夢喰いメリー


夢喰いメリー感想

評価/★☆☆☆☆(19点)


夢喰いメリー感想

制作/Studioぴえろ×david production
監督/加藤敏幸
声優/岡本信彦.佐倉綾音,茅野愛衣,中田譲治ほか
全13話


あらすじ

人の夢の内容を色として視ることができる能力を持った高校生、
藤原夢路は夏休みのある日、「幻界(ゆめ)」の世界から「現界(うつつ)」に
迷い込んだ「幻界」の住人である夢魔の少女のメリー・ナイトメアと出会い、
危ないところを助けられる。その後メリーの目的を知った夢路は、
メリーの手助けをすることを決意する。




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勝手に泣いてろ

原作は漫画な本作品。
放送中は作画のレベルが高く、無駄にへその描写が細かったり
メリーちゃん可愛いでそこそこ話題になりました。
基本的なストーリーはファンタジー・・・でいいのかな?
だが、ストーリー的には第一話からまったく引き込まれない。
主人公の特殊能力、妙なキャラ付けの同級生、テンプレートな幼なじみと
ライトノベルを絵に書いたようなキャラクター陣が並び、
そのキャラクター性に個性や面白みを一切感じなく、一話からつかみに書ける
ただキャラクターは見せ方がもっとよければ一話からつかめたはずだ
ストーリー的にも一話の時点から意味不明かつ、面白みにかける。
人が今日観る夢がなぜかわかる主人公と夢の世界に行きたいヒロイン、
敵?である夢魔は夢の世界の住人で現世の住人を器にして現世に行きたい。
ここまではわかる、だが、たかだこれだけのストーリーを引き伸ばしているので
妙な違和感を感じてしまい一話の時点からダレを感じてしまった。
根本的にテンポがおかしい、無駄に引っかかるようなストーリー展開をしており
アニメーション自体の質はかなり高いのに、この妙なテンポのせいで
せっかくの作画がおかしな違和感を産み出しており、動きの速さなどがわかりにくい。
速さを犠牲にして作画の向上を計ったのかもしれないが、
ストーリーを見せるテンポ的には作画を少し犠牲にしてもう少し速さが欲しかった。
特に戦闘シーンでその微妙なテンポがひっかかる。
一撃一撃のシーンをゆっくりと描き「ドン!・・・ガシ!・・・ドン!」と
なんとも迫力不足な戦闘シーンが展開され動きといよりは
一枚の絵をつなぎあわせたような紙芝居的な感じに感じてしまった
一話の時点から、そんな引っかかる戦闘シーンを見せられれば、気持ちが萎えてしまう。
また一話の戦闘で敵をやっつけるわけでもなく、ヒロインが泣いて終わる印象しかなく
ストーリーが気になる!早く2話が見たい!というよりは
「なんか・・・モヤモヤっとする感じだな・・・」という感じが強すぎる。
2話からも見づらい、夢の世界という設定上くらい画面は仕方ないのだが時折、
演出がくせがありすぎて妙な配色をしていたりして非常に画面が見づらい(苦笑)
画面全体が紫がかって、戦闘シーンでは真っ白になったり
目に優しくない画面が続きまくる。
BDの画質なんかで見たら私の眼球は一瞬に疲れてしまうことだろうw
更には意味ありげに2話冒頭から登場したキャラクター、
敵である夢魔との過去も描かれ、結果夢魔と共存している重要な存在という位置づけだった
なるほど、このキャラと主人公を絡めて夢魔が本当に悪いのか?というような
印象をつけるストーリー展開になるのかと思ったら。
あっさりと新キャラに殺され(?)その後はストーリーに絡まない(苦笑)
ストーリー上そんなに絡まないのに過去のストーリーとかそんなに描写する必要があったのか?
あっさり新キャラに殺された瞬間、私はこのアニメが致命的に間違っている事に気づいた
