うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%

評価/★★★★☆(79点)

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足された1000%はギャグと予想外の演出

原作はPSPで発売された乙女ゲームな本作品。
アニメとしては2期にあたり、ストーリーも1期からの続きとなっている。

基本的なストーリーは・・・なんだろうか、ジャンルに困る作品だ(笑)
芸能専門学校に通っていたヒロイン、ヒロインはその学校で「スターリッシュ」と呼ばれる
アイドルグループとコンビを組み、伝説のデビューライブを終えた。
それからしばらく、学校を卒業した彼らは「事務所」に所属しプロになっていた
という所からストーリーが始まる。

1話冒頭、もはや恒例となった「ライブシーン」だ(笑)
生々しすぎる女性の歓声付きのライブシーンは思わず笑ってしまうほど完成度が高く
動きまくりで2期への期待感を1話冒頭の段階で一気に高めてくれる。
更に1期で登場人物の多くは「ヒロイン」への好感度マックスになっている段階であり、
そのせいで2期の1話からヒロインは逆ハーレム状態だ。

各キャラがヒロインに対し思わせぶりな態度やセリフを投げかける
1シーンごとに見ている女性の「悲鳴」が聞こえてきそうなほど狙ったシーンの数々は
1期と同じように女性なら歓声を、男性なら笑ってしまう絶妙なバランスを取っており、
ヒロインの天然な反応の数々もヒロインの可愛らしさが全開に出ており、面白い。

ただストーリーが1期と比べると「ギャグ的展開」が多い。
1期の段階で主要な人物の「問題」はある程度ヒロインとともに解決しているため
新キャラを追加してプロアイドルとしてのストーリー展開を描写しているが、
序盤の段階だと「カオス」と言いざる負えない。

例えば夢の中の王子様が現実化したと思ったら、雪を操る伯爵が出てきて、かるた対決をする。
何を言っているかわからないだろう、当たり前だ(笑)
予想が過ぎるストーリー展開はもはやギャグアニメチックになっている
。 その中で新キャラクターと既存のキャラクターたちをしっかりと立たせ動かし、
ギャグアニメチックになってはいるが、
うたの☆プリンスさまっ♪のキャラクターが好きならば楽しめるストーリー展開だ。

序盤から中盤までは毎話毎話、各キャラにスポットを当てたいわゆるキャラクター回で
それぞれのキャラクターを掘り下げつつ1話完結のストーリーを展開していく。
プロになったアイドルとしての活動や1期では語られなかったキャラクターの過去を
「コミカル」に描きつつ見やすいストーリーを描写する。
1期に比べるとギャグが非常に多く、デフォルメキャラになる場面も多い
ギャグの象徴も言える校長の出現頻度も高くなっており、1期に比べより明るくなった印象だ。

時折やり過ぎなくらい過剰な演出やシーンもあるが、
そういったものがあってこその「うたの☆プリンスさまっ♪」という印象もあり、
やり過ぎなシーンで思わず笑ってしまうギャグアニメにも思える演出は
ストーリーをダレさせない要因にもなっている

ただストーリーが少々「ぶっ飛び過ぎ」ているような感じもある(苦笑)
とくに今回新キャラである「愛島セシル」、
彼は呪いを受けた異国の王子であり、ヒロインの曲を聞いて呪いが解け人間に戻った
何を言っているかわからねぇーと思うが(以下略)
このキャラクターの設定自体ぶっとんでいるのだが中盤以降で王位継承問題など
これまでの「うたの☆プリンスさまっ♪」の世界からやや飛び出しすぎてしまっている感じがある

しかしながら終盤で「うたの☆プリンスさまっ♪」らしい貫いた展開でまとめあげた。
ライバルアイドルグループの「ドラゴン」まで現れるライブシーンに対し、
ギャグを超えてシュールさすら生まれるほどぶっ飛んだ演出でライブシーンを展開している
物語が最大限に盛り上がる最後のライブシーンなのに笑ってしまうほど面白い(笑)
本当のライブのように「アンコール展開」まで用意され、
予想しやすいストーリー展開ではあるが、強いキャラクター性と明るいギャグ要素と
ぶっ飛んだ演出で最後まで貫いた作品だった。

全体的に見て気になる点は少しあるものの完成度の高い作品だ。
1期と同じように強いキャラクター性で1話1話しっかりとした話を作り
それぞれのキャラクターを掘り下げる。
1期と違い暗い部分があまりなく、重い要素がなくギャグ要素も強めだ。
1期では見れなかったキャラクターの表情の豊かさはキャラクターの魅力を後押ししており、
最初から最後まで芯の通った「うたの☆プリンスさまっ♪」という作品を作り上げていた。

1期を見ている前提の話の構成ではあるもの1期を見た人なら確実に2期も楽しめる内容になっており、
2期は2期でギャグ要素を強めにして1期よりも男女関係なく見やすい内容になっている。
キャラクターたちの狙ったキザなシーンもより磨きがかかっていると言っていいだろう。
そんなキザなシーンがあるからこそデフォルメされたキャラクターのシーンで可愛らしさが出ており、
コロコロと変わる表情は見ていて面白い。

ただ、一部キャラクターの掘り下げ不足が気になるところではある。
先輩アイドル達やライバルアイドルたちはもう1歩掘り下げた描写がほしいと感じる部分が多く、
先輩アイドル達のストーリーのカラミ方は少し中途半端だ。
3期になれば彼らの活躍も見れるのかもしれないが、正直少しお腹いっぱいだ(笑)
できれば味付けが濃ゆい作品なため少しブランを置いてから3期が見たい。

人気も高く、作品の完成度も高いため「3000%」が制作されるならぜひ見たい作品だ。
この2期を超える予想外の演出が見れると思うとワクワクするw
今まで1000本以上のアニメ作品を見てきた私だが、
アイドル物のストーリーで最終話が「幸せの波動」によるライブシーンになるとは予測ができなかったw

と・・・書いた直後に3期決定の情報を発見しました(笑)。
少し早い気もするが、3期も予想外の演出とライブシーンをぜひ見せてもらいたい。
期待しています。