電波的な彼女

電波的な彼女感想

評価/★★★☆☆(59点)

電波的な彼女感想

制作/ブレインズ・ベース
監督/神戸守
声優/細谷佳正,広橋涼,中原麻衣ほか
全話2話

あらすじ
不良少年の柔沢ジュウは堕花雨と名乗る少女にある日突然忠誠を誓われる。
少女の奇怪な言動に振り回されながらも、その真摯な言動にしだいに
存在を受け入れて行く。しかし、巷を騒がせる連続殺人に
クラスメイトが犠牲になってしまい、ジュウは雨に不信感を抱くようになるが…

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電波的な彼女に魅せられて

原作はライトノベルな本作品。
本作品はもともと原作のアニメDVD付き予約限定版として作られた内容で
その後、予約特典2作品をまとめたOVAとして発売されました

基本的なストーリーはサスペンス
主人公は不良で喧嘩にくれる毎日、そんな彼が少女に放課後呼び出され
「あなたに永遠の忠誠を誓います」と言われ靴にキスをされた
そんな少女に彼は振り回される中、クラスメイトのひとりが連続通り魔にあう・・・
少女は連続犯の犯人なのか?彼女の目的とは・・・
という感じでストーリーは始まる

ストーリー展開は非常にテンポよく進む、
主人公と少女との出会い、その裏で進む連続殺人事件、そして犯人と意外な共犯者
全2話、1時間半という時間で一切ダレを感じさせないストーリー構成と
テンポは素晴らしかった。

ストーリーの内容も一話の残酷な通り魔事件や
その裏にある犯人の狂った行動や動機、
狂ったキッカケも起承転結がしっかりとしており
2話の「幸福ゲーム」とよばれる、他人への些細ないたずらな事件の裏にある
幸福の奪い合いなど、独特かつ味のあるサスペンスストーリーは
純粋に「面白い」と感じさせる。
しかしながらグロテスクな表現も多く、そういう表現が嫌いな方は注意だ

電波的なヒロインの不思議な魅力、これはこの作品の魅力の1つだ
普段は目を上で覆い隠し、ボソボソっと喋るヒロインであり
主人公を「王様」とし靴にキスしたり部屋に入り込んだりと
序盤は本当に電波なヒロインだ。

しかしながら、物語が進めば進むほどこの「雨」という
電波的なヒロインはかわいすぎる。
主人公に対する反応、髪で目を隠していない時のギャップ、
笑顔、主人公にかける言葉とセリフなど、萌えではなく純粋に
魅力的なヒロインを久しぶりに味わった、最後の泣き顔もたまらない(笑)
演じておられる広橋涼さんの演技も素晴らしい

それに対する主人公も魅力的だ。
一見不良な彼だが、真面目で芯が通った男で各キャラに対する
さりげないセリフや男らしい行動は魅力的なヒロインにふさわしかった

主人公とヒロイン以外のキャラクターも魅力的なのだが
前半で「ああ、なんかいいキャラだな」と思っても
後半で豹変したり、殺されたりと、かなり強めのギャップを持っており
豹変した瞬間の驚きや予想外の行動は見ていてハラハラドキドキだw

全体的に見て素晴らしい完成度だ。
若干くせのあるキャラクターデザインだが、高いレベルの作画と
可愛すぎる電波的な彼女と主人公、そして狂った登場人物が織りなす
展開の読めないサイコミステリーは2時間半、しっかりと楽しむことが出来る。

この作品、欠点を探そうとしたが見つからなかった(苦笑)
もちろんグロテスクな内容は人を選ぶが、逆に言えばそれさえ受け入れられれば
展開の読めないストーリーと魅力的なキャラクターは素晴らしい出来栄えだ。
「ライトノベル」原作の粋ではないアニメだった

ラノベ原作と思って軽い気持ちで見始めると見事に裏切られる
「電波的な彼女」このタイトルで想像できないような内容が
この作品には濃縮して詰め込められている。

唯一残念なのは全2話という短さだ。
この作品をもっと味わいたい、ヒロインである雨をもっと見たい
二人の関係がどうなるのか・・・
この作品にすっかりと心酔ささせられてしまった。

コミックに付けられる特典映像かつ1時間半で2話という制限の中、
制作スタッフが一切手抜きをせずしっかりと作り込んでくれた。
文句なしに★5つの評価にしました。

個人的には最初は全然期待していなかった
ライトノベル原作でもともとは特典映像だから大したことはないだろうと。
しかしながら、そんな私の浅はかな考えは見事に裏切られ
久しぶりに「面白いアニメ」を見たと実感させてくれた
原作も買います、もう我慢できませんw

続編、もしくはTVアニメ化期待しています。

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