もやしもん


評価/★★★★☆(60点)



制作/白組、テレコム・アニメーションフィルム
監督/矢野雄一郎
声優/阪口大助,西村知道,大原さやかほか


あらすじ
農大を舞台に、菌と少しばかりの人間が右往左往する物語。
主人公、沢木惣右衛門直保は、空気中の菌が目に見えるという特殊な体質の持ち主。



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醸すぞぉ~


原作はイブニングで連載中の漫画作品
2007年にTVアニメ化され、そのあと実写ドラマ化、
更には2012年には2期が放映された
平成20年度に「醤油文化賞」という謎の賞ももらっている(笑)
なお、現在youtubeで1話無料配信中

基本的なストーリーはリアル&青春系と言えばいいだろうか?
主人公はあらゆる菌が目に見える。
彼の目には普通なら見えないはずの菌がデフォルメした可愛らしいキャラに見え
更に会話することもできる・・・そんな彼が農業大学に入学する所から話は始まる

見て感じるのは「菌の可愛らしさ」だろう
見てない人に簡単に説明するなら↓

もやしもん感想

どうだろうか(笑)
彼らはオリゼーだたり、ヨーグルト菌だったり
デフォルメされた可愛らしい菌は、菌=汚いというイメージを払拭し、
いろいろな菌をこのアニメで知ることができる
また各話のラストパートで菌たちによる菌解説もあり
見ているだけで楽しく菌を知ることができる。
まるでNHKの教育アニメのようにわかり易い解説といえるだろう

彼の目に映る世界はとても面白い。
例えば汚部屋、彼の目の前にはデフォルメされたカビ菌だらけの世界が広がり、
ドレッシングについたo-157が見えたり、
病院にいけばありとあらゆる病原菌が見えてしまう
彼の目線で描かれる「日常の中に潜む菌」は非常に面白い
普通の人間には菌が見えないからこそ、菌が見えていたらどうなるのか?という要素は
この作品の大きな特徴といえるだろう

ストーリー的には菌が見えるという主人公を中心に「農業大学」の日常を描いている
牛の肛門に腕を突っ込んだり、かなり変わった学園祭に興じたり
シュールストレミングを食べてみたり・・・と
明るくテンポよく描かれる農業大学の日常は面白く描かれていた

ただ終盤にいきなり何故か、あるキャラがいきなり女装して、
しかも主人公にキスしたときは予想外過ぎる展開で驚いた
何故女装、何故キス(苦笑)

更にそのキスのせいで終盤の主人公の能力喪失、
そしてあっさり能力復活という最後の展開は
「終わらせるための展開」のような印象が残ってしまい全11話では短すぎた

菌が可愛く、農業大学の日常も面白い
だが全11話では以外に多いキャラ数と、ストーリーの方向性や
本筋が決まる前に全11話が終わってしまったような感じで終わってしまった

全体的に無難にできているものの、
菌が可愛らしいので見れるアニメになっているのだが
1話完結の菌コメディアニメと割り切られているわけでもなく
青春モノとしてはまだストーリーは続いており
この先この作品をどう展開するかによって作品の印象がだいぶ変わりそうな感じだ

ただ本作全11話単体としてみると、菌は可愛らしく
妙に愛着のわく個性的なキャラクターたちは
「もっと見たい」と思わせるだけの魅力を秘めていた
見た後にとっても惜しいステーキを二切れだけ食べたような感覚だ

ぜひ2期に期待したい作品だ
ただ、本作は「深夜アニメ」というよりは子供に見せたいアニメといえるだろう
身近な菌の知識や菌の怖さや面白さ、そういったものが詰まっている作品だけに
NHKや朝アニメなどで放映されてもおかしくはない作品といえるだろう
(ただ女装や一部シーンなどは完璧に大人向けなので改変は必要だろうが・・・)

今回再レビューにあたりDVDでみたが特典映像の菌劇場も大変良く出来ていた。