ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ

評価/★★☆☆☆(32点)


DRAGON BALL THE MOVIES #11 ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ [DVD]

制作/東映アニメーション
監督/上田芳裕
声優/野沢雅子,草尾毅,郷里大輔ほか


あらすじ
天下一武道会の賞金の取立てを行いにミスター・サタン宅には18号たちが訪れていた。散々取立てを行ってもまだ賞金が届いていないと言い張るサタンの下にジャガー・バッダ男爵の使い・メンメンが現れる。サタンのために用意した戦士と戦えという要求に対していやいやジャガーの下へ向かうサタン。しかし、人造人間18号や同じ場にいた孫悟天、トランクスも付いて行ってしまう。




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ブロリー、ブロリー?


本作品はドラゴンボールZとしては11作品目の劇場作品。
孫悟飯は一切登場せず、梧天やトランクスが主役となっている
時系列的にはブウ登場前くらいのようだ

基本的なストーリーはアクション。
天下一武道会の賞金を貰いに来た18号達。
サタンが払うの渋っていると彼の幼馴染から「挑戦状」が届く。
サタンについて行き挑戦者のまつメークイーン城へとたどり着く
メークイーン城には遺伝子工学で生まれたバイオ戦士がいた。
そんなバイオ戦士の中にあのブロリーも居て・・・
というところからストーリーが始まる

ブロリーが出る。というのが本作品の特徴の1つでもあるが
この点においては最悪としか言いようが無いだろう。
この作品のブロリーはかつてのブロリーの遺伝子が作られたという設定で
最初に出てくる外見は「ブロリー」だ。
しかし、出てきてすぐにグロい外見へと変化し、ブロリーとは別の存在になってしまう
簡単に言ってしまえばブロリーである必要がない。
最初から凄い遺伝子で作られたとかでいいはずだ。

安易にブロリーを引っ張り出してきた意味を一切感じない上、
前作、前前作の「ブロリー」の強さを一切感じない外見と強さ。
安易に巨大化してしまう所など敵としての魅力がない。
新しい敵を考えるのが面倒で「ブロリー」を引っ張り出してきたのかもしれないが、
引き出しの無さに呆れ果ててしまう。

更にキャラの少なさ。
本作品に出ているのは悟天、トランクス、18号、クリリン、サタンくらいだ
最後にちょろっと悟空が出てきてはいるが、ベジータやピッコロなども出ず
だからこそ余計に今作の「ブロリー」の強さが際立たず、
展開としての盛り上がりが薄い。

戦闘の展開も「梧天が二度ほど人命救助でいなくなる」という展開があり、
1回ならまだわかるが何回も人命救助に行かれてトランクスがボコられるというパターンが
あまりにも微妙で、結末に関しても敵の弱点をついてはいるが
その気になればクリリンでも倒せた方法という安易さ。
戦闘シーンのおもしろみも薄い。

全体的に見てネタ切れ感の強い作品だ。
悟空も殆ど出ない、悟飯、ピッコロ、ベジータも出ないという
登場人物に制約をつけたストーリーならば「新たな展開」を期待したいところだったが、
さんざん使い尽くした「ブロリー」を名前だけ借りた別キャラにし、
緊張感の無いストーリーを展開してしまった。

唯一評価できるのはクリリンの良い夫振りと
久しぶりの彼のかめはめ波や気円斬を見れたという所だろうか。
それ以外に褒める箇所が本作品には見つからない。

これがテレビスペシャルとかならまだ納得できるかもしれないが、
わざわざスクリーンに赴くまでして見る内容だったかといわれると
かなり疑問の残る作品だ。

個人的には締めで語られた地獄で暴れるブロリーと悟空との戦いのほうが見たかった(笑)