「濃ゆすぎる!?2011年アニメ特集」アニメコラム

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暑い夏も終わりを告げ涼しくなってくる今日此頃。
そんな中にぴったりかどうかはわかりませんが、
今回はいつものレビュー記事ではなく「2011年のアニメ」を振り返りつつ、
2011年のアニメがいかに濃ゆかったかをお伝えするコラムになります。

いつもどおりの長文になりますので
お時間のあるときにお読みいただければと思います。

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2010年の残り香


画像引用元:©久保保久/講談社・芥辺探偵事務所

前回のコラムでは2010年のアニメを振り返りました。
詳しくは前回のコラムをお読みいただければと思います。

コラムでも書いたとおり、2010年のアニメは「やばい」アニメばかりでした(笑)
そんな混沌とも言える2010年から2011年に移り変わり、
「どうしたの?」と思うほどの名作ばかりが生まれたのが2011年と言えます。

もっとも2010年のテイストはまだ残っています。
「よんでますよ、アザゼルさん。」などは最たる例でしょう。
ド下ネタ、下品とも言えるネタの数々は画面いっぱいに股間が映し出されるという
ものすごい絵面を生んだ作品でもありました。

2011年は震災が起きた年でもありました。
あの時期に本当に何の意図もなく偶然「津波」のシーンが有った
「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!」も、
タイトルとは真逆で兄が好きな妹が兄を誘惑しまくるという
なんとも面白いアニメでした。

このころまではまだアダルトゲーム原作のアニメも多く、
「ましろ色シンフォニー」「星空へ架かる橋 」「真剣で私に恋しなさい!!」
「俺たちに翼はない」など、アニメとして面白い作品はほとんどありませんが、
まだアダルトゲーム業界が元気だった頃なんだなとしみじみと感じます。

ちなみに聖痕のクェイサーの2期も放送していました。
まさかの2期でした。

ラブコメ


画像引用元:(C)2011 Izuru Yumizuru,
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION MEDIA FACTORY/Project IS

2011年は多種多様なジャンルのアニメが多くありました。
2011年のアニメの売上の中でも上位にいる「インフィニット・ストラトス」は
全巻が2万枚以上の売上をあげるという今考えると
化け物じみた作品でした。

いわゆる「ハーレムSFラブコメ」という感じの作品で、
本来は女性にしか扱えないはずのISという兵器がなぜか男である主人公が
使う事ができるために、自分以外は女性しかいないIS学園に入学します(笑)
日笠陽子、ゆかな、下田麻美、花澤香菜、井上麻里奈と
人気女性声優がヒロインを演じ、ちょろすぎるヒロインたちのちょろっぷりと
可愛らしさを楽しめる作品です。

女性キャラクターの作画のレベルが高く、DVDでセクシーシーンが解禁される。
2010年の手法をうまく使い、多くの「萌え豚」と呼ばれる男性の心を掴みました。
2期では大失敗したものの1期は今見ても可愛いヒロインを楽しむことができます。

「僕は友達が少ない」なんかも、いわゆるハーレムラブコメですが
セクシーなシーンも多く、肉感的で可愛らしいヒロインたちは
印象に残ってる人も多いのではないでしょうか?
私としては「実写映画」がとんでもない事故を起こしていた
印象のほうが強く残ってしまっていますが…(笑)

他にも「まよチキ! 」「けんぷファー」「WORKING!(2期)」
「神のみぞ知る世界(2期)」など多くのラブコメがありました。
この頃は割と早い段階で人気になった作品の「2期」があった印象です。

日常


画像引用元:(C)あらゐけいいち・角川書店/東雲研究所

2011年は日常アニメも数多く放送されました。
「ゆるゆり」「Aチャンネル」「侵略イカ娘」「たまゆら」
日常アニメといっていいかは難しいところですが、
京都アニメーションが手掛けた「日常」はシュールギャグアニメとして
1度見たら絶対に忘れられない作品です。

けいおん!のヒットから、いわゆる「きらら系」の4文字アニメが増えました。
2020年現在はやや少なくなってきてる日常系ではありますが、
日常アニメがブームになって10年ほど経過したと考えれば、
このジャンル自体がやや飽きられてる可能性は否めません。

最近はシンプルな日常アニメに+キャンプや釣りなどの要素を足すことで
特徴を出す作品が増えてきました。そういった意味では
2011年はシンプルな日常アニメ全盛期だったかもしれません。

アイドルアニメブームの始まり


画像引用元:©BNEI/PROJECT iM@S

2011年には「THE IDOLM@STER」がアニメ化されました。
王道のアイドルアニメの面白さはもはや言わずもがなです。
彼女たちが成長していく中で描かれる「ライブシーン」は今見ても
全く色褪せないクォリティと魅力あふれる可愛いキャラクターたちばかりです。

