規制の仕方を工夫しないセクシーアニメはダメだ「おくさまが生徒会長!」レビュー

2015年12月24日

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おくさまが生徒会長! 上 [Blu-ray]

あらすじ
新設校・星風高等学校の最初の生徒会長に当選したのは、優等生の美少女・若菜羽衣だった。副会長の和泉隼斗は自由すぎる羽衣の言動を苦々しく思っていたが、ある日彼女は隼斗の家へ現れ、彼の嫁になると言い出す。実は羽衣と隼斗の親同士が、子供同士の結婚を約束していたのだった。

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規制の仕方を工夫しないセクシーアニメはダメだ

原作はComic REXで連載中の漫画作品。
監督は古川博之、アニメーション制作はセブン

見だして感じるのは・・・いや、その見だす前がひとによって違う。
放送局、配信サイトの違いで「規制板」と「規制されていない版」に分かれており
規制の度合いが違う。

冒頭でヒロインは「コンドーム」をばらまくのだが、
その「コンドーム」が規制されていなければ面白さとインパクトがあるが、
規制されている方で見てしまうと光る四角いものを
ばらまいているシーンに過ぎず、見ている側に一切それが伝わらない。

単純に既成部分を光で隠せばいいという安直な規制演出のせいで
面白さが人によって違い、はっきりいって地上波版や配信版は
規制が強すぎて、この作品の面白さが一切伝わらない。
もう少し、規制演出の方法を変えて規制されてても
面白い画面作りが出来れていれば
印象は違ったが、はっきりいって規制板は見る価値が無い作品になっている

ストーリー的には何のひねりもない同棲ラブコメだ。
古今東西よくある「同棲シュチエーション」が1話から構築され、
いいなづけの幼馴染と婚約し、高校生でありながら同棲をするという感じだ
主人公は戸惑っているもののヒロインは積極的。
わかりやすいテンプレート的要素で構成されており、そこに新鮮さは一切ない。

この作品の特徴はセクシーさだ。
規制のないATX版では色々と見えまくっており、
ヒロインは1話から色々な部分を舐められまくり、揉まれまくる。
規制のある地上波版は「奥さま劇場」という
何の面白みもないコントを見せられる。

この作品の特徴はこれで終わりだ。
この作品よりもセクシーな作品はもっとたくさんあり、面白い作品もある
そんなセクシーな作品は規制も頑張っている。
だが、この作品は安易なセクシーシーンを淡々と描いているだけで、
この作品、特有の面白さがない。

これで放送が規制のないAt-X限定だけならば
セクシー部分での評価ができたかもしれないが、
規制の強すぎる地上波版が存在することでストレートに
そのセクシー部分を評価しにくい。

例えば似たような作品で「B型H系」などが思い出されるが
あの作品はきっちりとセクシー要素を描きながらも、
あの作品特有の面白さがあった
だが、この作品にはそんな特有の面白さが一切ない。

全体的に見てAT-Xだけでやれば印象が違った作品だ
安易なシュチエーションを安易にひねりもなく描いているだけで、
すぐにセクシーシーンに直結するため、そこにキャラクターの魅力が出てこず
あからさまに狙いすぎたセクシーシーンは露骨過ぎて面白みにかけてしまう。
それだけでも欠点だが地上波では規制の仕方が悪く、
この作品本来の面白さが一切伝わらなくなってしまっていたのは残念だ

原作がもともと「成年向け漫画雑誌」で連載していたものを
「少年漫画」としてリメイクした作品らしく、それがひしひしと伝わる
本来は、セクシーシーンの「後」があり、描かれるはずが描かれない
だから中途半端な印象とストレート過ぎる描写になってしまっており、
もういっそのことTVアニメではなくOVAや18禁のアニメとして制作すれば
いいんじゃないのか?と思うほどだ

更に言えば1話10分という尺が余計に欠点を加速させている。
キャラクター描写やストーリーも10分という尺ではきちんと描ききれず、
10分という尺の中でこの作品の芯であるセクシーシーンを
描かなければならないため、淡々とありがちなセクシーシーンを
見せられているような印象が強まってしまった。

同時期に監獄学園やモンスター娘のいる日常などセクシー作品が多かっただけに
安易なセクシーシーンしかないこの作品はあっさりと埋もれてしまった印象だ。
売り上げ的にも上巻が1500枚、下巻が800枚と爆死。
この手のセクシーアニメは結構売れやすいジャンルなのだが、
あの地上波の規制の仕方では売れるものも売れなくて当然だろう。

個人的には原作者が「ちゅーぶら」の作者と同じ人と知って
妙に納得してしまった作品だ