海月姫

海月姫感想

評価/★★★★☆(69点)

海月姫感想

制作/ブレインズ・ベース
監督/大森貴弘
声優/花澤香菜,斉藤貴美子,岡村明美, くまいもとこほか
全11話


あらすじ

クラゲオタクの月海が住むのは風呂・トイレ共同、男子禁制の古いアパート・天水館(あまみずかん)。住人は皆腐女子[1]でニート、オシャレ人間は天敵、人生に男を必要としない…そんな彼女たちは自分たちを“尼?ず”と呼び、楽しいながらもぬるま湯のような生活を送っていた。
ある日、月海はペットショップで誤った飼育をされ死にかけているクラゲに気づき、店員に報せようとするが、うまく説明できずに追い返されてしまう。すると、たまたま通りかかった美女が月海に代わってクラゲを助けてくれた。月海は深く感謝するが、その美女は、実は近所に住む政治家一族の「息子」で、蔵之介という名の女装の男性だった。

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すべての元凶は運転手

原作は女性向け漫画雑誌「kiss」で連載中の作品。
放送枠はのだめカンタービレやハチミツとクローバーなどの作品を放送した
ノイタミナ枠。
しかしながら、いかんせん今季では地味めな印象が強い。
名前も海月姫と一見「なんのアニメかわからない」タイトルなので、
画像やタイトルだけ見た人は視聴につながっていなかったかもしれない。
ある意味、今季では隠れた名作といえる作品だろう
基本的なストーリーは、様々なオタク女子たちが集うアパートに
女装した男子がやってきたことによる日常の変化を描き、
主人公の変化や周りのキャラクターたちを楽しむ作品だ
オタク女子たちは自分たちが腐っていると表現するほどガチであり、
クラゲ、鉄道、三国志、日本人形、枯れ専と
多種多様なガチなオタク女子が集まっている。
おしゃれな人種を目の前にすると固まってしまったり、挙動不審になったりと
オタクらしい?w行動も多々見られる。
その集団に、女装している男子が訪れる。
女装男子は女装しているときは男と全く気付かれない、
しかし、政治家の息子であり超金持ち。主人公以外には男子とばれていない状態だ
この一見、油と水な要素が兼ね合うことによりストーリーが面白い方向に行く。
主人公を化粧した姿を見た女装男子の兄が主人公に惚れてしまったり、
オタク要素と恋愛要素がうまく絡み合いながら、
オタク女子たちがおしゃれになったりと、コメディタッチに明るく描かれている。
オタクという要素は男性キャラクターでは最近良く見るが、
女性のオタク、しかもリアルなオタク像を描いている作品は少なく
本作品は珍しい部類に入るだろう。
それだけに、ひとりのひとりのキャラクターに新鮮味があり、
最近のアニメでありがちな「どこかで見たようなキャラ」が一切いないのは好感が持てた
女子キャラはほとんどオタクだが、男性キャラクターは非常に変わっている。
政治家になりたくないから女装している男子、30歳で童貞な女装男子の兄、
女優とBまでしちゃって兄にトラウマ与えちゃった父、
お茶目すぎる&ウザい総理大臣、車が人質になると何でもしゃべる運転手etc….
ある意味、女性キャラに負けないアクの強さを秘めているキャラクターたちだ
全体として1つ1つのキャラクターとうまく使いこなしており、
無駄なキャラクターがいない。
主人公の月海はオタク女子だが可愛らしく、思わず守ってあげたくなるような魅力を秘めている
その可愛らしいキャラと周りには個性的なオタク女子が囲み、
真面目な政治家たちもギャグ的要素を含んでおり、
シリアスになりすぎなく明るく楽しい作品になっている
女子オタクを扱ってはいるが、BL要素や少女漫画的要素はほとんど少ない。
恋愛要素もシンデレラストーリー的な感じではなく、
自然かつ面白いストーリー展開と気になるストーリーは脚本の優秀さが伺える
男性でも女性でも気軽に見て楽しめる作品と言えるだろう
しかし、本筋のストーリーとして
「開発によりオタク女子たちが住んでいるアパートがなくなるかもしれない」
という要素を秘めているが、その本筋の要素が全11話では曖昧な感じになっており
2期があってもおかしくない感じになってしまったのは非常に残念。
恋愛要素も中途半端になっており、2期に期待!というところだろうか
個人的にはぜひ2期を見てみたい。
あの運転手のキャラクターや総理大臣のキャラクターなど私としては大好きだw
本作品の欠点を言うなら、全11話という短い尺ということだろう。
結末も中途半端になっているので高い評価ができないのが非常に残念なところだ
2期を希望したいが、いかんせんDVDの売上が・・・(苦笑)
面白い作品なのですが、視聴率やDVDの売上に繋がりにくいのはほんとうに残念ですね。
ですが、見れば面白い作品です。
まだ見てない方、ぜひ!おすすめですよ

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