚乱 サムライガールズ 零巻 ガールズ開花宣言!咲き乱れちゃう限定版!! [DVD]

アームス
監督/KOBUN
声優/平川大輔,悠木碧,釘宮理恵,小林ゆう,寿美菜子,後藤沙緒里,豊崎愛生ほか

あらすじ
元号が「平誠」に改まってから20年余を過ぎた21世紀初頭の日本。鎖国は解かれたものの徳川幕府の治世が続き、慶康が第25代将軍の座に就いていた。 霊峰・富士山の麓に築かれた巨大教育機関・武應学園塾では、生徒会執行部が「豊臣狩り」と称して徳川家に対する反乱分子と認定した在校生への弾圧を強め、その横暴に対する不満は強まる一方であった。

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忠義をチューをかけてみたぜ!

本作品はメディアミックスで展開されており、
一応原作は小説となっている。

基本的なストーリーは一騎当千のような美少女が戦って脱げちゃう感じ。
主人公は空から降ってきた女の子とキスをする、すると女の子は
マスターサムライと呼ばれる強い侍へと覚醒する。
主人公の力とは?マスターサムライとは?空から降ってきた女の子とは?
大日本を取り巻く陰謀は!?という所からストーリーは始まる。

ただ、本作品は序盤から見る気力を奪う。
空から女の子が降ってくる、生徒会、キスで覚醒etc…
既存の作品を彷彿とさせるベタな設定の数々はあまり好印象ではなく、
更にDBのスカウターみたいなものまで出て来る始末。
設定やストーリーであまり新鮮さを感じる部分はない

この作品の最大の特徴は「和」な雰囲気だろう。
特に序盤から多様される「墨」による演出。
裸のシーンで重要な部分に光ではなく墨をかぶせる演出や、
バトルシーンで画面に墨が飛び散ったような演出がなされたり、
キャラクターの縁をまるで毛筆で縁取ったような工夫がなされている。

確かにそれは面白く新鮮でもあるのだが、
墨をぼとっ!と落としたようなもので色々なものを隠してはいるが、うざいだけだ。
はっきり言えば、光でも十分画面が見にくくなるのに墨だと余計に見辛くなるうえ
汚さすら感じる箇所が何箇所かあった。

また、ときおり別に隠すところではないのに適当に墨を画面にばらまくような演出もあり
墨演出はこの作品の特徴ではあるが同時に意味のない部分でその墨演出を使ってしまい
画面を観づらくしているだけのシーンも有った。
世界感にもあっており使い方さえ間違っていなければ、
純粋に褒められたポイントではあったが多用しすぎな上に
無駄に画面を汚しすぎている箇所のせいで斬新なものが結果として
マイナス評価にもなってしまっていた

更に序盤から多発されるエロ。
裸シーンは当たり前、ふんどし姿の女性キャラ、足を舐めるメイド、
口でストッキングを脱がさせる姫など、かなりマニアックなセクシーシーンが多い(笑)
そういったシーンが好きな方はご期待に添えるシーンが多いはずだ。

ストーリー的にはハーレムバトルファンタジーだ。
主人公のキスによって女の子たちをマスター侍へと覚醒させつつ
江戸にはびこる陰謀のようなものに迫っていく。
序盤から中盤こそハーレム的展開も多く、とってつけたようなストーリーが多いが、
キャラクターが魅力的で声優さんもしっかりした方がやられており、
ハーレムものとしてそれなりに楽しめる。

更に終盤間際の盛り上がり方は王道アニメと言えるほど熱い展開だった。
黒幕である徳川も熱いセリフと共に、いい悪役を演じており彼なりの正義も見れた
主人公も最初こそキス落とし魔で好感の持てない存在だったが、
彼も非常に熱い存在で10話前後のストーリーは素直に面白く感じられた。
同時に戦闘シーンは短いながららも、独特の作画がいい味を出しており
ソレナリに迫力のある魅せるシーンになっていたのは印象的だった。

簡単にいえば、王道なファンタジーハーレム系のストーリーだが、
王道なりに最低限楽しめる出来栄えになっており、
声優やキャラクターに愛着が沸けばすんなりと楽しめる内容だ。

しかし、最終話の散らかり方は賛否両論だろう。
敵がわざわざ事情を説明してくれたり、急展開が多く
最終戦闘は白黒になり見づらい上、どうなったかがわかりづらい。
2期がある可能性を残す展開も、見終わった後に「ポカーン」となってしまう

はっきいえば、余計な話などを抜けば、多少の伏線や説明不足を残しつつも
全12話で気持よく終らせることが出来た作品だ。
それをあえてせず、すべての黒幕である天草四郎も残っており
ヒロインがどうなったかもわからず、強引に終わらせた。

更に言えば世界感はぐちゃぐちゃだ。
江戸風な世界感のはずが、デジカメやデータはサーバーにあったり、飛行機があったりと
近代化してるのか古めかしいのか意味不明な世界感は、
それがストーリーや設定に生かされているなら文句はないが、活かしきれていない。

特に生徒会という謎の設定は序盤以外ではほぼ利用されていない。
学園という設定も特に必要性を感じず、何のためにそんな設定があるの?という疑問ばかり。
たまに思い出したかのように其の設定を利用する箇所は、何ともいえない感じだった。

全体的に悪くない、確かにごちゃまぜすぎる設定を巧く使えておらず
お色気要素でひっぱている感も多いが、
王道のストーリー展開は盛り上がり熱くなり、キャラクター達も可愛らしく声優もいい。
お色気要素やキャラクターが気に入れば王道ストーリーは素直に楽しめるだろう。
ただ、最終話の投げっぱなし展開は2期を想定した内容で
せっかく燃え上がった最終話に向けた展開が不完全燃焼になってしまったのは残念だ

2013年に2期が放映された。
2期が1期以上にめちゃくちゃな感じだが、
1期を楽しめた方は2期も楽しめるだろう