瀬戸の花嫁

瀬戸の花嫁感想

評価/★★★★☆(70点)

瀬戸の花嫁感想

制作/GONZO×AIC
監督/岸誠二
声優/桃井はるこ,水島大宙,野川さくら,三宅健太ほか
全26話


あらすじ

瀬戸内の祖母の実家に遊びに行った満潮永澄は、海水浴中に溺れた所を人魚の少女・瀬戸燦に助けられたのだが、人魚にはある掟があった。それは「身内以外の人間に人魚の姿を見られた場合、どちらかが死ぬ、または人魚の正体を知った人間が人魚の身内となる」というもの。そのため、死ぬか身内になるかを選択した永澄と燦は結婚する事になる。

任侠と書いて人魚じゃき!

ラブコメと任侠という合いそうで合わなそうなものを合体した作品。
基本的なストーリーは典型的なラブコメにヤクザ的要素足した作品、
ヒロインが人魚だと知ってしまった主人公はやくざな家の人魚と結婚するハメになってしまう
という感じ。
序盤はラブコメらしく人魚と主人公の出会いを描き、
そこにヤクザ要素を頻繁に足しながらコメディ要素を強くしている。
序盤部分は若干テンポは遅く、ラブコメらしい恋愛要素もありギャグ要素は普通だが
ヒロインとデート中にもかかわらずヤクザな方に狙われているなど
普通のラブコメではあり得ないようなシーンの数々が描かれている
しかし4話あたりを境にこの作品の特徴とも言える
ハイテンポかつ早口なコメディ作品へと変貌していく
4話あたりから最終話までは途中、恋愛要素のからむシリアスな話もあるが
基本的にはかなりハイテンションな登場人物たちを中心にギャグ的ストーリーを展開する。
更にはパロディネタも豊富にまぎれており、よく見ないとわからない部分や
キャラクター達の台詞が基本的に早口なので聞き取りづらい台詞も幾つか見られた。
ギャグに関しては合う、合わないが人によってあるので何ともいえないんですが
恐らくはこのハイテンポな展開でなければ滑り気味のギャグは寒くなってしまい、
普通のギャグもそこまで面白いものにはなっていなかっただろう
ある意味、マイナス点をハイテンションで覆い隠しているのを感じた。
しかし、基本的には芯となる主人公と人魚との関係性はなかなか進展せずに
ラブコメのラブの部分ではなくコメディに重きを置いているのも気になった
ある種、1つのコントを見ているような感覚にもなる。
コントの設定としての人魚と主人公の同居、コントをだれさせないための新キャラクターの導入と
恋愛要素すらもコントとして扱っている部分があり、
特にシリアスになると、面白さがドンドンと無くなっていくのは
この作品の特性上仕方なかったのかもしれない。
基本的にギャグは子供向けとも言える内容を、ハイテンションと演出で構成し
ハマればとことんハマるアニメではあるが、ハマらなければとことんハマれない。
若干、人を選ぶアニメになっている。
個人的にはこのアニメを好きな方は「ぱにぽにだっしゅ」も好きなんだろうなと感じさせた。
だた、20話の破壊力はすごかった(苦笑)
ルナの父親を演じるターミネーターなあの方のギャルゲー展開は物凄く、
外見と声のギャップは破壊力というなの笑いを秘めていました
各話で当たり外れが大きいのもギャグを中心にすると仕方ないが、
マイナス評価にもつながってしまった。
また連続で見ると疲れてしまう作品ではある。
ハイテンション&早口のおかげで頭が理解する前にシーンがどんどん入り込んでくるので
一話が普通のアニメの三話分位に感じてしまう。
あえて例えるなら、この作品は芸人で言えば江頭2時50分のようなものだ
瞬間瞬間は面白いが、真面目だったりシリアスになった江頭は微妙だ(苦笑)
更に30分のうち10分ほどならば疲れずに見ることができるが
流石に30分間ずっと江頭が出ているような印象なので
最初の方はまだ疲れも出ずに素直に見ることが出来たのが、
流石にほとんどの話を同じに感じで構成されると、飽きるの同時に疲れも出てしまった。
もう少し芯となる恋愛要素が描かれていればキャラクターへの感情移入も強めることが出来たが、
恋愛要素は思い出したかのようにしか描かれないので、
序盤からなかなかキャラクターに愛着をわくことが出来ない。
愛着が湧き始めた頃にはすでにハイテンポギャグアニメへと変貌しているので、
結果として恋愛要素を描くシリアスな部分の面白味が薄れてしまっていた
ただ、コメディ部分は本当に笑えるものが多い。
パロディ要素が多いのはかなり難点な部分だが、分かれば爆笑できるものもあり
任侠という設定をうまく生かしたストーリーは安定したレベルで構成されていた。
この作品は時間があり、集中できる環境で見ることをおすすめします。
私の場合は作業しながら見ることが多いので、
何回か台詞を聞き逃して巻き戻しを何回かしました。
ただ、もともとギャグ要素が強いアニメは少ないので
2期を期待したい作品の1つです。