劇場版gdgd妖精sっていう映画はどうかな…?

2016年6月29日

評価/★★★☆☆(57点)

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奇跡の映画化

本作品はgdgd妖精sの劇場版。
監督は一期と同じ菅原そうた

開始早々エロい(笑)
大人バジョーンの彼女たちが妙にセクシーなシーンを演じ、
直後に「房子」が高台から3人を見つめているシーンに変わる
そしていつものgddg妖精sが始まる。
はっきりいって「劇場版」という名前から来る期待感にそぐわないほど
いつもどおりなgdgd妖精sだ

あまりにいつもどおりで「これは本当に劇場版なのか?」と感じるほどだ
ただ逆にいつもどおりがいい、2期から1年以上経っており
久しぶりに味わう「いつものgdgd妖精s」の感じが少し懐かしさすら感じるほどで
安定したネタの数々、安定したCGパート、安定したアドリブパートは
2期しかやっていなのに「ベテランの師匠のボケ」のような安定感だ

一応、劇場スクリーンを意識してかCGパートでの
宇宙空間ボーリングは妙に派手なシーン演出と効果音だったが、
基本的にいつもどおりだ(笑)
特にアドリブパートのいつもどおりな感じは劇場でやることでよりシュールさが増しており
より強い笑いにつながっていた。

そして本編が始まる。
ただ本編が始まると余計な要素が多い。
妖精たちが会話をしているシーンはいつもどおりで問題ないのだが、
映画オリジナルキャラクター達同士の会話が総じてつまらない。
音量がおかしいんじゃないか?と思う曲とともに登場する
でんぱ組incという実在のアイドルたちが演じるキャラクターたち、
王子と王様というグンマー国のキャラクターたち。
はっきりいって邪魔だ。

でんぱ組incに関しては妖精になっており、
シルシル達と絡んでいつもの「gdgd妖精s」のようなことをやる。
いわゆるアドリブのようなことをするのだが、
台本を用意してあげたほうがいいんじゃ?と感じるほど滑っており、
1つ1つのネタを披露するときの時間が無駄に長く、
gdgdではなく、ただ間延びしているだけだ

プロの声優とでんぱ組incの実力の差が分かりやすく出てしまっており、
でんぱ組incのキャラクター数もムダに多く
しかも2回も絡むため尺を無駄に消費してしまっている。
でんぱ組inc内で内輪でお世辞笑いをしあってる感じが強く、
彼女たちの後にシルシル達が「プロの実力」を見せつけるため
余計に邪魔な感じが強まってしまう。

そして王様と王子。
男性キャラクター二人による絡みが尽く滑っており、
名前は出さないがある男性声優さんは何をしゃべっているのかわからない部分があるほど
滑舌が悪く、出す必要性があったキャラクターとも思えない。

それ以外は物凄く良いだけに本当にもったいない。
もはやお約束にもなっている「放送出来ないアドリブネタ」シリーズは
いつにもましてキレッキレで何回も爆笑してしまうほど完成度が高い。
更に終盤の「魔法バトル」シーンは懐かしのあのキャラクターたちが大集合しており
gdgd妖精sファンならばたまらない。
特に「彼女」の激しいバトルは爆笑モノだ(笑)

全体的に見てgdgd妖精sという内輪&身内ネタの塊な作品に
部外者である「でんぱ組inc」や「王様と王子」が出てきたことで
作品としての面白さが減ってしまっていることは残念だ。
純粋に3匹の妖精たちだけで話を進めることも出来たと思うのだが、
余計なキャラクターによる笑えないシーンのせいでテンポが崩れたり
「妖精たち」だけで笑いたいのに部外者が邪魔に感じてしまった

映画用に用意した感じは確かにあるものの
本筋のストーリー自体は冒険活劇的で面白く、
アドリブネタをうまく入れながら冒険をしているシーンは面白かった
特にエンディング後の「オチ」は見る前は予想できてはいたものの
一度キャラクターたちが作中でオチを否定していただけに、
見事に裏の裏をかかられた気分だ

あのオチを見て評価がぐい!っと一段階上がってしまうくらい
近年のアニメ映画の中でもっとも評価できるオチかもしれない(笑)
色々気になる所はあるもののgdgd妖精が好きならば見て損はない作品だ。
gdgd妖精sという作品で映画を作る事自体がギャグみたいなものであり、
映画化した事自体は強く評価したい。

この一作品限りではなく、毎年やらないかなと密かに思っているのだが
その前に3期だろうか?
色々とgdgd妖精の今後の展開に期待したいところだ