ダンタリアンの書架


ダンタリアンの書架感想

評価/★★☆☆☆(27点)


ダンタリアンの書架感想

制作/GAINAX
監督/上村泰
声優/小野大輔,沢城みゆき,能登麻美子,櫻井孝宏ほか
全12話


あらすじ

蒐書狂(ビブリオマニア)である祖父から、古ぼけた屋敷とその蔵書を引き継いだ
ヒューイは屋敷の地下で静かに本を読む少女、ダリアンと出会う。
彼女は禁断の「幻書」を納める「ダンタリアンの書架」への入り口、
悪魔の叡智への扉だった……。




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朗読アニメ

原作はアスラクラインなどで有名な三雲岳斗によるライトノベル作品
アニメ制作はGINAX
基本的なストーリーはミステリー
ビブリオマニアだった祖父から遺産として引き継いた多くの蔵書と少女、
主人公は「幻書」にまつわる不思議な出来事に巻き込まれていく・・・
という感じだろうか?
まず見だして感じるのは強い「違和感」だろう
まるで実写のような背景はたしかにすごいのだが(というか実写を加工してる)
キャラに背景が全くもってあっておらず、まるで人形劇のような感じになっており
はっきり言って浮いている。
ただ、この実写は一部分なので、気にしなければそこまで問題ではないのだが
一部分だからこそ目立ってしまっており、なんでこんな背景にしたのかが謎だ
ストーリー的にも第一話からかなりインパクトに欠ける。
幻書と呼ばれる不思議な本、まあ魔法の本のような感じをイメージすればわかりやすい、
そんな本が起こした事件を解決するのだが、
本が呼び出した?ドラゴンをやっつける方法がびっくりだ。
主人公がヒロインの中?にあるダンタリアンの書架から本を引き抜き、
本を読み上げる、するとどうでしょう!ドラゴンをやっつけられました。
演出で色々とごまかして入るものの、
主人公がしたのはヒロインの胸に手突っ込んで本抜いて読んだだけ。
更には本を読むシーンも異常に長い。
一話だけならまだ許せたが、二話も同じだ。
ヒロインを抱きかかえて敵から逃げて、ヒロインの胸に手つっこんで本を抜いて
主人公が本を読んで敵を退治、わーい
・・・・何がしたいのだろうか(苦笑)
幻書がまつわりミステリー事件はそこそこ堅実に作られており面白い。
だが、肝心の幻書を封印するための方法が地味すぎて、つまらない
ミステリー事件が面白いだけに、その解決方法が本を読むだけというのは
何ともすっきりと「解決」した感じがない
本当にミステリー部分の出来栄えはいい、
不思議な力を持つ幻書と人間の本能が絡んだがゆえに起こる事件は
堅実かつ深みのある内容になっており、純粋におもしろい。
室のいいミステリー小説を読んでいるような気分にひたれるアニメはなかなかない。
だが、それ故に解決のほとんどが主人公が本を読むというのが釈然としない(苦笑)
更には6話でいきなり新キャラが出る。
新キャラが出るのはいいが、その新キャラのストーリーは主人公とヒロインと関係無い所で
ストーリーを展開し、関係ないまま終わる(笑)
唐突に現れたキャラと既存のキャラの関係性やつながりがないのに
いきなり新キャラのストーリーを展開するのはなんとも言えなかった。
結局、この新キャラは主人公とヒロインと絡まない
原作で人気が高かったから出したのかもしれないが、
絡まないキャラのために話をさくより、主人公とヒロインの話に割くべきだ。
更には最終話まで行ってもダンタリアンの正体やほかの鍵守りや書架の目的など
まったくもってわからない部分が多すぎた。
不完全燃焼の部分が多すぎて、この作品の方向性が定まっていない
全体的にミステリー部分は良かった、だが解決するときの幻書朗読シーンや
1クールの放映期間では主要キャラと絡まなかった新キャラや、
ダンタリアンの中の少女の正体?など描いたはいいが解決する話が無いので
もやもやした感じが強く残る。
結局、最期まで見てもなにがなんだかわからない部分が多すぎる
中途半端に他の鍵守りや読み姫を描いてしまったせいで消化不良の部分が多い、
ある程度割りきって主人公とヒロインだけでミステリーと
幻書というファンタジー要素が絡んだ一話完結の話を淡々と描いたほうが
すっきりと1クール見れたはずだ。
前半の地味だがミステリーファンタジーは私は割と好きだった、
だが長すぎる朗読や他の鍵守りなどの存在が作品の面白さを落としていた
これが2クールの作品で原作通りに完結させるのであれば
他のキャラクターを出すのは問題ないのだが、完結させるない気の作品で出してしまったのは
蛇足としか言い用がない。
最初から2クールあればもう少し面白くなったかもしれない作品なのが
なんとも残念だ。
また制作がガイナックスだが、本作品ではガイナックスらしさをあまり感じなかった
あえて言えば9話のあの演出くらいだが・・・(苦笑)
2期があれば見たい作品ではありますが、売上を見るとかなり厳しそうだ
原作者も出版社と揉めたようだし、なんとも不遇な作品でした