原作からこうなのかは未読のため不明だが、原作からこうでも
こんな冗長なストーリー構成ではダレてしまうこと必須だ。
むしろ、原作から買うならテンポを早めて勢いでごまかす方法が無難なはずだ
またキャラクターも多い。
一話の時点でキャラクターもかなり出てきた後に、2話で新キャラまた追加、
3話でまた新キャラ追加で、一話で出てきた幼馴染みのキャラの印象などが弱くなり
ヒロインであるメリー以外に名前すら忘れてしまいそうになる。
更に言えば全体的に声優が微妙だ。
メインヒロインを演じた佐倉綾音はまだ経験不足なためか微妙な演技で
この役にあっているか?と問われるとかなり微妙だ
キャラデザ的にはかわいいのに演じている声優がなんとも微妙なため
萌えるに萌えらられない、おそらく別の声優なら印象も大きく違った
またサブキャラや脇役も初めて聞いた声優が多く
予算があまり無かったのでは・・・?と感じる。
中盤以降も相変わらずテンポの悪いストーリーを展開する。
話の盛り上がりにかけ、徐々にストーリーは進んでいるのは分かるのだが
本当に「徐々に」しか進んでおらず、微妙にしか進んでいないストーリーの中で
「萌え」要素も声優のせいで薄い。
作画の雰囲気も基本的に暗いため、作画的には萌えシーンでも暗い。
終盤は強敵と戦うような展開になるが、
相変わらず戦闘シーンの動きは鈍く、作画のレベルだけが高いだけだ。
日常シーンも減って唯一評価できるはうのかわいいキャラの絵も見れなくなり
ドンドンと失速していく
更には最終話、自分の夢と夢魔の命を犠牲にしたサブキャラの生き様は
この作品の中では唯一「魅せる」シーンではあったが、結局
その手段でも勝てない敵・・・さぁ、どう勝つのか!
せっかく魅せるシーンですら勝てないことにした敵だ、
よっぽど素敵な倒し方をしてくれるに違いない、でなければ犠牲になったキャラも報われない
そして、ここで主人公覚醒!
「思ったことがそのまま力になる力を今使えるようになったぜ!!!うぉぉぉぉぉ!!」
・・・・・・・・・・あれぇ、犠牲になったキャラとかなくなったキャラの夢とか
色々あったはずなのに、いきなりその力に目覚めちゃう主人公さん・・・
それまで足手まといだった主人公がようやく覚醒してよく見えるシーンなのかもしれないが
あまりにもその場しのぎのご都合主義展開で萎えたもんじゃなかった。
更にはその力でも敵は倒せず、今度はヒロインであるメリーが復活し
思いの強さで勝利・・・うん・・・え・・・うん・・・
全体的にストーリー構成と監督を首にすべき作品だ。
この違和感感じまくりのテンポ、作画の無駄遣い、テンポの悪いストーリー展開、
キャラクターが可愛いだけのイメージしかつけられないアニメ作品しか作れないのなら
原作ファンに失礼すぎる行いだ。
個人的な事になってしまいますが、私はすぐ泣くキャラが嫌い。
泣かせれば自体が止まったり、進んだりするために多用しているのはわかるが
安易すぎて泣き顔が可愛いには変わらなかった。
もうほんっと毎回のように泣き、流石に飽きる
後半はもう「またかよ」と自分に都合が悪くなるとすぐ泣く女性のような印象しか残らず、
結果としてこの作品唯一のメリーちゃん可愛い!という評価でさえ、私の中にはなかった
今期はほんっとこういうパターンが多い。
一話の時点で設定やキャラクターはそこそこ面白いのだが、
話が進めば進むほど脚本の余話を感じ最終話は無理やりまとめて初夏不良。
夢喰いメリー、これはゾンビですか、ドラゴンクライシス。
すでに3作品がおんなじようなパターンだ。
ただその他の2作品と比べるとストーリー的には理解しやすく、テンポは悪いが王道だ
ストーリー構成を何とかすればもう少し見れた作品になったかもしれないという
可能性が残ってるだけ、他の2作品よりはましかもしれない。