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ゲートキーパーズ21

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ゲートキーパーズ21感想

評価/★☆☆☆☆(12点)

ゲートキーパーズ21感想

制作/GONZO/ディジメーション
監督/山口宏
声優/大谷育江,埴岡由紀子,関智一,能登麻美子ほか
全6話


あらすじ

時は2001年。イージス・ネットワークのメンバーである五十鈴綾音は、人類を征服しようと暗躍するインベーダーを倒すべく戦いの日々を送っていた。そんなある日、綾音は月夜に空を舞う少女の姿を目撃して…。

誰が望んだのか?

本作品はゲートキーパーズの主人公の娘を主人公にしたOVAシリーズ。
ただし、前作のヒロインと主人公の娘ではなく、
落ち込んでいた前作の主人公を慰めた五十鈴との子供。
・・・は?と思った方も多いだろう(苦笑)
前作の主人公とヒロインが結ばれて、娘が生まれてその娘が主人公のOVA!なら
非常に期待できるし、ゲートキーパーズを見たかたなら見たくなるだろう。
せっかく前作ではいい感じで終わった展開をぶち壊して、
いきなり出てきた女性と前作の主人公との娘という設定にする必要があったのだろうか・・・
さらに前作の主人公は死亡済。
(この設定については小説、またはドラマCDでわかります)
もう誰得?といわざるを終えない。
前作でやったことが全て無駄と言われるような展開と設定は、
前作を見た後で見るのは非常につらい思いがあった。
私が見た全24話の物語で感じた思いは無駄だったのだろうか・・・?
前作のあのハッピーエンドを否定してまでこの作品を作る意味はあったのだろうか、
更に小説版であるゲートキーパーズ1985~二つの刻の狭間で~を読まないと
わけがわからない部分や設定も多く、
わざわざ買うはめになってしまった私の時間とお金を返してほしい(苦笑)
ハッピーエンドで心地のいい気持ちで小説読んだら、バッドエンド的で辛かったですし・・・
基本的にはストーリーは暗いムードで進む、しかし、ストーリーの練りこみは甘すぎる。
ただ、前作の主人公の娘である暗い雰囲気の少女五十鈴綾音の戦いと成長を描いてはいるが
最後に「夢落ち」のような超ご都合主義展開が待っており
見終わった後にまったくスッキリとしたイメージがわかない。
ここでご都合主義を持ってくるくらいならリアルで欝な設定をご都合主義にしてもらいたかった。
しかし、前作ではボス的存在だった影山零士は格好良かった・・・。
敵であったものが味方になっている熱い展開とゲートを使うたびに蝕まれていた体、
ある種、彼が主人公とも言える展開は胸を打たれるものがあった。
だが、所詮は誰得設定を基盤にしている作品に過ぎない。
なんども言うが「誰が望んでこんな展開になった?」「誰が望んでこんな続編にした?」と
脚本を書いた人に小一時間ほど問い詰めたいくらいだ。
見ていない人にもわかりづらく伝えるとするならば・・・
機動戦士ガンダムGの後日談OVAが作られたら、
デビルガンダムが復活し、ドモンは死んでいて、
新たにGガンダムに乗ったのはドモンと誰か知らない女の人の娘だった。
だが、東方不敗は生きていた・・・
的な印象です(苦笑)
全体的に説明不足なうえ、ドラマCDか小説を見ていなければ
設定をつかめないストーリー展開やご都合主義的落ちのつけ方は
「商業的なアニメ作りの汚点」ともいえる作品です。
確かに映像は悪くは無い、ストーリーも熱い展開もあった。
しかし、前作を否定するような展開はストーリーに素直に入り込んでいく余裕を与えず
何で続編作ったの?という印象しか残らない。
個人的には、シリアスな展開が好きな方意外にはこの作品を見ることをお勧めできない。
「ゲートキーパーズ」という作品は24話で1期しか作られていなく、
OVAやドラマCD、小説版は無かった事として認識したほうが
「ゲートキーパーズ」という作品に対しての印象を悪くしなくてすむ。
この作品は低評価せざるおえない。
ゲートキーパーズを見た後ならなおさら「見たくない」作品だ。
私的には「無かった」作品として忘れ去ろうと思います・・・(苦笑)

「」は面白い?つまらない?

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