THE IDOLM@STERが大ヒットしたからこそ、今も続く
アイドルアニメブームが生まれたと言っても過言ではありません。
作画、ストーリー、キャラクター、曲。
私の中で「アイドルマスター」というアイドルアニメの金字塔があるからこそ、
新しいアイドルアニメを受け入れるのにはやや時間がかかってしまいました。

また2011年には「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%」も
アイドルマスターと同じくアイドルアニメブームを生み出した作品です。
「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%」はややギャグ的な部分もあり、
ツッコミどころもある作品ですが、そのツッコミどころ以上に
魅力あふれるキャラクターたちと綺羅びやかなライブシーンは
「アイドルマスター」とはまた少し違った面白さのある作品です。

女性アイドルと男性アイドル、男女のアイドルアニメの金字塔が
2011年に放映されたのは奇跡といっても過言どころか断言できてしまいます。

地味ながらも…


画像引用元:©「C」製作委員会

2011年は非常に濃ゆく、そんな濃ゆさの裏で隠れてしまってる作品も多くあります。
UN-GO、セイクリッドセブン、GOSICKなど。
癖があったり尺が足りなかったりといろいろと問題のある部分はあるのですが、
名作に隠れてしまった作品の中でも私が好きな作品が1つあります。

「C」という作品です。
この作品は「未来を担保」にしてミダスマネーというお金を借りることができ、
その代償として「ディール」というミダスマネーの
奪い合いに参加しないといけません。勝てば大金、負ければ「未来」を失う。

「国債」を比喩したような内容はノイタミナらしい面白さがありました。
欠点も色々とある作品なのですが、
このあらすじで「面白そう」と思った人は楽しめる作品です。

他にも割引弁当を奪い合う「ベン・トー」や
未来予知能力者同士のバトルロワイヤル「未来日記」、
HUNTERHUNTERの冨樫先生が手掛けた「レベルE」
坂口安吾の作品を近未来の舞台に変えた「UN-GO」など
1度見たら確実に記憶に残る作品が地味ながらも多くあります。

青春


画像引用元:©ANOHANA PROJECT

名作の青春アニメも多く放送されました。
「かるた」を題材にした「ちはやふる」は日本のアニメであることの美しさ、
かるたで世界一を目指す女子高生と、そんな彼女をめぐる三角関係、
爽やかだけど熱い青春ストーリーを生んでいます。
一人一人のキャラクターが本当に魅力的で、この作品の世界にのめり込めます。
歯がゆくむず痒さも感じる恋愛要素が本当にたまりません。

そして「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
この作品のタイトルを知らないという人は少ないでしょう。
「岡田麿里」さんが手掛ける脚本は彼女らしさ全開であり、
感情を爆発させてぶつかり合う少年少女と「めんま」との
ストーリーは泣かせにきてるとわかってるのに泣いてしまいます。

他にも青春アニメという類とは少し違いますが、
アラサーの独身が祖父の隠し子で6歳のりんを預かる「うさぎドロップ」や、
やっぱり小学生は最高だぜでお馴染みの「ロウきゅーぶ!」、
温泉旅館で仲居として働く少女の物語である「花咲くいろは」など
いい青春アニメがたくさん放送された年でもあります。

輪るピングドラム


画像引用元:(C)イクニチャウダー/ピングループ

さて、ここからは2011年を代表する作品となります。
まずは「輪るピングドラム」
この作品は「少女革命ウテナ」を手掛けた幾原邦彦監督による作品であり、
「生存戦略~!」でおなじみの作品です。

幾原邦彦監督だからこその世界観、
伏線と設定がこれでもかと散りばめられたストーリーは一言で言えば難解。
その難解さを演出で後押しすることで作り上げられる世界観は
なんとも言えない魅力があります。

1度見た後にもう1度見返すことで気づく伏線、後半の重い内容は
もう1度見返したいのに見返すには体力がいる名作となってます。
巡り巡る廻るピングドラム、好き嫌いははっきりと別れますが、
はっきりと分かれるからこそ私は名作だと思っています。

ただ消費されるアニメじゃない、意地でも消費させないような
そんな消化の悪さすら感じさせるガツンと重い作品を
まだ見たことがない方は是非、見ていただきたい。

TIGER & BUNNY


画像引用元:©BNP/T&B PARTNERS

2011年のアニメといえばこの作品という人も少なくはないでしょう。
特殊能力である「NEXT」、そんな能力に目覚めたものが起こす犯罪を
取り締まるヒーローたちの物語です。

落ち目だけどベテランのヒーローの「虎徹」と
イケメンでカリスマ性持ち若いヒーロイーの「バーナビー」。
この凸凹とも言えるコンビがぶつかり合いながら事件を解決していく様と、
魅力あふれるヒーローたちは個性に溢れ印象に残ります。

