アスラクライン2

アスラクライン2感想

評価/★★★☆☆(58点)

アスラクライン2感想

制作/セブン・アークス
監督/草川啓造
声優/入野自由,戸松遥,野中藍,豊崎愛生ほか
全13話


あらすじ

高校入学を機に1人暮らしを始めることにした夏目智春。彼は3年前から自称:守護霊で幼馴染の少女・水無神操緒に取り憑かれていた。 智春の兄・夏目直貴が暮らしていたオンボロ屋敷・鳴桜邸に引越した日、鳴桜邸に2人の美女がやって来た。直貴から託されたという銀色のトランクを届けにきた黒のスーツの美女・黒崎朱浬、そしてその晩、トランクを奪いに鳴桜邸へ忍び込んだ巫女装束の美少女・嵩月奏。この銀色のトランク「イクストラクタ」を手にした事を契機に、智春は世界の隠された真実と向かい合う。第一生徒会会長・佐伯玲士郎は言った。神は人間を見放し、この世界は1度滅び、「悪魔」の力を借りる事でやり直した「二巡目の世界」なのだという事を。

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ある意味、Mな方向けアニメ

おしい・・・非常に・・・おしぃ!!
本作品の1期である「アスラクライン」は残念ながら酷評せざる負えない出来栄えでした、
しかし、この2期は違った。
基本的なストーリーは前期からの続き、
前期のストーリーを見ていないとまったくついていけないので、その点はマイナス評価だが
分割2クールと考えると仕方ない。
しかし、ストーリーの出来栄えは素晴らしかった。
1期では残しまくりで消化不良だった伏線や設定を素晴らしく昇華させ、
裏切りが続く中盤からの熱い展開、異なる次元同士の事件やストーリー展開、
そして最後の展開・・・。
1つのロボット系ファンタジーとして素晴らしい出来栄えになっていた。
前半部分は1期と変わらず詰め込みすぎて展開が早くついていけない場面が多かった、
第1話の時点から「コアラ」が出てきたときは流石にこの作品大丈夫か?と
不安にもなったが・・・
だが、途中からの展開は怒涛ともいえる。
別次元の自分の存在、意外な人物の裏切りがあり、更に裏切りがある。
更には別次元へ飛んでしまう中盤からの展開は、
様々な伏線や設定をうまく消化していっていた。
特に主人公が別次元で悪魔化した展開は思わず「おぉ!」と唸ってしまうほど、
設定の使い方がうまかったように感じる、
更には別次元の世界をすくい自分の次元へ戻る展開も熱かった、
近年稀に見る熱さを感じた展開だった。
終盤の展開は若干強引だ。
敵側の考えていることは
「好きな人が死んだ、こんな世界嫌だから違う次元で好きな人と仲良くしたいの!」という
何ともぶっ飛んだ思考の持ち主だ(苦笑)
しかし、そんなぶっ飛んだ思考もこの世界感だからこそ生きていた
しかし、最終話の「誰も死なない」展開は若干不満は残る。
そこまで散々、力を使うことのリスクがつきまとう作品だっただけに
あれだけ大きな戦闘や大きな力を使っていながら、
最終的には生き返っているキャラクターもおり、少しだけ消化不良になった。
だが、ハッピーエンドで終わる話は後味がすっきりしており
1つの作品を見終わった充実感は何ともいえない。
変に話を引き伸ばし、3期があるような展開にならないのも好感が持てた。
全体的に中盤からのストーリーは怒涛かつ衝撃な展開で楽しめた。
だが、それだけに序盤のストーリーや前期のストーリーの存在が
この中盤からのストーリーの評価を引っ張ってしまった。
1期を我慢してみて中盤までのストーリーを我慢して・・・ようやく爆発する(苦笑)
そこまでに色々な思いが溜まっているからこそ、中盤からの展開の評価がぐいっ!と上がる。
例えるなら、普段は強面でカツアゲとかしてるお兄さんが突然子犬と戯れるようなアニメだ。
それだけに人には勧めづらい、最終的には面白い作品なんだけれども、
途中で見るのをやめてしまう可能性が高い、ある意味では外国人に納豆を進めるようなものだ
私もアニメレビューを指定なければ、1期の途中の段階で見るのをやめていたかもしれない。
それだけに惜しい・・・
更にこの作品の難点としてキャラクターが多い。
多い上に「1巡目」の世界と「2巡目」の世界で同じキャラクターが居たりと
しっかりとキャラクターを憶えていないと若干混乱する部分もあった
ぶっちゃけ居らないんじゃないか?と思うキャラクターもいるので、
一人の一人のキャラクターの心理描写が甘く感じる部分もあった
特に本当は泣けるんだろうな~・・・というようなシーンで泣けない(苦笑)
作画の方も不安定な部分が目立つのは気になった。
作画崩壊ギリギリなシーンも見受けられ、細菌の作品としては低レベル。
戦闘シーンも最終話や中盤の作画は悪くはないものの、
もう少し演出や細かい部分にこだわればもっと熱くなれただけに残念。
難しいだろうが、三部作くらいで映画化されたら化ける可能性がある作品だ。
爆発するまでのストーリー構成を見直せばもっと評価があがるものがある、
それだけに惜しまれる作品だ。
ただ、個人的には楽しめた。
中盤までは耐えればそこから面白くなるアニメなので、時間がある方にはおすすめな作品です。

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