新テニスの王子様

新テニスの王子様 7 [DVD]

制作/Production I.G、M.S.C
監督/山本秀世
声優/皆川純子,置鮎龍太郎,諏訪部順一 ほか


あらすじ
全国大会決勝の3日後、突然姿を消したリョーマが再び日本に戻り、秋に始まったU-17選抜大会に特別参加を許された青学の仲間達やかつてのライバル達、そして正規の参加者である高校生達と競い合う姿を描く。



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てめぇの体、スケスケだぜ!!跡部キングダム(笑)


原作はジャンプで連載中の漫画作品、
前作の「テニスの王子様」はTVアニメでも長い間放映され、
本作は原作が完結された後に始まった続編の新テニスの王子様のTVアニメ化。

基本的なストーリーは一期の続き。
全国大会決勝を終えて、突然姿を消したリョーマ、
彼はU17日本代表合宿のために日本に戻り、かつての仲間たちと参加することに。
そこには想像以上の高校生たちが待ち構えていた・・・という感じだろうか。

ストーリー的にはかなりテンポが良い。
強敵である高校生、更に卒業を控えた3年生と2年生の戦いと
試合中に別の試合を描くことによってかなりテンポよく試合模様が描かれ
「ダレ」というものが一切無く、スポーツ漫画やアニメにありがちな
1試合が何週も続くことがないのは好印象だった。

しかし、この部分はファンには不評なようだ。
原作では描かれている試合がアニメでは短くなってたりカットしたりしている場合が
多いらしく、ストーリーのテンポはいいが細かい試合描写を省いた結果、
そういった不評が生まれてしまったのだろう。
個人的には「テンポ」がよくなったので良かったと感じたが・・・

ただ同時に「インフレ」も感じた。
こういった戦闘アニメ・・・失礼、スポーツアニメにはありがちだが
登場人物たちが強くなると、それに相対するために更に強い存在が現れ
その存在に勝つために登場人物が強くなって・・・とパワーインフレが起こる、
前作のアニメでさえ150話以上やっており、
今作では高校生という彼らより年上の存在が増えたことにより更にインフレが起こる
だが、そこでこの作品はある意味「真価」を発揮したとも言える。

序盤の序盤から、そのおかげで笑わさせてくれる(笑)
テニスコートに置かれた3つの缶を5つのボールで倒すというテストに対し、
登場人物たちはいとも簡単に多彩な技でクリアしていく。
それだけならまだいいが、1つのボールで3つの缶を倒すという超技を出されたときは
「この作品の見方」をある意味提示されたような気分だった

その後も凄い。
ラケットのガッド(網)が2本しかなかったり、
5個のボールを同時に使って撃ちあったり、最終的には8個、9個のボールで撃ちあう
撃ちあうのは練習ではなく試合でもやったりするので驚愕だw

技や強くなるための特訓も描かれているが、ものすごい(笑)
山登りはいいとして、逆さになりながらテニス、朝練ではなく夜練、
大量の鷲と戦う・・・など、もう特訓と呼べるのかどうかわからないが
一応登場人物たちはそれで強くなっている。

技に関しても本作では敵をまるでレントゲンで見たように見える「跡部王国」は印象的だw
スケスケな敵の骨などの動きを見て動きを予測する技は
もはやこれは「テニス」なのか?という疑問をいい意味で吹き飛ばしてくれた(笑)

ただ、ストーリー的に中途半端で終わってしまっており
続きのストーリーはOVAで展開している。
明らかに1クールという尺では足りなかったが、
今の夕方アニメなどの長期クールの枠での放送の場合、
視聴者が「テニスの王子様」を見たことのある世代が少ないため
深夜アニメで宣伝し、OVAで展開していくというスタイルは正解だったといえるだろう

全体的に見て非常に良く出来ていた(笑)
ストーリーが半端な点や、ある程度テニスの王子様の知識がなければ楽しみにくいが
私のようにキャラの名前をある程度覚えているくらいのレベルなら、
間違いなく楽しめる内容になっている。
テニスの王子様らしい内容、いや、テニスの王子様らしさが以前よりも増した作品だ。

面白いが名作ではないが、見ようかどうか迷ってる人にはおすすめしたい。
この「シュールなギャグ」アニメのような内容は他では味わえない独特な味わいだ。
今後の展開にぜひ、期待したい作品です。

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