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異次元構図「しーくれっとみっしょん~潜入捜査官は絶対に負けない!~」レビュー

しーくれっとみっしょん~潜入捜査官は絶対に負けない!~ セクシー
しーくれっとみっしょん~潜入捜査官は絶対に負けない!~ ©モティカ/Suiseisha Inc.
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評価 ★★★☆☆(47点) 全8話

TVアニメ【しーくれっとみっしょん~潜入捜査官は絶対に負けない!~】期間限定公開 特番スペシャル

あらすじ マトリの雷土吏子は、後輩の野間と犯罪組織のアジトであるアパートに潜入中。新婚夫婦を装っていた2人だが、夜の生活音が無いことを犯人に疑われてしまう。引用- Wikipedia

異次元構図

本作品は僧侶枠のアニメ作品。
原作はスクリーモで連載していた漫画作品であり、
1話5分ほどで全8話の作品。

潜入捜査

僧侶枠のアニメは大人のキッザニアのごとく様々な職業を扱っている。
僧侶、看守、消防士、美容師etc…
そして今作は「潜入捜査員」だ(笑)
奇しくも同時期にスパイファミリーという似たようなジャンルの
大人気作が在り、そんなスパイファミリーのライバルとして本作は
制作、放送されたといっても、おそらく過言ではない。

ドラッグの生成工場を突き止めたヒロインは、
同僚と「夫婦」として生成工場になっているアパートの隣の部屋を
借りているものの、夫婦のふりがバレそうになってしまう。
そんな麻薬を扱っている犯罪組織の目をあざむくために、
「夫婦」のふりをする。

これだけならスパイファミリーと変わらない設定だが(?)、
夫婦のふりのためにセクシーな声を薄い壁のアパートで
鳴響させるのが実に僧侶枠らしい展開だ(笑)

アニメーションしての表現のツッコミどころも凄まじく、
薄いとは言え壁1枚隔てたという状況なのに、
隣の部屋との壁がシーンによってはなかったりする。
作画ミスなのかそういう演出なのかわからないが、
まるで犯罪者の前であられもない姿を見せているように見えてしまう(笑)

終盤の6話でも似たようなことが起こっており、
潜入捜査の中で犯罪者に牢屋にぶちこまれたヒロインの胸が
鉄格子になぜかハマってるのだが、
どうしてこうなったのかよくわからない光景になっている(笑)

作画のミスなのか、意図的なのか。
おそらくは後者だろう。流石は僧侶枠だ。
他のアニメでは絶対に見られないような異次元の構図を見せてくれる。

我慢できない!

犯罪者にバレないように夫婦のフリをしながら、
麻薬の販売ルートを突き止められるのか、
1話から物語とツッコミどころに対する期待感が凄まじい。

ヒロインは虚勢をはっており、同僚の男性捜査員に
「彼氏」が居ると偽っている、
だが、捜査のために夫婦のふりをする都合上、セクシーなことをしまくる。
彼氏がいるとわかっているのに「我慢できない!」と
ヒロインに迫る姿はさすが、僧侶枠の男性キャラだ。理性のかけらもない。

序盤をすぎるとあっさりとヒロインは敵に捕まってしまう。
しかも、あっさりと麻薬取締官であることがバレている(笑)
非合法な強力な媚薬まで盛られてしまっており、
僧侶枠の中でもかなり過激なことをされてしまっている。

ただ、そこは僧侶枠だ。アダルトな作品なら
強制的に色々とヤられてしまいそうだが、
僧侶枠だからこそ、そういう行為が無理やり行われる前に
同僚が助けに来てくれる。

そんな同僚にヒロンが惚れないわけもなく、
捜査員として、夫婦のふりをしていただけなのに、
徐々に恋心も湧き上がってくる。
きちんと順序だてて恋愛感情を描いている作品だ。

1話からセクシーなことをし始めるのは僧侶枠ではおなじみだが、
嫌よ嫌よも好きのうちで恋愛感情が生まれるのも
僧侶枠らしい王道展開だ。

潜入捜査part2

序盤の事件は序盤であっさりと片付き、
中盤からは別の場所へ潜入捜査することになる。
ここでもあっさりと捕まってしまう。
無能なのか有能なのか判断しかねるヒロインだ。

同僚男性も捜査中で命の危険がある状況でも
欲望を抑えられない(笑)
そんな欲望を「仕方ないわね…」といちいち解き放ってくれる
ヒロインも流石は僧侶枠ヒロインであり、
ある種の似た者同士だ。

捜査官同士だからこそ付き合うことは出来ない。
互いに好意はありつつも、今はそういう関係にはなれない。
麻薬取締官としての恋愛事情を描きつつ、
物語の幕は閉じる。

総評:これはスパイファミリーです

全体的に見て素晴らしいバカバカしさのある作品だ(笑)
潜入捜査をしている捜査官の二人、命の危険もある状況なのに
聞こえてくるのはヒロインの艶っぽい声ばかりだ。
突っ込みどころの多い状況を突っ込みどころの多い作画で描いており、
おもわず突っ込んでしまう作品になっている。

久しぶりに僧侶枠らしい僧侶枠作品をみたという感じの印象が残る。
嫌よ嫌よも好きのうちな状況、大人のキッザニア要素、
突っ込みどころのある展開の数々、
これぞ僧侶枠という面白さをしっかりと感じられる作品だ。

逆を言えば僧侶枠ってなに?みたいな人には
この作品のおもしろさは伝わりきらないだろう。
しかし、僧侶枠の作品が好きな人ならば
「これだよこれ!」といいたくなるような僧侶枠の魅力が
たっぷりと詰まっている作品だった。

個人的な感想:次回作

こうなってくる時になるのが次回作だ。
次回は「当て馬キャラのくせして、スパダリ王子に寵愛されています。」
というBL作品になるようで、コレまた期待感が凄まじい。

僧侶枠、特に最近の僧侶枠のBL作品は面白い作品が多い。
次回作も画面の前で全裸待機で待ち構えたいところだ。

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