ゼロの使い魔

ゼロの使い魔感想

評価/★★★☆☆(56点)

ゼロの使い魔感想

制作/J.C.STAFF
監督/岩崎良明
声優/釘宮理恵,日野聡,堀江由衣,川澄綾子ほか
全13話


あらすじ

平凡な高校生・平賀才人はある日突然、異世界ハルケギニアに召喚されてしまう。彼をこの世界に召喚したのは、トリステイン魔法学院の生徒でありながら魔法の才能がまるで無い「ゼロのルイズ」こと、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールだった。
失敗とはいえ、召喚の儀式によって呼び出された才人は、「使い魔」としてルイズと契約のキスを交わす。すると、才人の左手には使い魔の証である契約のルーンが浮かび上がった。こうして、ルイズと「犬」扱いされる才人との奇妙な同居生活と冒険が始まった。

ルイズルイズルイズ!

ツンデレのアニメといえば?と聞かれると
「灼眼のシャナ」と本作品を上げるひとが多いだろう。
ある種、ツンデレという言葉を定着させた作品かもしれない。
原作はライトノベルです。
基本的なストーリーは異世界召喚型のファンタジーもの。
平和な日本からいきなりファンタジーな世界に召喚された主人公と
主人公を使い魔として召喚したヒロインのファンタジーストーリー、という感じ。
ただ、ファンタジーにカテゴリーしましたが基本的には
ヒロインの「ルイズ」のツンデレ&サイトへのお仕置を楽しむ作品かもしれない(苦笑)
序盤は特にその要素や強い。
いきなり異世界に来て戸惑う主人公の過去は一切描かぬまま
主人公が何かしでかすたびに「犬!」と罵られ、
中盤以降は鞭でお仕置までされてしまう始末(笑)
ある種、Mな方にはたまらない要素を秘めているかもしれない。
ファンタジー世界でのラブコメを描きつつ、巨乳キャラクターのお色気要素も混じえて
キャラクターへの愛着を深めていく序盤のストーリーは悪くはない。
ただ逆に言えばヒロインである「ルイズ」を気に入らなければ、
本作品は全く楽しめない作品になってしまっている点は残念でならない。
ルイズの行動や言動はかなりきつい。
いきなり異世界に来た主人公に対し使い魔なので奴隷&犬扱い、
お仕置きされるは食事無しにされるはと結構キツイ(苦笑)
その要素をツンデレのツンという部分で受け止めるか、
ただの暴力行為と受け止めるかで作品の印象は大きく違う。
ルイズのキャラクターを受け入れることが出来れば、中盤以降のデレの部分も可愛く見えてしまう。
中盤以降のルイズと主人公の関係性の変化は自然かつ、
いきなり恋に落ちたりしない点は非常に好感が持てるストーリー構成だ。
だが、終盤のシリアス要素は脚本の弱さを感じてしまう。
ルイズ。というキャラクターが居なければ本筋のストーリーは
どこかで見たような普通のファンタジー話でしか無く、面白味や独創性があるわけではない。
ファンタジーでの世界での2国間の戦争や主人公とヒロインの秘密など
ベタかつ普通だが、あくまでもルイズというキャラが居るからこその世界感が築かれている。
その点はマイナス要素でもありプラス要素でもある。
「ルイズ」のキャラクター性が強いからこそ、サブキャラの掘り下げは少なく
あったとしても微妙に上辺のお色気だけでいまいち面白味のあるストーリーではない。
制作側が「ルイズ」の魅力を伝えることだけに力を入れすぎているのも気になった。
活かせばもっと魅力あふれるキャラクターは居た。
巨乳メイドのシエスタや、寡黙なタバサ、微妙にファンがいそうなモンモランシーと
1クールという短さでは「ルイズ」というキャラクターだけに焦点を当てるしかないののは残念。
しかし、全体的に1クールの割には起承転結がしっかりしている。
序盤では二人の出会いを描き、中盤では二人の関係性の変化を描き、終盤では二人の別れ?を描く。
全13話の割には伏線などは残しつつもきれいに纏まった
ストーリー展開は原作が続いている作品のアニメ化と考えると非常に優秀な構成だ。
ただ、シリアス要素につきもののバトルシーンの迫力がいまいち弱い。
せっかく剣一本で戦ういまどき珍しい主人公なのにアクションシーンが単純なのは何とも惜しい。
最後の戦闘機やルイズの虚無の魔法など、もう少し迫力があれば素直に評価できる
いいアクションシーンになりそうなのに圧倒的な迫力不足。
やはり1期はあくまでも「ルイズ」というキャラクターを推す作品だということかもしれない。
ルイズを好きに慣れるかどうか。
この作品を気に入るかどうかはそこに全てがかかっています。
個人的にはアンリエッタが好きなので楽しめた作品です。
いや、川澄綾子さんが好きなだけとも言えるんですが・・・w