「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」レビュー

評価 ★★☆☆☆(23点) 全12話

あらすじ 本来なら現世にいるべきではない死霊が跋扈し人を害する事件が度々起こる現代の日本。引用- Wikipedia

10年経ってのアニメ化、だが俺たちの戦いはこれからだ

原作は週刊少年ジャンプで2008年まで連載していた漫画作品。
いわゆる「打ち切り漫画」だったのだが、
少年ジャンプ+にて続編が開始し、アニメ化にもつながった。
監督は近藤信宏、制作はスタジオディーン

ホラー


引用元:©西義之/集英社・ムヒョロジ製作委員会

見出して感じるのはわかりやすい始まり方だろう。
霊がはびこる世界で霊の犯罪を暴き、霊に罰を与えあの世へ送る。
そんな「魔法律」を使いこなす主人公のムヒョと助手のロージー、
わかりにくい点など一切ない(笑)

ラノベ原作のアニメやなろう原作のアニメが多い中で、
この「ジャンプ」らしい王道感とストレートな始まり方は、
不思議な安心感すら感じさせる。

ただ、この作品のストーリーは基本的に暗い。
「霊」は基本的に恨みをもっており、霊の見た目もおどろおどろしい。
霊がなぜ霊になってしまったのかを描きつつ、
恨みをいただき続ける霊の怖さとホラーな演出とそれを盛り上げるSEで
思わず「ビクッ」となってしまう。「夏アニメ」らしいホラーな内容だ。

あっさりと淡々と


引用元:©西義之/集英社・ムヒョロジ製作委員会

序盤は世の中にはびこる霊に関する事件を解決していくストーリーだ。
ただ1話1話がどこかあっさりとした話であり、
ホラーな雰囲気こそしっかりあるものの、淡々と描かれてしまい、。
あっさりと解決してしまうため「盛り上がり所」というのが薄い。

本来はムヒョが魔法律を使うシーンが盛り上がり所なのかもしれないが、
いまいちインパクトが薄く、総集編のようなテンポの良さも相まって、
面白みにかけてしまっており、本来なら盛り上がるシーンでも
盛り上がりきれていない。

クォリティの低下


引用元:©西義之/集英社・ムヒョロジ製作委員会

序盤こそおどろおどろしい雰囲気が出ているのだが、
4話辺りから急に作画が悪くなってしまう。
世界観や雰囲気が大事な本作品に置いてクォリティの低下はかなりきつく、
作画の悪さがかなり目立つ。

戦闘シーンの多い作品なのに戦闘シーンの迫力が薄く、
幽霊の怖さもどんどんと薄れてしまう。
作画の枚数も減っていっているせいかテンポも悪くなってしまい、
作画枚数の少なさと質をごまかすための演出もかなり目立っていく。

1クール


引用元:©西義之/集英社・ムヒョロジ製作委員会

結局、1クールしか尺がないため「俺たちの戦いはこれからだ」で終わってしまう。
原作も打ち切られた経験のある作品だが、
アニメも打ち切りのように中途半端で終わってしまう。
ファンにとっては10年待ったアニメ化にもかかわらず、
ものすごく中有と半端なアニメ化になってしまった感じが強い。

結局、原作を知らない人にとってはものすごく中途半端な所で区切っており、
もう少しストーリー構成がなんとかならなかったのか?と感じてしまう。
これで分割2クールや2期を予定しているならば理解できるが、
現段階ではそんな情報はなく望み薄であり、
色々と残念な感じで終わってしまった。

総評:やるなら、きちんとやりきってほしかった


引用元:©西義之/集英社・ムヒョロジ製作委員会

全体的に見て中途半端なアニメ化で終わってしまった。
1話こそ原作の雰囲気をきっちりと感じられたのだが、
中盤からは作画のクォリティがかなり悪くなってしまい雰囲気が薄れ、
テンポも遅くなってしまい、ストーリーも中途半端で終わってしまう。

原作が続編の連載開始したからこそ、原作の宣伝も兼ねてるのかもしれないが、
ならばもう少しきっちりとした尺をとって
きちんとアニメ化すべき作品だったのではないだろうか?
根強いファンが多い作品なだけに低クォリティの作品に仕上がってしまったのは
残念だ。

放送自体もBSスカパー!・アニマックスしかなく、
視聴もかなり限られていた(現在はnetflixやDアニメで見ることができる)
宣伝と割り切っても、放送媒体があまりにも限られすぎだ。
本当に色々と残念な作品だった。

個人的な感想:元読者だけど。


引用元:©西義之/集英社・ムヒョロジ製作委員会

私にしては珍しく原作を読んでいた作品だったのだが、
こんな中途半端なアニメ化になってしまって本当に残念だ。
10年経ってのアニメ化ということで少なからず期待していたのだが、
作画は仕方ないにしろ、せめてストーリーはエンチューとの
決着くらいまでは描いてほしかった。

正直、10年経ってのアニメ化で「俺たちの戦いはこれからだ」で
終わるのは予想外だった(苦笑)
少し期待して見出しただけに本当に残念な出来栄えだった。