XXXHOLiC -真夏ノ夜ノ夢-

XXXHOLiC -真夏ノ夜ノ夢-感想

評価/★★★★☆(58点)

XXXHOLiC -真夏ノ夜ノ夢-感想

制作/Production I.G
監督/水島努
声優/大原さやか,福山潤,中井和哉,伊藤静ほか
全1話


あらすじ

謎めいた館に招かれた侑子と7人のコレクター達。しかし、コレクター達は次々と姿を消してゆく。果たして館の主の目的は?

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ミステリー好きなら館は外せない

冒頭に若干のキャラクターの説明やストーリー展開は
原作を見ていなくても分かりやすいストーリー展開は非常に好感が持てた。
本作品から「XXX HOlic」という作品を知り、見ても問題はないだろう。
といより、恐らくこの作品から見たほうがこの世界感に入りやすいかもしれない。
迷路のような洋館は、個人的にですが妙な「ワクワク感」に駆られる。
主人公である四月一日が化粧室を求めて洋館をさ迷い、
四畳半の部屋や不思議な通路、摩訶不思議な部屋の数々を歩くシーンは
ミステリー好きなら期待感を彷彿とさせるものだ。
次々と消える来客者、一人、また一人と消えていく。
蝶の触角、鉄条網、首輪などを様々なものを飾っている部屋なども現れ、
この後どうなるんだ!?どういう結末になるんだ!?というドキドキ感が
物語が進むほどに高まっていく。
そして結末は・・・
そう、その結末が残念だった。
中盤までの期待感、おぞましさ、ドキドキ感を納得させるだけのオチとは言えず、
XXXHOLiCという作品の性質上仕方ない上に、1時間という尺の都合上は無難なラストともいえるが
広げた風呂敷の大きさの割には小さいものを包みこんでしまったような印象を受けた。
ただ、1時間という構成を考えれば非常にいい出来だった。
不思議な館、ホラー、起承転結、キャラクターの使い方など
1時間のアニメ映画としてはきちんと構成され、見たあとに心地いい感覚を残してくれた。
また、後に放映されるTV版に比べると、動きがコミカルになっており
この作品独特の手足の長さを上手く生かしているように感じた。
しかし、所々引き伸ばしを感じた。
まとめれば40分ぐらいで終わってしまうので、残りの20分間を頑張って伸ばしたよっ!
というような1シーンごとの長さを感じてしまった。
ただ、こういう形で毎夏1ホラーを提供するような作品形式でも、
XXXHOLiCの今後の展開はいいんじゃないだろうか?
定番化すれば、それなりの興行成績を残せそうな感じがするのは私だけでしょうか(苦笑)
全体的に1時間という尺でXXXHOLiCという作品はこんな感じだよっ!というのに
伝えやすい内容と魅力を秘めた作品だ。
この作品の後にTVシリーズが作成されたのも納得のいく出来栄えだろう。
XXXHOLiCを見るならTVシリーズを見る前に是非、この映画作品から見て欲しい。
この妖艶で独特な世界感を耽美に楽しむことが出来るだろう。