「ゆらぎ荘の幽奈さん」レビュー

スポンサーリンク
ラブコメ

評価 ★★★☆☆(46点) 全12話

あらすじ 霊に憑依されやすい冬空コガラシは、家賃無料の永住権を獲得するために、「ゆらぎ荘」に棲む地縛霊を成仏させるため引っ越してくる。引用- Wikipedia

スポンサーリンク

無難な王道ハーレムラブコメ

原作は週刊少年ジャンプで連載中の漫画作品。
監督は長澤剛、制作はXEBEC。

90年代かな?


引用元:©ミウラタダヒロ/集英社・ゆらぎ荘の幽奈さん製作委員会

見出して感じるのは懐かしさだ。
肉体派の除霊師である主人公が激安の家賃と噂の「ゆらぎ荘」に引っ越してくる。
そこには可愛い女の子の地縛霊が居て…と
ベタベタな設定とベタベタなストーリー展開だ。

ヒロインと一緒に混浴しちゃって暴力をされて失神してと、
この手のハーレムラブコメの「教科書」にでものってるかのような
わかり易すぎる展開は王道というよりは懐かしさすら感じるレベルだ。
ラブひなや、藍より青しなど90年台のマガジンで連載していたような
ひねりのまったくない設定であり、はっきり言って使い古された設定でしかない。

正直、2018年の作品というよりは1998年の作品ですと
言われたほうが納得できてしまう。
キャラクターデザインも何処かで見たことのある感じが強く、
新鮮さはまるでない。

ラッキースケベ


引用元:©ミウラタダヒロ/集英社・ゆらぎ荘の幽奈さん製作委員会

ハーレムラブコメかつ王道なこの作品には当然、ラッキースケベがつきものだ。
何らかのハプニングが起きてヒロインの胸や裸や下着を見てしまい、制裁を食らう。
びっくりするほどひねりのないラッキースケベだがお約束的な
面白さはしっかりある。

「ToLOVEる」のような過激さやとんでもないラッキースケベとは
行かないものの、原作が週刊少年ジャンプの割には色々と頑張っており、
セクシーなシーンを見たいという方の期待にはしっかりと答えてくれる。
さらに言えば、あからさまにローアングルなシーンが多い。

特に「下着」の描写はかなりのこだわりがあり、
きちんと皺まで書き込まれた下着の描写は素晴らしく、
胸などの上半身の描写は正直いまいちなのだが、
かなりむっちりしたお尻や下着の描写は強いフェチズムを感じる。
いわゆる「尻フェチ」にはたまらない描写の数々だ。

主人公


引用元:©ミウラタダヒロ/集英社・ゆらぎ荘の幽奈さん製作委員会

この手のハーレムラブコメの場合、主人公が嫌われやすい。
特に無条件にヒロインから好かれる場合は余計に嫌われる。
しかし、この作品の場合、安易に最初からヒロインが
主人公に惚れてるわけではない。

霊能者でもある主人公がヒロインの悩みを解決したり、
話が進んでいく中でヒロインがきちんと主人公に
恋心を抱くきっかけをきちんと描写しており、
自然な流れでハーレムラブコメになっていく。

ナヨナヨ系ではなく、どちらかというと体育会系な主人公は男らしく、
嫌悪感を抱く要素はない。
物語の中心にいる主人公がきちんと魅力的だからこそ、
ヒロインの魅力もしっかりと際立つ。

ベタベタな主人公の男子の友人ポジションのキャラなども居たりするが、
こういうベタベタな感じの設定が見てるうちに癖になり、
不思議な安心感すら生まれてくる。

面白いシリーズ構成


引用元:©ミウラタダヒロ/集英社・ゆらぎ荘の幽奈さん製作委員会

この作品の序盤は1話1エピソードになっているが、
中盤は1話2エピソードをになっており、
終盤は1話1エピソードに戻る。
序盤の舞台設定やキャラの説明が終わった後に、
中盤ではキャラの掘り下げと日常描写を詰め込む。

描く話によってきちんと尺を使い分けており、
中盤の中だるみやダレを感じさせない。
サクサクと描かれるストーリーとその中で行われるキャラ描写のおかげで、
一人ひとりのキャラクターの印象がしっかりつく。

ただ、メインストーリー的なシリアスな話やイベント的な話の場合は
1話ないし2話構成にしてあるが、シリアスな話はあまり面白くない。
主人公が霊能者だったり、ヒロインたちも色々と特殊な存在であるがゆえに、
いわゆる「バトル要素」があるのだが、これも特に面白くはない。
主人公が強すぎてほとんどワンパンで片付けられてしまうため、
話を引き伸ばした割にはあっさり思わってしまうのはやや拍子抜けだ。

総評:ジャンプに1本は存在してほしいセクシーラブコメ


引用元:©ミウラタダヒロ/集英社・ゆらぎ荘の幽奈さん製作委員会

全体的に見て非常に王道かつ無難な作品だ。
ひねりの一切ない設定とわかりやすいストーリーは、
90年台から続く少年漫画のハーレムラブコメの王道を貫いており、
ハーレムラブコメというジャンルが嫌いじゃない人なら楽しめる作品になっている。

ただ良くも悪くも王道であるがゆえに無難であり新鮮さという意味では薄い。
セクシー描写も「下半身」の描写はかなり気合が入っているが、
その一方で胸などの描写は規制も相まっていまいちであり、
ToLOVEるなどのラッキースケベに見慣れた人にとっては
やや刺激不足な感じは否めない。

キャラクターに関してはバランスよく配置されたヒロインは可愛らしく、
きちんと一人ひとりを掘り下げるエピソードが有り、
主人公も男らしく真っ直ぐなキャラクターであるがゆえに嫌悪感はない。
一言で言えばすごく見やすいハーレムラブコメだ。

欠点らしい欠点は薄い半面で「これだ!」という特徴も薄い。
王道かつ無難な作品だった。

個人的な感想:ピンときそうで来ないヒロイン


引用元:©ミウラタダヒロ/集英社・ゆらぎ荘の幽奈さん製作委員会

ハーレムラブコメだからこそ誰か1人、ピンとくるヒロインがいれば
個人的にはもっと楽しめたかもしれない。
しかし、個人的にはいまいちグッとくるキャラクターが居なかった。
主人公の同級生なヒロインは少しピント来たのだが、
もう一歩足りなかった。

セクシー描写もToLOVEる慣れしてしまったがゆえに刺激不足だ(笑)
作画も頑張ってはいたのだが、おぉ!となるようなシーンは少なかったのも残念だ。
制作会社のXEBECは、かつてはれでぃ×ばと!やマケン姫、
かのこんなど責めたセクシー描写の作品が多かったが、
この作品は本来は得意分野なはずなのにイマイチなのは残念だ。

2018年11月にXEBECはサンライズへと売られたが、
制作会社の体力不足がこの作品にも響いていた感じは否めない。
2期があるかどうかはわからないが、
2期があるならばセクシーシーンでもっと勝負してもらいたい所だ。

コメント