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攻撃力「35000」だと!?「遊 戯 王デュエルモンスターズ 光のピラミッド」レビュー

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評価★★★☆☆(49点)101分
遊☆戯☆王デュエルモンスターズ劇場版「光のピラミッド」 [DVD]

あらすじ
バトルシティでの戦いを経て三枚の「神のカード」を入手した武藤遊戯。ライバルの海馬瀬人は彼を打ち倒すべく、デュエルモンスターズの創始者ペガサス・J・クロフォードのもとを訪れ、「神のカード」を打ち破る強力な二枚のカードを手に入れる。再び遊戯に挑む海馬であったが、そのデュエルの裏には千年パズルと対をなす8つ目の千年アイテム「光のピラミッド」を所有したアヌビスの邪悪なる陰謀が隠されていた。

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攻撃力「35000」だと!?

本作品は遊戯王の映画作品。
北米で公開された作品であり、アメリカ市場での宣伝も兼ねている。
日本では劇場公開されず、逆輸入という形でDVDで販売された。
声優はTVアニメと同じだ。
監督は辻初樹、制作はぎゃろっぷ。

遊戯王は知名度、人気度の割には映画作品は少なく、
劇場版といえるの東映版の30分のものと、
他遊戯王シリーズとのクロスオーバー作品、
現在公開されている「 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」のみとなっており、
長編映画といえるのはこの作品と「THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」だけだろう。
色々な意味で貴重な作品だ。

見だして感じるのは強引なストーリー構成だろう。
海外での宣伝も兼ねていることから遊戯王を見ていない人にもわかりやすいように
1から「遊戯王」の流れを説明している。

なにせ冒頭は遊戯が千年パズルを組み立てているシーンから始まる
それと同時に本作品オジリナルである「8つ目の千年アイテム」の
発掘風景も描写される。
しかし、そうかと思えばいきなりバトルシティ編の後に時系列が移る。

冒頭のストーリー構成としてはかなり強引であり、
初見に優しい作りにも見えるのだが、遊戯王を知らない人が見ても
すでに人間関係なども描写された後の時系列に一気に飛んでしまうため、
あくまでも「ファン向け」の作りになっている。
しかし、ファン向けと割り切ることでファンならば間違いなく楽しめる。

ストーリー的には海馬が神を超えるカードを求め
ペガサスに会いにいくというところからストーリーが始まる。
ペガサスと海馬の再戦、それだけでもファンならば見たいと思ってしまうはずだ、
ボロ負けしたペガサス相手に「トゥーン対策」をきっちりとし、
ペガサスとの神を超えるカードを賭けた戦いは素直に面白い。

10年前の作品なのでやや作画の古さは感じるものの、
モンスターの動きも非常に細かく描いており、
可愛らしいトゥーンの動きと、迫力あるモンスターの攻撃の演出、
「劇場版」という名に恥じない作画のクォリティになっており、
スクリーンで見たとしても遜色のない出来栄えだ。

更にバトルもかなり詰め込んでいる。
冒頭の遊戯VS海馬戦、ペガサスVS海馬、城之内VSモブキャラ集、
遊戯VS海馬、映画オリジナルキャラVS遊戯と、
最後まで描かれないデュエルなどはあるものの1時間40分の尺の中で
これだけのデュエルをストーリーの中で自然に描いている。

そしてジャンプ漫画原作のアニメ映画ではよくある展開だが、
映画オリジナルキャラに尺を稼ぎすぎて、
肝心の本編キャラの描写が厳かになることがよくある。
しかし、本作品の場合は映画オリジナルキャラを殆ど描かない(笑)

本作の敵キャラとも言える存在はゾンビ状態であり、
海馬と遊戯のデュエルの中で消費されたLPを吸収しつつ
復活待機しているため、出て来るのが終盤だ。
結果的にほとんどキャラの掘り下げのようなものもなく、
ざっくりと「悪い存在」という感じだけで描いており、
そのおかげでデュエルの描写にしっかりと尺を割いている。

シンプルなストーリーの中でファンならば盛り上がる対戦カードで
しっかりとデュエルを描写し、遊戯王らしいストーリーを展開しながら、
1時間40分という尺でシンプルに面白いといえる作品に仕上げている。

全体的に見てシンプルであるがゆえに、
名作とは言いがたい部分はあるもののファンならば
しっかりと楽しめる内容になっている。
特に海馬VSペガサスのデュエルなどトゥーンに苦戦した海馬だからこその、
再戦の仕方はこの作品だからこその面白さだろう。

惜しむべきはシンプル過ぎるストーリー展開と、
せっかくの海馬VS遊戯の戦いが中断されてしまったことだろう。
どうでもいい映画オリジナルキャラにせっかくの勝負を邪魔されてしまう。

これでデュエルを改めてオリジナルキャラと
遊戯でやり直すならまだよかったかもしれないが、
海馬VS遊戯の最中に海馬を放り投げてデュエルに乱入するため、
何とも微妙な感じで不完全燃焼で終わってしまう。

もう少し早くオリジナルキャラが復活すれば印象は違ったかもしれないが、
ラスト20分で満を持して登場する敵キャラでは盛り上がりが薄く、
映画の締めのデュエルとしてはどうにも締まりきらない。
それならば海馬が精神だけ乗っ取られた状態などのほうが、
絵的には盛り上がっただろう。

オリジナルキャラが使うカードも謎効果で
攻撃力が35000という意味不明な数字になったりと、
終盤はかなり大味な感じのするデュエルになってしまったのは残念だ。
ある意味でアメリカで公開された作品らしい大雑把な感じとも言えるのだが(苦笑)
(実際のカードでは攻撃力3500、特殊条件で3000ポイント更にUPになったようだ、
35000という数字はどこから出てきたのだろうかw)

更に言えば海外のみでの公開だったということだろう。
現在、この作品を見るためにはAmazonなどでDVDを買うか(絶版)、
レンタルしかない。

期間限定ではあるがGyaoで現在有料配信されており、
期間をすぎれば視聴が困難な作品だ。
今すぐ見たい方はGyaoで210円で配信されているが、
2016年5月12日までしか見れないので注意だ。

個人的に「THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」を見て
久しぶりに遊戯王熱が再燃してこの作品をGyaoで発見し初めて見たのだが、
見終わった後に遊戯王熱がいい具合に収まった感じのする作品だ(苦笑)

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