お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ

評価/★★☆☆☆(37点)


お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ Vol.1 [Blu-ray]

制作/SILVER LINK.
監督/川口敬一郎
声優/逢坂良太,木戸衣吹,茅原実里ほか


あらすじ
航空機の事故で両親が死んだことによりそれぞれ別の親類の家に身を寄せていた双子の兄妹、姫小路秋人と姫小路秋子は、それぞれが身を寄せていた家を離れ、東京で6年ぶりに2人で暮らすこととなった。ところが秋子は6年の間に極度のブラザーコンプレックスとなっており、兄に対して恋愛感情を抱いていた。




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主人公の最後のナレーションが最大の伏線w


原作はライトノベルな本作品。
ご愁傷さま二ノ宮くんなどを連載されていた鈴木大輔さんの作品だ
ヒロインは新人の木戸衣吹さんが演じられている

基本的なストーリーはラブコメ。
とある事情で離れ離れに暮らしていた兄妹、
しかし、兄である主人公が自立したため6年ぶりに東京で暮らすことに。
そんな妹は6年間の間に「極度のブラコン」になっていて
通う高校の生徒会メンバーも同居してきて・・・という所からストーリーは始まる。

序盤から妹のブラコンが爆発している。
一人で風呂に入っていれば、なぜ襲ってこないと怒り
一緒に寝るならば夜這いOKとガンガンに攻めてくる。
1話の前半は好みはわかれるだろうが、それなりだ。

だが、その後が問題だ。
いきなり生徒会メンバーが同居している
なぜ同居しているのかが一気にハブられてしまい唐突に3人もキャラが増え、
状況がいまいち飲み込めないまま2話に続く展開になっている点はなんともいえない
その後も何故同居したのかはなかなか描かれないのも評価が下がった原因だ

更に各ヒロインの個性の強さ。
ライトノベルはすでに競争が激しすぎてこういう「アクの強さ」で売るのはわかるが
あまりにもキャラクター描写がが極端すぎる。

妹は「なぜここまでブラコンになったのか」が描かれないまま異常なほどのブラコンで
生徒会長は痴女のように襲ってくるうえに眼帯、
もう一人のヒロインも淫語言いまくり
ショタヒロインは最初は「男の娘」かと思えば女だったりと
かなり個性豊かな面々だ。

そんなヒロイン4人と主人公という狭い世界観でラブコメを展開する。
基本的には同居している先でのドタバタで毎話各ヒロインごとの話を展開し、
特に関係性が進んだり重要な伏線があったりするわけでもなく
淡々と典型的なエロラブコメを展開している。

確かに作画的にはお風呂シーンや裸などのシーンもあり、
放送局によっては過激な感じになっていたが、
シーン的には「どこかで見たことのある」エロラブコメシーンで
本作品らしさを感じられる部分は少ない

ただ、キャラクターが濃ゆいため話が進めば進むほどカオスになっていく(笑)
妹のブラコン好きも極端なものになっていき、
アニの態度を自分の都合のように解釈するさまなど笑える点だろう。

しかしながら、1話から最終話まで見ても結局何が進んだのかがわからない。
主人公のハーレム状態は継続状態で、キャラこそ中盤で二人追加されたが
男性キャラは主人公以外一切出ずに、ヒロインたちとの同居を楽しんでいる状況が
最初から最後まで続く、シリアスな要素も一切無いので
ある意味、ハーレムラブコメとしては貫いているといえるかもしれない

その象徴は最後の最後の主人公のナレーションだろう。
この手のアニメにありがちな最終話のCパートで
主人公が「俺たちのラブコメはこれからだ」的なナレーションを入れながら
ヒロインたちとの普段のシーンが流れるのだが、
この作品の根幹を揺るがす最大の伏線をあっさりとナレーションで片付ける(笑)
私は一瞬聞き間違いかと思ってシーンを巻き戻してしまったw

全体的に見て典型的なハーレムラブコメの上澄みだけなぞっている作品だった。
ストーリーに深みはない、キャラクターもテンプレート的、シュチエーションも典型的
だが、その上澄みをなぞっただけなのだが勢いで
エロ要素とキャラクターの可愛さを描写しきったとも言える。
肩の力を抜いて頭を空っぽにして見るにはちょうどいい作品だ

ただ典型的な萌アニメやエロ要素のあるアニメが嫌いな方にはおすすめできない
ストーリー的にもあってないようなもので、典型的なキャラ萌えアニメだ。
しかしながら、この手にありがちな終盤に誰得シリアスが無いのは好感が持てた
ストーリーがあってないようなものだからこそシリアスを入れずに済んだのかもしれないが
最初から最後までバカエロラブコメとして貫いた作品だ

決して名作ではないが、駄作でもない。
1年後にはキャラクターの名前もストーリーも全て忘れてしまいそうな作品ではあるが
こういうアニメが1クールに1作品あると、不思議な安心感がある。

個人的には見る前に新人声優さんが不安だったが、
新人声優とあまり感じさせないほどしっかりとした演技をしているのは驚いた
まだ15歳の木戸衣吹さんや、13歳の諸星すみれさんなど
かなり若い声優さんだが、今後のご活躍に期待したいと思います。

2期はあるのだろうか?
一応最後の最後でこの作品の最大の伏線を主人公がぶち込んだので、
その伏線を生かしたストーリー展開もできそうだが、
2期があれば見てみたい作品だ。

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