真っ直ぐで王道なストーリーながらもヒーローのスーツには
実在する会社の「スポンサーロゴ」が掲載されるという面白さや、
2011年としてはかなりハイレベルな3DCGで描かれるアクションシーンは
見ていて爽快であり、I’Sでお馴染みの「桂正和氏」が「キャラクターデザイン」を
手掛けけたこともあり、美麗なキャラデザになっています。

前半の王道の展開から後半のシリアスなヒーローの悲哀を描く物語への転換、
と面白い作品ではあるのですが1期の段階で伏線や謎代わりと残ってしまっており、
2022年に放映される2期の前に今、見るのはちょうどいいタイミング…
とは言い難いかもしれませんが、オススメの作品です(笑)

STEINS;GATE


画像引用元:(C)2011 5pb./Nitroplus 未来ガジェット研究所

最近では「ループもの」という言葉も定着してきた感がありますが、
この作品はまさにそんなループものです。
偶然開発してしまった「電話レンジ(仮)」は
携帯メールを過去に送ることができる機械で、
それが世界を揺るがす物語になります。

たった1通のメールで起る世界の改変、
主人公だけがその自体に気づき、追い詰められながらも
最適なルートを模索し何度も何度も何度もそれを繰り返す姿は
見れば見るほど物語と主人公にのめり込んでいってしまう面白さがあります。

ややキャラはオタクっぽいキャラが多く癖が強いものの、
作品としての完成度は凄まじいものがあります。
2クールでシュタインズ・ゲートへと至る物語、
意味のない言葉だったはずの「エル・プサイ・コングルゥ」。
世界を騙す彼の物語を是非見ていただきたい。

魔法少女まどか☆マギカ


画像引用元:©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS

この作品を語らずして何が2011年アニメ特集なんだと誰もが思うでしょう。
魔法少女まどか☆マギカという作品はアルシュの社会現象を起こしました。
朝のテレビ番組で取り上げられ、芸能人もラジオなどで話題に出す。
今でこそそういう作品も増えましたが、約10年前としては衝撃でした。

この作品の凄さは視聴者に予想させないということにあります。
タイトル、キービジュアルだけ見ると
「あ~CCさくらみたいな魔法少女モノかな?」と思う方も居るでしょう。
ひだまりスケッチを手掛けた蒼樹うめ先生の可愛らしいキャラクターデザインは
綺羅びやかな魔法少女アニメが始まりそうな予感さえ感じさせます。

しかし、そんな期待とは裏腹にあまりにも残酷なストーリーが
こんな可愛らしい少女たちを襲います。
魔法少女になれば願いが叶う、そんな願いには代償があり、
可愛らしいマスコットであるはずの
「キュゥべぇ」がどんどんと恐ろしく見えてきます。

徐々に明かされていく設定と謎、容赦の無さすぎるストーリー。
「3話」で描かれる衝撃的な展開と、
最後の最後まで魔法少女にならない「鹿目 まどか」という少女と、
4人の魔法少女になってしまった少女たちの物語が最後まで目が離せません。

「シャフト」と「新房昭之」と「劇団いぬカレー」が手掛けた世界観は
独特なんて言葉じゃ安いほど癖のありまくる世界観を作り上げており、
そんな世界観の中で描かれるストーリーとキャラクターに飲み込まれる作品です。

見たことがない?そんな貴方は試しに3話まで見てみることをおすすめしたい。
きっと最終話まで一気に見てしまう面白さがそこにはあります。

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2011年アニメ総評

振り返ってみると、あの作品もこの作品も2011年だったのか!?と
思うほど、あまりにも濃ゆすぎるラインナップです。
ジャンルも多岐にわたりセクシーなものからSFまで様々なジャンルで
頭1つ抜けたような面白さのある作品が多く放映された年でした。

私は「アニメ」というのは大体、
10年周期で社会現象人になる名作が生まれたり、
傾向が変わってくるものだと思います。
2011年はそんな年だったと感じさせるほど濃ゆすぎるラインナップです。

この年以降、魔法少女まどかマギカフォロワーのような作品もいくつかありました。
男女のアイドルアニメも数多く制作され、
劣化インフィニット・ストラトスのような作品も大量に現れ、
私は見ていて辟易したものです(笑)

そういった意味でもアニメ業界全体に影響の残る作品が2011年は多く、
皆さんの心のなかにも残る作品が多い年だったのではないでしょうか?
あれから約9年、来年で10年です。
そろそろ「社会現象」になるアニメ作品がでてくる…かもしれませんね。

個人的な感想:私が地味に好きな作品


画像引用元:© Makoto Shinkai / CMMMY

コラムの話の流れとは別に好きな作品をいくつかあげておきます。
私はアニメよりもゲームのほうが好きなのですが「ペルソナ4」や
60分で泣ける「蛍火の杜へ」、ぶっ飛びまくったギャグアニメ「+チック姉さん」
新海誠監督の「星を追う子ども」など多くの作品が2011年にはありました。

この機会に是非、名作の多い2011年アニメをお楽しみいただけると幸いです。

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