ぬらりひょんの孫

ぬらりひょんの孫感想

評価/★☆☆☆☆(17点)

ぬらりひょんの孫感想

制作/スタジオディーン
監督/西村純二
声優/福山潤, 大塚周夫,堀江由衣ほか

あらすじ

奴良リクオは一見はごく普通の中学生だが、実は彼は妖怪「ぬらりひょん」の孫で、4分の1妖怪の血を継いでいる。祖父の組「奴良組」の妖怪達と毎日どたばたと付き合いながら何とか普通の生活を送っている。

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雪女が唯一の救い

原作は週刊ジャンプで連載集の漫画作品。
原作者としては初めての連載作品

基本的なストーリーは妖怪者のバトルアクションストーリー。
主人公はぬらりひょんの孫で、妖怪の血を4分の1継いでいる中学生
更にこの世界では妖怪がヤクザのように組で構成されており、
主人公は3代目になるかどうかを躊躇しているところからストーリーは始まる

妖怪でジャンプで連載していて・・・と考えると、
20代以降の方は「地獄先生ぬーべー」を彷彿とさせるかもしれないが、
本作品はあの作品とは違いホラーテイストはない。
どちらかというと、ゲゲゲの鬼太郎の印象と近い

序盤はなかなか世界観に入り込めない。
どうやら一話からいきなりオリジナルストーリーをやるという意味不明なことをし
世界観や設定、キャラの説明が入る原作の序盤のストーリーをぶっ飛ばしているらしい。
これは原作を読んでいる人ならば問題ないのかもしれないが、
原作未読の人にとってはわけが分らない状態で微妙なストーリーを展開され
なかなか世界観に入り込ませない。

オリジナルストーリーをやることは構わない
だが、一話初っ端から大事な話を飛ばすというのは制作の意図がいまいちわからなく
監督の自己満足という言葉で片付けるしか無い
序盤は退屈で仕方がないストーリー展開が続く。

正直、序盤の展開は妖怪という要素や必要かどうかも疑問だ。
妖怪要素を抜いてヤクザ設定だけでも十分に展開できるストーリーの内容は
何がやりたいのかがわからない。
主人公の4分の1だけ妖怪という設定も2重人格という設定で十分できそうだ
ヤクザ設定のストーリーに関しても、目新しさはなく
ヤクザと妖怪を組み合わせたことによる面白さというのが無い。

またそんな目新しさのないストーリーに加えテンポも悪い。
一話一話の話も微妙な間を作ったり、セリフをゆっくり喋らせたりと
テンポの悪さが目立ち、あまりないストーリーの面白みが更に薄まる。

ただ作画は悪くはないのだが
人物や背景の描写などは無駄に凝ってはいるものの、
肝心の戦闘シーンの面白みがほぼ無い。
動きではなく演出と止め絵で描写する部分が多く、
戦闘が多いアニメなのに戦闘の面白みがない。

ストーリー構成も謎だ。
一話の冒頭で流れたシーンがつながるのが7話という遅さ、
どうでもいいサブキャラの過去回想に一話以上費やしたりと
グダグダかつスローテンポはストーリー構成は
原作ストックがそれなりにあるのになんでこうなってしまったんだと嘆くしか無い

これは原作のせいではない、こんなストーリー構成やテンポでは
面白い話も面白く感じるわけがない。
制作陣、特に監督やストーリー構成が本当に面白くしようと思って作ってるとは思えない

更に最悪なのはOP.
前半OPは歌の途中で中途半端に切って終わりという違和感バリバリ、
後半からのOPは雰囲気に全く合っていない曲を採用と
本気でこの作品を嫌われるような努力を制作側が進んでやっている。
これでは原作の面白みも感じることができない

唯一の救いはベテラン揃いの豪華声優陣と作画。
ただキャラクター数が多いせいで名前を覚える前にストーリーが進んでいる感もあり
作画に関しても止まってるときはたしかにいいのだが、動きの面では不満もある

ストーリー的にも主人公が正式に組長になるまで色々襲われたりしたけど、
みんなに認められる組長になりつつあるよって話で、
妖怪要素を生かしきれていない。
どちらかといえば、妖怪より任侠話がメインに来すぎており
何がしたいのかがよくわからないアニメというとわかりやすいかもしれない

全体的に何考えて作ってるんだ?と感じる部分が多い
テンポの悪い展開、意味不明なストーリー構成、
作画はいいのに動きのない戦闘シーン、OP、方向性が定まってないストーリー、
更には2クールという長い尺・・・、1つのアニメとして厳しすぎる。
見ている最中に何度「面白くない」とつぶやいたことか(苦笑)

2期では監督も変わり、ストーリー構成も変わり、評判もいいようなので
2期を楽しみにしたいと思います。
正直、こんな出来栄えしかできないのに2クールやって
2期まで決定していたとは・・・無謀だ(苦笑)

個人的には堀江由衣さん演じる雪女の存在のお陰で見ることが出来た。