評価 ★★☆☆☆(30点) 全8話
あらすじ 残業続きの教師・佐々木真守がある夜学校の下駄箱を見ていると….. 引用- Wikipedia
夢だけど!夢じゃなかった!
原作はCOMICゴイチで連載中の漫画作品。
監督はみうらさぶろう、制作はstudio HōKIBOSHI
1話5分ほどの僧侶枠な作品。
教師
教師とはブラックな職業と言われている、
サービス残業や部活の顧問、生徒の問題の数々、ストレスは相当なものだろう。
そんな教師なのが主人公だ、目の下に隈があり、
生徒に滑られているような先生であるものの「生徒」の
将来をきちんと考えて生徒に接しようとしている。
そんな彼が放課後の学校で下駄箱の前にいると唐突に謎の空間へと巻き込まれる。
夢か現実か、生徒との甘いひとときを過ごす。
非常にわかりやすい僧侶枠アニメでは有るものの、
相変わらずの規制の強さもあり、生徒と何があったのかがわかりにくい。
主人公にとっても「夢」という認識が有るため、
カットされてても話は通じる部分はあるものの、
もう少しカットを自然にしてほしい、もう少し見せてほしいと思うほど
規制はかなり厳しい。
ギルティ!ギルティ!ギルティ
基本的に毎話、先生な主人公がギルティホールという特殊な場所で
生徒と1対1で接する。
「夢の中」という前提が有るからこそ、普段は聞けないことを聞ける。
生徒の素を、生徒の心を紐解く。
夢の中という前提だからこその心への踏み込み方だ。
セクシーシーンがなくても、ギルティホールという特別な場所での
生徒との交流からの現実での生徒の変化が生まれており、
1話4分ほどではあるものの毎話、起承転結がすっきりとしている。
生徒との交流が進むと「逆指名」や「オプション」が解放される(笑)
昔の安価な同人ギャルゲーのような展開では有るものの、
どこか懐かしいギャルゲー的な展開のシンプルさがたまらない。
非常に都合がいい、だが、都合がいいのが僧侶枠だ。
夢だから、どうせ夢ならと手を出しまくる。
先生と生徒の禁断の関係、禁断の行為、現実ならギルティ、「有罪」である。
だが夢だからOKだ。
ヒロイン
僧侶枠にしてはヒロインが3人いるのは多めではあるのだが、
白ギャル、委員長、黒ギャルとギャル多めなヒロインたちを
きちんと1話1話掘り下げている。
彼女たちが抱えている事情をきちんと描いており、
先生な主人公がきちんと生徒と接するからこそギルティホールでの
「罪」がより深いものになる。
生徒との仲が深まれば深まるほど、生徒に真面目に接すればするほど
過激なサービスが解放されていく。
メインヒロイン以外にもサブヒロインもおり、
1話だけではあるものの、キャラデザの優秀さゆえに
印象に残るキャラも多い。
真面目
ギルティホールという領域の中での行為の数々は
僧侶枠らしい要素では有るものの、基本的なストーリーは
僧侶枠としては真面目すぎるくらいだ。
生徒に対して真摯に接し、生徒のために尽くす、
そんな主人公だからこそ生徒たちから好意を抱かれ、
終盤は生徒たちのために理事長へと立ち向かう。
これだけ見ると真面目だ。
そして、最後は3人の生徒にご奉仕されて終わる(笑)
結局、ギルティホールとはなんだったのかはよくわからずじまいではあるものの、
僧侶枠らしいおてがるさは有る作品だった。
総評:領域展開!色欲無双!
全体的に見てパンチは弱い部分が有るものの、
真面目な教師と生徒のストーリーの中にギルティホールという
謎の領域展開的な要素をぶち込むことでシュールな僧侶枠らしい
面白さになっている作品だ。
作画のクオリティもそれなりに高く、
特に今作はキャラクターデザインがかなり優秀であるがゆえに
一人ひとりのキャラクターの印象もつくやすく、
サブキャラまで魅力的に描かれている。
ただここ最近の僧侶枠はやはり火力が落ちており、
大人のキッザニア要素は今作では有るものの、
シュールさはいまいち欠けてしまう部分がある。
そのあたりはやや残念では有るもののコンスタントに
他のアニメ枠では絶対にできない作品を作り続ける
僧侶枠さんを今後も見守り続けていきたいところだ。
個人的な感想:次回作
2026年一発目の作品は「有栖川煉ってホントは女なんだよね 」という作品だ。
子供の頃、男として接していた従兄弟、
売れっ子タレントになった彼と再会する主人公だが、
じつは彼、いや彼女は女の子だったというよくあるパターンのやつである(笑)
僧侶枠ではこのパターンは初めてなだけに、
どういうふうに見せてくれるのか、
そして2026年も僧侶枠が続くことを祈るばかりだ。



