「RELEASE THE SPYCE」レビュー

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アクション

評価 ★★☆☆☆(21点) 全12話

あらすじ ある日、空崎市に住む女子高生の源モモは、どこの国にも所属せずに平和のために戦う正義のスパイ組織、私設情報機関「ツキカゲ」にスカウトされる引用- Wikipedia

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ガバガバスパスパ

本作品はTVアニメオリジナル作品。
監督はさとう陽、制作はボンズから独立したLay-duce。
シリーズ構成はタカヒロ、キャラクターデザインはゆるゆりでお馴染みのなもり。

ドバドバキャラクター


引用元:RELEASE THE SPYCE公式サイトより
©SORASAKI.F

1話から何の説明もなく一気に大量のキャラクターが出る。
名前すらわからないキャラクターの「スパイ活動」とアクションを見せられるが、
そのアクションシーンは至って普通であり、新鮮さはない。

キャラクターデザインは「なもり」ではあるものの、
どうにも「なもり」さんらしいゆるふわな感じの可愛さがなく、
「スパイ」というシリアスなアクション要素とミスマッチになってしまっており、
1話から大量に一気に出たせいもあってキャラの名前が頭に入ってこず、
いまいちキャラクターにも愛着がわかない。

へそ出しノースリーブ


引用元:RELEASE THE SPYCE公式サイトより
©SORASAKI.F

そもそも、スパイ活動の際の衣装も謎だ。
彼女たちが暮らす街で悪事を働く組織が暗躍しており、
彼らと退治するために日夜活動しているのが「ツキカゲ」という組織だ。
彼女たちは訓練と特別なスパイスによる肉体向上を用いて、
日夜、正義のために活動している。

敵の組織がやってることは割とえげつない。
人身売買だったり、ドラッグだったり、売春だったりと
「なもり」キャラクターデザインのキャラのいる世界とは思えないほど
深刻な悪事を働いている。

当然、スパイ活動中に「死ぬ」事もありえる。
敵は重火器やドラッグを用いた身体向上、機械兵器など使用し抵抗してくるため、
怪我や命にかかわることもある。
そんな危険な任務につく彼女たちの衣装が「へそ出しノースリーブ」だ。

隠れている部分は防弾、防刃の布で出来ているらしが、
せめて「へそ」くらい隠せよと思うほど露出度が高い。
お遊びでやってる命の危険のないスパイ活動なら違和感がないが、
そもそも「スパイ」なのに顔も丸出しだ。
ニンジャをモチーフにしているらしいのだが、違和感は強い。

盛り上がらないストーリー


引用元:RELEASE THE SPYCE公式サイトより
©SORASAKI.F

主人公はひょんなことからスパイになる。
亡くなった父親が警察官だったこともあり正義感を持て余しており、
そんな中で正義のために活動できるスパイになることになる。
ややスパイになるためのストーリー展開も強引なのだが、
スパイになってからも強引だ。

主人公は「二ヶ月」スパイになるための特訓をする。
たった二ヶ月の特訓で物凄い身体能力と技術を手に入れており、
1クールという尺の短さだからこそ仕方ないのかもしれないが、
主人公がスパイになるためのきっかけ、スパイになるための修行と
物語の始まりから盛り上がりに欠ける。

二ヶ月修行しただけなのに先にスパイになってる先輩と
同じくらいの身体能力担ってるのは違和感しか無い。

ガバスパ


引用元:RELEASE THE SPYCE公式サイトより
©SORASAKI.F

敵組織がやってることはえげつないのだが、
そのえげつなさに対してのストーリーの面白さが薄い。
淡々とスパイ活動をして淡々と事件を解決する。
もう少し盛り上がり所を作れないのか?と思うほどにあっさりとしたストーリーだ

例えば「風俗店」に侵入するという任務がある。
当然、視聴者側からすれば色々と期待感を煽られる場所だ。
しかし、そんな期待感を煽っておいてそういったシーンはまるでない。
この作品は肩透かしばかりだ。

「こういうストーリーになるかな?」と見てる側が想像できるストーリー以下で、
予想外のストーリーや、ハードルを超えてくるということがない。
想定したストーリーよりも盛り上がらないストーリー展開は、
正直見ていて退屈でしか無い。

敵の幹部が出てきてもあっさり倒してしまってあっさり終わる。
そもそも、敵の描写が浅いことにも原因はあるのだが、
ストーリーにおける「盛り上がり所」を序盤から中盤までまるで作れていない。

捌ききれていないキャラクター


引用元:RELEASE THE SPYCE公式サイトより
©SORASAKI.F

メインキャラだけで6人、敵キャラもメインとなるキャラは4人ほど居るのだが、
掘り下げ不足のキャラクターばかりだ。
大した任務でもないのに6人全員で挑んだりするせいで
アクションシーンやセリフが分散し、キャラを「魅せる」という事が出来ていない。

そもそもアクションシーンがつまらない。
「なもり」原案のキャラをアクションで動かしにくいのかもしれないが、
刀や手裏剣など色々な武器を使ったアクションは単純につまらない。
同じスパイものだった「プリンセスプリンシパル」は
アクションシーンにもこだわりを感じたが、
この作品はそういったこだわりを感じない

