Bartender

2010年3月4日

Bartender感想

評価/★★★★☆(72点)

Bartender感想

制作/パルムスタジオ
監督/渡辺正樹
声優/水島大宙,藤村歩,石森達幸,家弓家正ほか


あらすじ

「神のグラス」・・・
そう呼ばれる至高の一杯を創り出す天才バーテンダー ・ 佐々倉溜。
彼のいるBar “ イーデンホール ” を訪れる客は、差し出される一杯に心を奪われる。
時としてそれは、思い出を呼び覚まし、時には哀しみを癒し、
そして時には沈んだ心に火を点す。
カクテルにまつわる豊富な情報が盛り込まれた、
大人の心を癒す新感覚アニメーション。

酒の神バッカスが宿るアニメ

カクテルや酒を題材にしたアニメということで、
最初に浮かんだのは「神の雫」
しかし、あの漫画がそんなに好きではないのであまり期待してなかった。
高い酒、飲んだことの無いワインの数々。
味の想像が出来ない食が題材の作品は、あまり理解できない。
この作品も恐らくそうなのだろう、そういう先入観があった。
しかし、第二話で角が出てきて、このアニメに対する見解が一気に変わった。
そう、こういう美酒や美食の漫画やアニメでは
基本的に高いものや、海外のものが多い。
そのような状況で、国産の1000円ほどのウィスキーを
思い出の酒として出した瞬間に体中にゾクゾクした
いい作品の予感を感じさせました
その後も作品の雰囲気は崩れない。
様々なカクテルや酒に合わせて話は進んで行く。
ワイン、ジントニック、水割り、シャンパン、ビールetc…
飲んだことのある酒が度々出てきて、
そのたびに自分の舌に酒の味が蘇ってくるようだった。
全く知らない酒やカクテルが出てきた時は
「飲んでみたい・・・」と思ってしまった。
ネタバレになってしまうけど、
シャンパンと黒ビールを合わせたカクテル、
「ブラックベルベット」は驚きました。
カクテルの薀蓄は確かに多いが、カクテルを出す客には必要な要素。
たんたんと、盛り上がりも無くストーリーが、
疲れて帰ってきて、少しだけ酒飲むときには最適なアニメ。
その雰囲気は大人の心を癒す」 のキャッチコピーにふさわしい
しかし、盛りあがりに欠ける展開は話数をおうごとに
名作の雰囲気から、普通の雰囲気に変わってしまっていた。
後半、客の過去や素性を今まで出てきた登場人物が
語るというパターンになってしまいます。
これが非常に微妙だった・・・、意味のある演出だったのだろうか。
短い話でもいくつも詰め込んで、1話という形でも良かったんじゃないのかな。
無理矢理、短い話を長い話にしてる感じがして微妙な空気感を醸し出していた。
それだけが非常に残念。
お酒が好きな人、よくバーに行く人、是非見てもらいたい作品です。