ブレイク ブレイド


ブレイク ブレイド感想

評価/★★★☆☆(58点)


ブレイク ブレイド感想

制作/プロダクション I.G,XEBEC
監督/アミノテツロ
声優/保志総一朗,斎藤千和,中村悠一ほか
全6話


あらすじ

地中から化石燃料が採れないクルゾン大陸。ここに住む人間はすべて、
個人差はあるものの生まれつき石英に命令を与える能力である「魔力」を持っていた。
人々は石英を利用して照明や熱源、機械の動力として活用。
そして人型兵器魔動巨兵(ゴゥレム)を造り出した。




スポンサーリンク

手書きロボットはやっぱりいい!

原作は無料ウェブコミック誌『FlexComixブラッド』にて
連載中の漫画作品。
本作品はなぜか全6話、それぞれ映画として劇場で公開された
基本的なストーリーはロボットアニメ。
石油がなく、ほぼ全ての人間が魔力を持っており、人間は魔力で生活をしていた
軍事力もまた魔力で動くロボット、ゴーレムによるもので現在3カ国が戦争状態。
主人公はそんな世界で魔力を持たない人間だった。
だが、そんな彼が魔力で動かないロボットに乗ったことで自体は急変する
という感じだろうか
始まって早々、テンポが悪い。
原作を知っているならまだしも、物語のスタート段階で
これだけ「ゆっくり」とスタートしているのは若干致命的、
おそらく全6本でだいぶ尺に余裕があったのではないだろうか
全体的にストーリー展開は非常に遅い
しかしながら、重要なロボット部分は悪くはない。
重量感を感じることのできる演出と効果音は凝っており
ロボット本体の「重さ」を感じることができる戦闘はSFロボット好きならば一見の価値のある
考えられた戦闘シーンも凝っており、この重量感はロボットアニメ好きにはたまらないのだが、
重量感を出すために戦闘シーンの速度不足が感じられる
マクロスFやガンダム00などの戦闘を見た後だと、
この遅さは「独特」ながらもストーリー展開の遅さと相まってテンポの悪さを後押ししていた
だが、その戦闘の遅さを感じるのは2話まで。
3話移行の戦闘シーンのスピード感と重量感は凄まじく、
昨今のただ早いだけ、ただ作画がいいだけの戦闘シーンとは違い
きちんと練られた戦闘シーンはロボットアニメ好きならば一度は見て損はない出来栄えだ
この重量感が生み出されている要因は、
やはり「手書き」による表現だからこそだろう
確かにスピード感を出し、高画質な作画であることはアニメ好きとしては嬉しい限りだ。
だが、この手は気による重厚さは、胸の奥にある何かを彷彿とさせ、熱く燃えたぎる。
終盤の「手裏剣」を使った戦闘は、素晴らしかった・・・。
躍動感、練られた戦闘、手裏剣という武器、重厚さ、
「あぁ、今ロボットアニメ見てる!!」と実感できるロボット同士の戦いは燃えた
だが、根本的にストーリーが遅い。
しかも、全6話でそれぞれ映画として上映していたことを考えると
この遅さは連続映画作品としては致命的だ。
だが設定や世界観は面白い。
例えば主人公の機体はほかのロボットと全く別物、
魔力と意思で操作する普通のゴーレムと違い主人公機は、手で操作し動力炉を持っている
だが、その設定も尺があんなにあるのに説明はわずかで未解決な部分も多い
原作がまだ完結していないので仕方ないのかもしれないが、
全6話見てもストーリー的に未完。
全体的に見てロボット戦闘シーンは素晴らしい出来栄えだ、
あえて手書きで描いたことによる重厚さは昨今のロボットアニメで
物足りなさを感じている人にはぜひ見ていただきたいのだが、
いかんせん、ストーリーが足を引っ張っている。
特に一話はプロローグ的で本格的に盛り上がるのは3話、
それ以降もストーリー展開の遅さとありがちなキャラクターたちが織り成す話は
いまいちインパクトに欠け、冒頭から登場していたライバル敵も途中退場して
最後のワンシーンしか出てこず・・・(苦笑)
更に唐突に現れるセクシー要素だけは本当に謎だった。
思わず、キャラの下着姿が出た瞬間、
「え?」と言葉が出るくらい唐突w
取ってつけたような感じが半端ない、別にいらなかったのでは・・・。
そもそも、なぜ全6話で全部映画なのだろうか。
原作は非常に人気の高い作品であることはわかるのだが、
さすがに続きのあるストーリーでそれぞれ映画というのは辛いものがあり
前後編で2本ならばまだ理解できるが、いくら1つ1時間の作品だからといって
6本はながすぎる・・・
OVAで出せばファンの人は買っただろうし、クォリティの維持も出来たと思うのだが・・・
非常に不思議な話だ。
私などこの作品を知ったのが6章が公開された時で、劇場も少なく見に行けなかった。
原作が完結した際にはもういちど劇場アニメになるのだろうか?
DVDの売上もそこまで悪くはないし、TVアニメとしてリメイクだろうか?
今後に期待したいが、その際は是非また手描きで描かれることを願いたい。

スポンサーリンク