機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション


機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション感想

☆☆☆☆☆(0点)


機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション感想

制作/サンライズ
監督/福田己津央
声優/保志総一朗.進藤尚美,石田彰,田中理恵ほか
全4話


あらすじ

コズミック・イラ(C.E)15年、万能の天才として世界中から注目された
ジョージ・グレンが自分が遺伝子操作された人間であることを告白。
同時に製造方法を公開したことで、世界中で遺伝子操作された
新人類『コーディネイター』が誕生した。




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なんのために作ったのか

本作品はSEED DESTINYの完成版、
監督が
「新カット増やしてアフレコもほぼ録り直して
再構築して「~DESTINY」とはどういうものを分かりやすく伝えたい 」
といったらしい本作品。
編集は本作品のほうが圧倒的にうまい。
SEEDのSPACIALEDTIONよりも1本多いためか、尺に余裕が出たのだろう
前作で感じた「ぶつ切り」すぎるストーリーの流れは、
かなり減っており見やすくなっている。
前作の批判を取り入れたのだろうが、SEEDの時からこれくらいの仕事はして欲しかった
だが、たしかに見やすくはなっており、TVシリーズのようにダレたりはしないのだが
肝心の新作カットがわかりづらい。
TVシリーズではなかったセリフやシーンなどが追加されているのだが、
見た直後やしっかりと記憶に残ってるシーン以外は、おぼろげに記憶しているものもあり
「えっと・・・これは新作カット?新ゼリフ?」と思ってしまう箇所があった
恐らく、私が全然気づいていない新作カットや新ゼリフもあったはずだ
新作カットの尺が短すぎて、見逃す部分も多かった。
この点については前作のほうがファン向け的ではありながら、
新作カットは興味深いものが多く、利点でも欠点でもありSPACIAL EDTIONの
面白みでもあったが、本作では本当にただの総集編になってしまっている。
そもそも前作から追加された新作カットは、DVD発売時に追加すればいいくらいに
短く気づきにくい変更点が多い。
今作では特にその傾向が強く2,3秒サブリミナル的に追加されている部分があるだけで
この程度ならばDVD発売時の修正のついでに追加した方がいいだろう
わざわざ総集編としてお金を出して買うファンの方の財布を痛めるだけであざとすぎる
更にセリフも微妙に変化しているが、
ストーリーに大きな変化があるほどのセリフの変化でもなく
ただ一言追加されてるだけだったりするので、微妙すぎる。
わざわざ再アフレコする声優さんたちの労力と時間がもったいない
また今作では「アスラン視点で全体の話を4部作として製作」と
wikipediaにも書いてるのだが、どこが?と言いたい。
確かに随所随所でアスランの心理をナレーションで言ってはいるが、
それだけでキラ側のシーンももちろん描かれるので、
どこがアスラン視点なんだ?と言いたい。
アスラン視点で描く。と題しているならば、キラやラクスなどは
アスランから見えないところでのシーンは敢えてカットするか回想シーンで描くべきだ。
カットした部分はアスランの心理描写やシンやルナマリアとの日常などを描くことにより
より「アスランがキラたちの行動を理解できず、キラとまた戦うはめになった」という
状況の心理的植えつけをもっと深く視聴者に根付けたはずだ
どこらへんがアスラン視点なのだろうか?ナレーションがあればアスラン視点になるのか?
口だけでそれが作品に現れない。
私だったら「アスラン視点」と題してここまで変化のない作品を作り上げることなど
絶対に不可能だ、言った手前、私ならもっとアスラン視点らしくしてしまうが、
あえてそれをしない監督と脚本家さん、いやぁ、もう、
二度とアニメ業界にかかわらないでいただきたい
そもそも本作品はTVシリーズの時点からアスラン視点に近い作品だったのではないだろうか?
彼が軍に入った時点で物語の中心は特務隊フェイスになったアスランと
同じ艦にのっている仲間たちの話、
そして彼が軍を裏切った時点で物語の中心はキラとラクスの話になったはずだ。
今更アスラン視点と言われても大して状況が変わるわけではない。
アスラン視点、そう言ったのなら、もっと大胆にストーリーを削り
もっと新作カットを入れるべきだ。
現状では三視点でお送りしてる形になっているので、決してアスラン視点ではない。
特に4巻の中で3巻目は特にひどい。
1巻、2巻はそれなりに追加カットやアスランのナレーションもあったが、
3巻は新作カットも少なくアスランのナレーションもほとんどなく、
編集の仕方も雑すぎて、物語では一応重要だったはずの
シンとルナマリアの恋愛描写が一瞬のカットでしか表現されていない。
今作では声優の変更はない。
前作では死にまくりなニコルが声優変更されていたが本作では主だった変更はないが、
「ステラ」を演じた桑島法子さんの演技に若干の違和感を感じた
ステラの声を忘れてしまっていて思い出しながら演技しているような、そんな違和感がある
全体的になんのために本作品を作ったかわからない、監督は
「再構築して「~DESTINY」とはどういうものを
 分かりやすく伝えたいただの総集編ではない 」
といったらしいが・・・どこが?
ただの総集編で、新作カットはDVD発売の追加カットレベル、
わざわざ再アフレコして、わざわざSPACIALEDTIONとしてDVDを出して、
わざわざ創り上げたこの作品は何なんでしょうか。
私には「ファンの皆さん、同じ映像使い回しだけど少し追加カットいれたからお金頂戴」
と言っているようにしか見えない。
これなら編集には問題があったが、アズラエルのキャラを深めた前作のほうがマシだ。
目くそ鼻くそであることに変わりはないが・・・(苦笑)
個人的に総集編を見て気づいたんですが、
SEED DESTINYの戦闘はほとんど空中にMSがいる状態。
SEEDでは前半はMSががきちんと地面に足をついて先頭しているシーンがあったが
SEED DESTINYでは最初の戦闘以外ほとんど空中に浮いている状態だ
重みのある戦闘がないのは残念だ。
監督は総集編でわかりやすくするとほざいていましたが、結果これです。
奥さんともども、二度とアニメ業界にかかわらないことをせつに願っています