薬で身体強化して理性を失い痛覚すらも無い敵に対してもあっさり勝ってしまう。
もう少し見せ場やこだわりのあるアクションシーンを描けないのか?と
思うほどにひたすらに浅い。
戦ってるシーンをカットで結果だけでストーリーが進むことも多く、
1話見逃したのか?と思うようなストーリー展開になることすらある。

それぞれが「師弟関係」で二人一組なキャラ構成になっているが、
2人くらい要らなかったのではと感じるほど
キャラクターの魅力や活躍が分散しすぎてしまっている。

雑さ極まる終盤


引用元:RELEASE THE SPYCE公式サイトより
©SORASAKI.F

序盤からこの作品は「味方側に内通者が居る」事を敵の視線から明らかにしている。
終盤で内通者が明らかになり、突然裏切るのだが、
明らかに「内通者が居る」ことを敵の視線から明らかにしないほうが
物語として盛り上がり、衝撃的だったはずだ。
メインキャラが裏切っても「コイツが内通者だったのね」くらいにしかならない。

終盤でメインキャラが殺されるというシーンも有る。
「師匠」たちが殺され弟子しか居ない状況でなんとかするという
主人公の成長も描いているシーンではあるのだが、
死んだはずのキャラクターがあっさりと彼女たちの目の前に現れる。
もう少し見せ場というのを作れないのだろうか?

「実は生きてました」という展開はある意味でお約束だ。
だが、そんなお約束シーンすらこの作品は盛り上げることが出来ていない。
結局、内通者も二重スパイという肩透かしで終わってしまい、
敵の組織の目的も「全人類洗脳計画」みたいなレベルの低い目的であり、
拍子抜けのまま終わってしまう作品だった。

総評:超えてこないハードル


引用元:RELEASE THE SPYCE公式サイトより
©SORASAKI.F

全体的に見て要素自体は悪くない。
かわいいデザインのキャラクターによるスパイアクションもの、
その中で師弟という関係を構築し「なもり」原案キャラらしい百合を匂わせ、
最後には成長した主人公が師匠に意思を受け継ぐという流れ自体は悪くない。
だが、そこに至るまでの流れがガバガバすぎるうえに、浅い。

物語における盛り上がり所が本当に薄い。
売春や洗脳など起こっている事件は大事なのに、
大事の割にはあっさりと解決してしまい、
1話1話たいした見どころもないストーリーが序盤から中盤まで続いてしまう。

メインキャラも6人で、その6人をきちんと捌ききれてるとは言えず、
敵キャラも結局掘り下げ不足で何の魅力もない。
シリアスをやりたいのかコメディをやりたいのかどっちつかずな部分も多く、
終始、ワクワクもしなければドキドキもしないストーリーは退屈でしかなかった。

おそらくストーリー的には主人公の成長と、
師匠の引退による「意思の受け継ぎ」みたいなのをやりたかったのは分かる。
ただ、やりたいことが分かるだけに底の浅さだけが目立ってしまう作品だった。

個人的な感想:プリプリ


引用元:RELEASE THE SPYCE公式サイトより
©SORASAKI.F

2018年にはプリンセス・プリンシパルというスパイ物があり、
作画もキャラもストーリーも設定も、全てにおいて上だ。
可愛い女の子によるスパイ者という基本テーマが似てるだけに
どうしても比較してしまうが、この作品らしい良さというのを感じなかった。

一言で言えば退屈な作品だった。
露骨な萌えやエロもなく、見どころのあるアクションシーンがあるわけでもない。
「タカヒロ」という脚本家で期待できるような「衝撃的」なシーンもなく、
見てる側のハードルを一切超えてこないストーリー展開は退屈でしかない。

個人的に1番疑問だったのは最後の戦闘シーンで
「刀身を消した」のに、それがまるで意味がなかったところだ。
消えてる時間も短く、何の意味があったのか疑問でしか無い。

タカヒロとは相性の悪い私だが、
この作品で、それが決定づけられたかもしれない。

コメント

  1. 名無し より:

    悪いけど、はっきり言って不快。
    貴方からしてみれば、このコメントさえも信者が顔を真っ赤にして何か言っている程度にしか感じないかも知れないが、ファンからすればただ作品を冒涜されただけ、非常に腹立たしいし何か言いたくもなる。
    レビューなら長所短所しっかり書くべき。
    色々拝見させて貰ったが貴方のものは動画含め、吐きたいこと吐いただけ。
    貴方に言ったところで無駄だろうから割愛するがこの作品だって良いところはある。
    どう捉えるか、何を言うかは自由でも果たしてこのレビューもどきに見るだけの価値、役に立つものがあっただろうか。
    こんなものを上げる勇気だけは称える。

    • 笠希々 より:

      コメントありがとうございます。
      できれば、その「良いところ」というのを教えてほしかったところです。
      長所があればしっかり書くようにはしてますが、この作品の場合「主題歌」が妙に印象に残ったことと、
      キャラデザは良かったというところでしょうか?

      吐きたいことを吐いただけというのは欠点の指摘でしょうか?
      欠点を指摘しないで無理やりよいしょするレビューも良いのかもしれませんが、
      その良い所よりも悪い所が目立つ作品なので悪い所を指摘したまでです。

      良いところというのを割愛されてしまって残念です。
      私への文句よりも、作品のファンのお一人として1つでも、
      この作品の魅力を伝えていただいたほうが、
      このコメントを見ている他の方への作品の印象が変わったかもしれません。

      コメントありがとうございました。