僕の妹は「大阪おかん」

評価/★★★☆☆(57点)

僕の妹は「大阪おかん」Blu-ray(特典CD付)

制作/キャラクション
監督/石舘光太郎
声優/阿澄佳奈,白石涼子,井口裕香ほか

あらすじ
ふつうに生活していてもおもしろい大阪人の中でも、飛び抜けておもしろいのが「大阪おかん」。その「大阪おかん」な性格の妹が、10年ぶりに大阪から兄の住む東京にやってきた!

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でんがなまんがんな!なアニメ

本作品は中経出版が発行する、日本各地域の住民の県民性を面白おかしく紹介する
「ルールシリーズ」のうち『大阪ルール』『大阪おかんルール』を原作という
非常に珍しい原作を持つアニメだ。本編が5分以下の短編アニメ

見だして感じるのは主人公のキャラデザの適当さ(笑)
キャラクターデザイン仕事しろと言いたくなるほど男主人公のキャラデザが
まるで中学生が書いた主人公の絵のような簡単な感じになっており、
携帯を持つ手などの作画もかなりおかしいw

反面、二人居る女性キャラクターはかなり独特だ。
大阪人のヒロインはそれらしい派手な恰好と顔をしており、
メインヒロインのキャラクターデザインはしっかりしている。
1度見たら確実に忘れないキャラデザだ。

内容はいわゆる「大阪ネタ」や「東京ネタ」を生かした地方、県民性ネタ。
大阪ではこれはこう言うんだ、東京ではこれはこう言うんだというギャップ、
もちろん、今はそういうふうには言わない!というのはあると思うが、
いわゆる「あるあるネタ」の地方版のような感じだ。

東京では肉まんのことは肉まんだが、大阪では豚まんっていうんだ!
今川焼きは大阪では回転焼きのことなど
そういう地方での言い方の違いから、ベタベタな大阪人ヒロインのキャラを生かした
「物の値段をすぐ聞く」「電車内でも大声」「男の魅力は面白さ」など
大阪人あるあるの数々を可愛いヒロインがどんどんぶち込んでくる。

恐らく、本当の大阪人からスレば「ないないw」ということもあるだろうが、
逆に「あるある!」ということもあるはずだ。
逆に大阪の人以外からすれば「そうなのかw」と笑いながら
合っているのか間違っているのかわからない大阪人知識をどんどん蓄えていく(笑)

これが1話30分アニメだと流石にしつこい感じが出てしまっただろうが、
5分アニメだからこそテンポよく「大阪ルール」が描かれていて、
全話みても45分以下と一気に気軽に見れる作品だ。

またメインヒロインを演じている阿澄佳奈さんの声質と演技も素晴らしい。
恐らく違う声優さんだと、ただうざいだけの大阪人になってしまう可能性があるが
阿澄佳奈さんの声とセリフの抑揚の付け方だからこそ、
きついセリフや微妙に下品に感じるセリフも、阿澄佳奈さんだからこそ可愛く感じる。
本来の大阪弁のイントネーションとは違うのだろうが、
微妙に違うからこそ大阪人というキャラクターが立っていた。

全体的に見てコテコテな大阪人ネタをアニメにしたという印象だ
毒気もなくテンポよく描かれており、短編アニメという短い尺のおかげでダレない。
独特なキャラクターデザインのヒロインは印象に残り、
大阪ネタの数々も爆笑こそできないが、クスクスと笑えるネタだ。

またEDは毎話、歌詞が違う(笑)
その話に出てきたネタを適当な感じに歌い上げる感じは妙にツボにはまり、
見れば見るほど本編よりもEDのほうが楽しみになってしまっていたw

原作になっている大阪ルールは他にも神戸、広島、京都、北海道、博多、
名古屋、沖縄、東京、更に東大?(笑)と様々なシリーズを出している。
本作品、是非シリーズ化して欲しいと感じるのは私だけではないはずだ。
大阪おかんのメインヒロインはそのままに、様々な地方のサブキャラを増やし
脚本によっては30分アニメにすることもできるかもしれない。

アニメで見る「県民性ネタ」は結構新鮮だった。
特定の地域を扱った聖地アニメ最近増えてきたが、
こういう県民性を扱うアニメはもしかしたら今後増えてくるかもしれない。
そこに聖地アニメ要素も入れれば、立派な地域貢献アニメになるだろう。
今後、県民性ネタアニメが増えることを少しだけ期待したい。

ただアニメとしての面白さは薄いので、1度見れば十分という印象もある。
本作品がDVDではなく、BDで発売されたことは私個人としては驚いた
この作品を高画質で見る必要があるのだろうか(苦笑)