ケンコー全裸系水泳部 ウミショー


評価/★★★☆☆(55点)



制作/ARTLAND
監督/そ~とめこういちろう
声優/豊崎愛生,豊永利行,生天目仁美ほか


あらすじ
海猫市緒ノ島(おのしま)の海岸に、家つきイカダに乗った父娘がやって来た。少女の名は蜷川あむろ。「県立海猫商業高等学校」(通称「海商」「ウミショー」)に転校する為、はるばる沖縄から航海してきたという。
その不思議な泳力を買われ水泳部入りするあむろ。ドタバタの騒動を引き起こしつつもウミショーの人気者になってゆく彼女に最も心惹かれたのはマネージャーの沖浦 要だった…。



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来たれ水着ふぇち

原作はマガジンで連載していた漫画作品
アニメ以外にも舞台、ゲームなどメディアミックスが行われた作品だ
放送当時はそのタイトルから若干話題になった作品だ
そのタイトルとは裏腹に、エロ系ではなく青春系の作品

基本的なストーリーの方は基本的には水泳部を中心に展開されるドタバタ青春モノ。
水泳部のマネージャーをしている主人公、そんな主人公たちのまちに
イカダに乗った少女がいきなり現れた・・・という感じだろうか?

まず気になるのは「セクシーシーン」だろう
ケンコー全裸とタイトルに全裸と入っていることで
それ目的で「見ようかな?」と思っている人も多いはず。

残念ながらセクシーシーンは期待できるほどエロくはない。
確かに下着、全裸、胸チラ、パンチラ、
そして水泳部なので「競泳水着」というコスチューム要素もあるが
キャラクターデザインが柔らかく、そういったセクシーシーンがあっても
そこまでエロさを感じない。
あくまでも「ギャグ」としてのエロ要素も多い

ストーリー的には?が付く部分が多い。
例えば主人公、彼は水泳部のマネージャーなのだが泳げない。
これだけならまだいいのだが、彼は子供の頃に人魚に襲われたというトラウマがある
なら、なぜ「水泳部」にいるんだと思わず突っ込みたくなる。

更に気になる点がある、挿入歌だ。
挿入歌はオープニング曲が使われるのだが、まあ、もう事あるごとに流れる
制作側のゴリ押しなのかもしれないが、同じ曲を何度も流されるのは厳しい
更に事あるごとにキャラがオープニング曲を口ずさむ。
ここまでゴリ押しな挿入歌は珍しい

本作品で最大の魅力を感じるのは「イカサマ先輩」だ。
彼は水泳部の部長なのだが第一印象から凄い、
彼は一切の産毛をゆるさず、出会った瞬間いきなりヒロインの腕を剃毛(笑)
飛び込むときはポーズを付け、サメの着ぐるみで海水客を脅かす。

この濃い外見と濃いキャラ付けは本作品の最大の魅力といえるだろう
もう終盤では「うざい」くらいの魅力を発揮していたw
自由奔放で愛すべき馬鹿な彼が彼が居なければ
この作品の味付けは薄いものになっていた。

そう、根本的に本作品は浅い。
青春部活物と捉えても大会などには出ているものの、そこに強い感動要素は少なく
部活でありながら、泳ぐシーンに迫力があるということや
あの試合は燃えた!というような部分がない。
スポーツアニメとしての楽しみは薄い

ギャグも変態要素を詰め込み突き抜けて入るものの、好みは分かれる
特に本作品の最大の魅力のイカサマ先輩の変態ぶりを筆頭に
若干気持ち悪い男子部員や、同じネタを繰り返す巨乳女子部員など
合う合わないが大きい。
ギャグはお色気要素は誤魔化しているものも多く、
そのお色気要素自体、前述したようにエロっ!と思えるほど激しいものはない。

ただ、すべての要素のバランスは程良く取れている。
深みこそはないもののキャラクターは立っており、

女性キャラクターは元気でかわいらしく、男子は変態(笑)
明るい雰囲気も助長して肩の力を抜いて楽しめる要素は多い。
物語もストーレートでふわふわっと一気に見てしまう作品ではある。

全体的に言えば悪くはない。
悪くはないのだが、バランス良く作られすぎており突き抜けている箇所がない。
更に言えば物語も完結しているとはいえない、
原作は完結しているようなので、アニメがきちんと完結しないのはマイナス点だ。
wikipediaを見る限りではまとめようと思えばまとめられたのでは?と
感じるのだが・・・残念だ。

テンポよく進むストーリーと個性的なキャラクター、パステルチックな色彩と
見ている最中に爽快感は感じるものの、見たあとに残るものがない。
人によってはかわいいキャラと変態性に惹かれて気にいるとは思いますが、
人によっては微妙な作品かもしれない。

2期はあまり期待できないでしょうが、2期があるなら見てみたい作品です。
きちんと完結すれば・・・評価も上がるかもしれない。

個人的には初見で見たときはなかなか楽しめたのですが、
レビューするために2年ぶりくらいに見直すと微妙な感じが残ってしまった。
まだ見たことがない!方、もしくは水着フェチな方にはおすすめだろう。
8割以上のシーンで水着なので、そういった趣味をお持ちの方は
歓喜できるかもしれない。

なお、本作品はまさかの舞台化しているらしい。
なぜ舞台化したのか意味がわかりませんが(苦笑)
みんな水着を着て演じていたのだろうか・・・w想像するとシュールだw