「モンスター娘のお医者さん」レビュー

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ファンタジー
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評価 41点 全12話

あらすじ かつてヴィヴル山脈を境とし100年にわたり人間と魔族が戦争をしていた世界。そんな遺恨が残る世界で人間と魔族が共存できる街リンド・ヴルム引用- Wikipedia

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真面目かっ!

原作はライトノベルな本作品。
監督は岩崎良明、制作はアルボアニメーション
ちなみに「モンスター娘のいる日常」という
似たようなタイトルの作品があるが無関係。

わかりやすい


画像引用元:モンスター娘のお医者さん 1話より
©折口良乃・Zトン/集英社・リンドヴルム医師会

1話開始して早々に「あられもない声」を上げるモンスター娘、
彼女を触診しているのは医者である主人公であり、
彼は人間族でありながら魔族専門の診療所を営んでいる。
助手は「ラミア」の少女であり、主人公に恋をしている。

わかりやすい世界観、わかりやすい設定、わかりやすいストーリーの3点セットで、
セクシーな要素はあるものの、どこかまったりしている。
主人公にまるで「性欲」がないかのように見える所がその原因でもあり、
患者がいくら喘いでも、いくらセクシーな格好をしようとも、いくら肉感的でも
彼は「医者」として、「患者」としてしか彼女たちを見ていない。

一応、顔を赤らめたりすることはあれど、
セクシーなシーンは割と多いのに、他のセクシーなアニメに比べると
主人公の反応は極端に弱い。あくまで彼は医師だ、
医療従事者としてモンスター娘に真摯に接する
真っ直ぐな主人公には愛着を持てる。

そんな彼を支えるラミアの少女も、医師として悩み、まだ成長中な彼に
薬師として、恋する少女として、幼馴染として接する姿は微笑ましい。

治療


画像引用元:モンスター娘のお医者さん 5話より
©折口良乃・Zトン/集英社・リンドヴルム医師会

ただ、話自体はものすごく淡々としており、
毎話、違う種族のモンスター娘の患者が現れ、彼女たちの悩みや病気に
向き合い主人公が治療していく。
色々な種族の彼女たちの「生態」を見極めつつ、どんな病かを判断する。

基本的にやってることはパターン化しており、
マンネリ化を防ぐために「セクシー要素」を入れているような印象だ。
作画もすごく良いというわけでもなく、セクシーなシーンが主軸ではない。
それゆえに真面目なモンスター娘の医者の活動に
唐突なセクシーシーンが挟まることで違和感が生まれていることが多い。

言い方は極端だが、強引にセクシーシーンを入れているような印象だ。
ストーリーが真面目な医療モノだけに、
そこに唐突に入るセクシーシーンがちぐはぐな印象を受けてしまう。
各種族の生態がきちんと考えられているだけに、
真面目さと卑猥さがうまく作品の中で同居しきれていない。

ただ、セクシーシーンがなければ淡々としすぎた作品に仕上がってしまう部分もあり
もう少しセクシーさを強めたほうが良かったのでは?と感じてしまう。

シリアス


画像引用元:モンスター娘のお医者さん 4話より
©折口良乃・Zトン/集英社・リンドヴルム医師会

時折、シリアスな展開にもなる。
氷も自然なものしか無い、科学技術などもない世界観であり、
「奴隷商」なども存在する。そういった問題を解決するために
モンスター娘たちのバトルシーンなどもあるものの、
極端なシリアス展開にはならない。

基本的にこの作品は真面目だ。
真面目であるがゆえに極端なシリアスにも、極端なエロもやれず、
だからこそ、常に何処か物足りず、盛り上がるようで盛り上がらない。

出てくるキャラクターは可愛いキャラも多く、魅力的だ。
しかしながら、そんなキャラクターたちに真面目という名の杭がうたれており、
種族の設定や世界観の設定は意外と凝っているのに、
もっと魅力あふれる、もっと世界観が広がるような展開をできるはずなのに、
真面目の枠で収まってしまっている。

話が進むと「ハーレム」的な要素も出てくるが、
肝心の主人公がそういった意思がないばかりか、
セクシーシーンも触診で感じるというのが多く、パターン化してしまっている。

手術


画像引用元:モンスター娘のお医者さん 11話より
©折口良乃・Zトン/集英社・リンドヴルム医師会

終盤は「竜の手術」になる。自身の病を天寿と受け入れ全うしようとしている竜、
そんな彼女を助けるために主人公や今まで出てきたキャラクターたちが
力を合わせて手術をするという展開は悪くなく、
この作品が終盤でようやく盛り上がってくることを感じられる。
竜のうろこを通すための針を作り、竜を説得し、みんなで手術をする。

この作品が真面目に、キャラクターと
ストーリーを積み重ねてきた集大成のような手術だ。命をかけた竜の手術は、
この作品が紛れもない「医療アニメ」である事を実感させる。

最終話はエピローグ的な感じではあるものの、
伏線やメインストーリーというものが薄い作品なだけに、
1クールの作品としてすっきりとまとまっており、
きちんと、1つの作品を見終わった感覚のある作品だった。

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総評:丁寧に積み上げられる面白さ


画像引用元:モンスター娘のお医者さん 12話より
©折口良乃・Zトン/集英社・リンドヴルム医師会

全体的に見て非常に真面目な作品だ。
モンスター娘のお医者さんというタイトル通り、
様々なモンスター娘たちの病気を主人公が診察し、治す。
種族ごとの特徴があり、病に向き合い、治療していくさまは淡々としているものの
その淡々とした感じが地味な面白さにつながっている。

ただ、セクシーなシーンは完全にパターン化してしまっており、
大体が「触診」によるもので、モンスター娘が変わっても
あまりやってることは変わらず、目隠しなどのシチュエーションもあったものの、
あまり練られているとは言えず、強引にセクシーシーンが入っている部分もある。

もっとはっちゃければ面白かったかもしれないが、
この作品は真面目に「医療」をあつかっているだけに
はっちゃけきれずにセクシーシーンが中途半端になっている印象だ。
話が進むことでハーレム化してくるものの、主人公は一途であり、
ヒロインたちに魅力はあるものの、やや物足りなさを感じる。

終盤のストーリーはそんな真面目さが積み重なったことで、
大団円とハッピーエンドにつながっており、
複雑なストーリーがないからこそ作品としてすっきりとまとまっており、
脈絡が薄く、地味な作品であることは否めないものの、
この作品の雰囲気に浸れる良さがあった。

1話の段階ではピンとこないかもしれないが、話が進むと
不思議とこの作品の面白さがにじみ出て、
最後は面白かったといえる作品に仕上がっている。
セクシーシーンは好みが分かれる部分かもしれないが、
そこさえ気にならなけば、まったりと楽しめる作品だ。

個人的な感想:モンスター娘


画像引用元:モンスター娘のお医者さん 12話より
©折口良乃・Zトン/集英社・リンドヴルム医師会

セクシーさを求めるなら「モンスター娘のいる日常」だが、
この作品はいい塩梅の日常アニメに仕上がっている作品だった。
ただ地味さは否めず、淡々としている。
セクシーシーンと相まって好みが分かれる作品だ。

2期があればみたいなと思う部分もあり、
最後まで見れば面白かったと言える作品だが、
微妙に人に「この作品面白いよ!」と言いにくいような作品だ(苦笑)

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