シュールギャグセクシーバトルアクションアニメ、何なんだこの作品は(笑)「VALKYRIE DRIVE MERMAID」レビュー

2016年3月25日

評価/★★★☆☆(45点)/全12話
VALKYRIE DRIVE - MERMAID - 04 [Blu-ray]

あらすじ
世界中の10代から20代の女性に、あるウイルス性の不治の病が流行し始めていた。それは外的要因で精神的高揚を得ることによって感染者の肉体の構成が大きく変化し、身体そのものが武器化してしまうというものだった。その症状を引き起こすウイルスは「A-ウイルス」(アームド・ウイルス)、また発症者は「アーム」と呼ばれるようになる。

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シュールギャグセクシーバトルアクションアニメ、何なんだこの作品は(笑)

原作はVitaやスマホで展開しているゲーム作品。
本作品はメディアミックスの1つとしてアニメ化された。
監督は「聖痕のクェイサー」でお馴染みの金子ひらく、原案は黒田洋介、
おっぱいなアニメを作る金子ひらく、ガンダム00の脚本の黒田洋介と、
この組み合わせはかなり異質だ(苦笑)

見だして感じるのは「おっぱい」と「お尻」だろう。
この監督の「おっぱい」に対するあくなき情熱、
「おしり」に対する執念とも言えるこだわりは相変わらずであり、
そして「進化」している。

揺れるだけではない、ただ、脱がせるだけではない。
今作では「着衣」におけるエロさを追求しており、
ヒロインたちが服を着ている際のシワや食い込み、
そういったものに対する細かい描写は感服してしまう。

もちうろん、それだけではない。
「金子ひらく」の名前から期待できるセクシーシーンの数々、
放送局によってはお馴染みの「光規制」の嵐ではあるが、
直接的に描いている部位もかなり多く、正直言ってエロい。
今回は作品の設定上、「女性キャラクター同士」の絡みに限定しており、
女性同士で撫でたり、舐めたりと色々としている(苦笑)

この作品の世界観は非常に面白い。
女性限定の「ウィルス性の不治の病」が流行し、治療方法がわからない。
そのため、感染が確認された少女たちは感染者保護のため、
人口島に送られてしまう。

これだけ見るとシリアスな設定に感じてしまうかもしれないが、
不治の病ではあるが病状は「体が武器化してしまう」という病状だ(苦笑)
武器化するにはパートナーと「ふれあう」を必要があり、
武器化した後はパートナーに武器になった自分を使ってもらう。
百合な世界観のもと、真面目なんだかふざけてるんだか、よくわからない設定と、
倒されると「裸」になる仕様もあいまってもはやカオスだ(笑)

聖痕のクェイサーも真面目なんだかふざけてるんだか、
一種のシュールギャグのような雰囲気の作品だったが、
この作品も例に漏れず。
ガンダム00の脚本の黒田洋介氏が原案とは思えないほど、
シュールギャグな世界観の中で真面目なバトル物を描いている。

武器化するための「ふれあい」は様々であり、
単純な女性同士のキスだけでなく、弄りあったり、SM的要素だったりと、
思わず笑ってしまうような女性同士の絡み具合は色々な意味で楽しめる反面、
やりすぎな内容は嫌悪感を感じてしまう人もいるだろう。
笑ってしまうようなセクシーシーンの後にすぐに熱い戦闘シーンになるため、
その空気感の違いも凄まじく、ショートケーキを食べた後に
熱々のおでんを食べさせられるような感覚になる作品だ。

しかし、そんな組み合わせがツボに入ればガッツリとこの作品を楽しめる。
特にキャラクターの設定は意外としっかりと練られており、
荒唐無稽な設定や世界観ではあるものの、その世界観の中での
キャラクター描写と立ち位置、それぞれの事情が話が進むたびに描かれるため、
途中でダレることはない。

その反面でキャラクターが多すぎる。
メインのキャラの掘り下げはきっちりとしているものの、
キャラクター数が多い割にはメインで掘り下げられるキャラは少ない。
終盤で「敵キャラ」が3人も追加されることで、
余計にごちゃごちゃした感じも強まっている。

ストーリー的にも俺たちの戦いはこれからだ的な感じに終わっている。
黒幕も顔がチラッと見えるぐらいで終わってしまっており、
2期の可能性もあるという感じになってしまっていたのは残念だ。

全体的に見て非常に好みが分かれる作品ではあるものの、
ツボに入れば1話から最終話まですっきりと楽しめる作品だ。
戦闘シーン自体は短いものの、短いからこそ気合の入った作画で
1シーン1シーンが記憶に残る。
セクシーシーンも気合の入った作画で色々(笑)しており、
「金子ひらく」という名前でピンときた方は楽しめるだろう。

まだこの作品を見ていない人はここまでのレビューを読んで、
「見るかどうか悩んでいる」だろう。
この作品は非常に好みが分かれるため、見るかどうかも悩むのは当たり前だ。
そこで文章意外のわかりやすい要素を2つほど、あえて掲載する。

1つはヒロインの苗字。

どうだろうか(笑)
このヒロインの苗字に対して嫌悪感を感じてしまった人はこの作品はあわない、
逆に「何だそれw」と笑ってしまった人には合う作品だ。

2つ目は戦闘シーン。

注目してもらいたいのはPVの1分10秒あたりのシーンだ。
蹴りあげる際の作画と、それに伴い破れるパンスト。
このシーンに「おぉ!」と思った人はこの作品を楽しめるが、
何も感じなかった人は楽しめない。

このようにこの作品は非常に好みが分かれる。
激しい女性同士のセクシーシーン、フェチズムあふれる描写の仕方、
その過激さに呼応するかのような激しい戦闘シーン、
意外にシリアスなキャラクター設定と、作品を構成する要素が極端であり、
その極端さを受け入れられるかどうかで楽しめるかどうかが決まるだろう。

売り上げ次第では2期などの展開もあったかもしれないが、
1巻辺り2300枚前後とちょっと微妙な売り上げだ。
あとはゲーム関連の売り上げの伸び次第かもしれないが・・・
金子ひらく監督作品は色々な意味で見るのが楽しみな作品なため、
2期があれば期待したい所だ。