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模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG

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模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG感想

評価/★★★★☆(66点)


模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG感想

制作/サンライズ
監督/松尾衡
声優/代永翼,岡本信彦,伊瀬茉莉也ほか
全3話


あらすじ

2009年の東京お台場。父親に連れられ、潮風公園に建てられた
「実物大ガンダム立像」を見学しに来た少年イレイ・ハルは、
そこでテレビでも漫画でも見たことのない謎のガンプラ「ビギニングガンダム」を
手に入れる。製作したガンプラを専用のシミュレーションマシンで
CG空間上に再現し、製作者自らが操縦して戦うゲーム「ガンプラバトル」が
流行していた。ハルは親友のサカザキ・ケンタに誘われ、
自ら組み立てたビギニングでガンプラバトルに参加することになる。



パチリというまでハメないからっ!!

本作品はオリジナルOVA作品。
全3話ながら45分とかなり短めの作品だ

基本的なストーリーはガンダムではなく、プラモデルのガンプラに重点をおく
お台場にあったガンダムを見たことにより、
それに憧れた少年が「ビギニングガンダム」のプラモデルを作る
所から話は始まる。

第一話はプラモデルの作成。
ニッパーやカッターを使いつつプラモデルを組み立てる様子は
一度はガンプラを作ったことのある人ならばニヤニヤしてしまうポイントも多く
作画の良さもありプラモデルを作るシーンは繊細に描かれていた

そしてガンプラバトル。
作ったガンプラでバトルができるというのがこの世界の最大の特徴だ、
堅牢さや関節の可動範囲、塗装などを判定し評価した上で、
プレイヤーがゲーム上で使用する上での性能へと反映される。
具体的には、作中のモニターに表示されている「素材剛性」「関節可動性」
「関節保持力」「工作精度」「表面処理精度」「塗装/印字精度」といった
パラメータで表されるというなんともマニアックなシステムだ(笑)
つまりはより精密にガンプラを作りこんだほうが強くなる。

実際にこのシステムがあったら面白そうだなと感じさせる設定と
アニメでいろいろなガンダムの機体を作品の枠を越えて
登場するというのは実に面白い。
ゲームなどでしか実現しなかった夢の対決がプラモデルという設定なら
どんな組み合わせでも可能!と聞くと、ガンダムが好きな人ならワクワクするだろう

更にこの作品オリジナルの要素としてプラモデルの改造がある。
ザクF2000という重武器なザクや、百式ではなく白式、
アッガイではなく、ベアッガイ(笑)など、
プラモデルだからこその自由な発想やカラーリングは見ていて面白い。

戦闘シーンに関しては若干物足りない。
OVAということでクォリティに期待したかったが作画のレベルがあまり高くない。
だが逆に言えば実機ではなくプラモデルだからこそ、
あまり深みのない軽めの作画にしてあるのかもしれない。

更には機体が破壊されるシーンでまさにガンプラからパーツが外れるような
演出やプラモという設定を意識した演出があったりする点は
見ていて楽しく評価できた。

全体的に見てものすごく良くできている。
プラモデルという設定を生かした戦闘シーンやガンプラを作るシーンの作り込み、
夢のある戦闘シーンなど細かい点は非常に良くできているのだが
その反面、40分足らずの尺のせいでストーリーがかなり半端だ。

がっりとTVアニメ化したら確実に流行るだろう。
ガンダムを知らない子供もいろいろなガンダム作品を知ることができ、
ガンダムを知っている大人も懐かしのあの機体から夢の戦闘シーンまで
本当にこの作品は「夢」にあふれた作品だ。

子供から大人まで楽しめるガンダムアニメというのが作れる。
サンライズの宮河氏が新聞記事にて
「ファンが高齢化している、なんとか子供を取り込んで、
子供のファンを育てないと・・・」
とAGEに関する発言をしていたが、この作品をTVアニメ化すれば子供のファンも
十二分に取り込めるんじゃないだろうか?

この作品のTVアニメ化を私は心待ちしています。

「」は面白い?つまらない?

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