俺の妹がこんなに可愛いわけがない

評価/★★★☆☆(57点)

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 評価

全15話
監督/神戸洋行
声優/竹達彩奈,中村悠一,花澤香菜,生天目仁美,佐藤聡美ほか

あらすじ
波乱のない普通の人生を志向する男子高校生・高坂京介は、数年前から中学生の妹・ 高坂桐乃から挨拶もされずまるで汚物を見るかのように蔑んだ視線を送られるような 関係になっていた。京介自身もまた非凡な才能に溢れる生意気な妹を嫌っており、 そうした冷え切った関係がこれからもずっと続くかに思われていた。

スポンサーリンク

私の兄貴がこんなにかっこいいわけがない

本作品は俺の妹がこんなに可愛いわけがないの1期。原作はライトノベル。
放送前から色々話題になり、放送中もBPOからクレーム来たり、
シリーズ構成の倉田氏に色々とクレームがあったりと、いろんな意味で話題になった本作品。
なお、テレビ放送版は12話までで、
テレビ終了後のネット放送では12話からの展開が違っているという珍しい形式

基本的なストーリーは妹萌な妹と、普通な兄貴を中心とした青春系ストーリー。
ある日、妹が落とした「アダルトゲーム」を拾ったことで妹の秘密を知ってしまい、
兄である京介は妹の人生相談を受けることになって・・・
というところからストーリーは始まる

この作品で純粋な「妹萌え」を期待してはならない
ヒロインである桐乃は兄貴に対して「うざい死ねきもい」を連呼するような
ある種、全国のお兄ちゃん達が体験しているリアルな妹キャラだ。
序盤から10話辺りまでその態度は徹底しており、
ここまでリアルな妹キャラはアニメとしては非常に珍しい。
、 せっかく悩みを聞いてるのに、殴るわ、けなすわ・・・とひどい状況だw

更には妹萌えなガチオタであり、
9話に至っては一話まるごと使ってエロゲーをプレイしている所を見せられる(苦笑)
イヤホンで何度も「お兄ちゃん大好き」のセリフを繰り返して聞いているさまは
まさにオタクそのものであり、若干引くぐらいの妹だ。
ある意味、今までは絶対に居なかった妹キャラクターとも言えるだろう

桐乃がデレとも言えるのを魅せるのは11話以降だ、ちなみにこのアニメは全12話。
デレるのが異常に遅く、人によっては「この妹うぜぇ!」となってしまう可能性も大きい。
しかし、そこまでのフラストレーションが11話終盤~12話の態度や表情が
妙に可愛くみえてしまうプラス要素もあった。

そんな彼女は自分の趣味を家族にも隠していたが、とあるきっかけから
自分のオタク趣味が兄にバレてしまう。
妹に対して主人公である兄貴は真剣に悩み聞き相談に乗り、打開策を持ち出し
時には妹のために親父に殴られ、時には妹のために変態扱いされ・・・と
妹に振り回されながら、男として兄としてかなりかっこいい描写になっている。
冒頭でも書いたが「私の兄貴がこんなにかっこいいわけがない」という状況になっている。

また、桐乃以外のサブキャラクターがとても魅力的だ。
主人公の幼馴染の地味子は、典型的な幼馴染キャラクターでのほほんとしているが
桐乃のキツイ態度の後に出て来るとものすご癒されるキャラクターになっている、
主人公への淡い恋心も自然な可愛さを引き出している。

更に桐乃の友人の黒猫。
いつもゴスロリ服+猫耳を着て、厨二病系アニメが好きで、邪気眼を発動しているキャラだ。
しかし、時折見せる可愛さはとても愛らしく、
家でのジャージ姿やメイド服姿は個人的に物凄くたまらなかった(笑)

更に桐乃のモデル仲間で普通の友人である綾瀬の存在感は凄まじく
彼女はヤンデレのような恐ろしさを秘めており、桐乃に対する強烈な言葉責めや
主人公を変態とののしる様は一部の殿方には大好物なキャラだろう。

他にもぐるぐるメガネの沙織バジーナや来栖加奈子などなど、
メインヒロインよりもサブヒロインたちのほうが可愛らしいシーンが多く見られた
ある意味、桐乃だけだったら本作品はきついだろう(苦笑)

しかしながらストーリー展開はかなり唐突気味だ。
序盤の展開は物語の導入として悪くはないのだが、
友人にオタクということがバレてからの展開や
桐乃が書いた小説がいきなり大ヒットしてアニメ化されたりと、
流れるようなストーリー展開というよりは唐突に感じる展開が多い。

そんな唐突な展開を繋ぎつつ、サブキャラを描きつつ、
徐々に、徐々に、徐々に、主人公と桐乃の距離感が近づいてくる。
そして最終話、主人公の目の前に選択技が現れる。

1つの選択技はTV版最終話につながり、原作にはないオリジナル展開だ。
ただこの展開はなんだか「無難」に終わってしまった感もあり、
何ともいえない印象を残してしまった。
あくまでTV版を綺麗に締めるための最終階だ。

しかしながらネット放送版につながる選択技もある。
12話移行の3話はいわゆる原作通りに展開される
メインヒロインが不在のまま展開される話が2話ほど続くが、
ある意味、メインヒロインの黒猫の話がかわいすぎる(笑)

本作品で欠点になりやすい桐野のウザさがなく、後輩という立場になった黒猫が
単独でスピンオフできるくらいに魅力を秘めており
特に14話はセリフ的なやばさを考えると、配信ストーリーにして正解だった(笑)
ただストーリー的には配信版よりもTV版のほうが完結した感じはあり、
配信版はあくまでも原作のアニメ化であり、2期への布石という感じだ

ただTRUEENDやGOODENDというストーリーの分岐という試みは非常に面白い。
本作品ではギャルゲーというものを設定の中に盛り込んでいるので出来た試みではあるが
1クールという短い尺のアニメが多い中で、こういった試みのアニメが増えても
結構面白いんじゃないかと感じる、なかなか難しいとは思いますが(苦笑)

全体的にどのキャラクターかに愛着を持たなければ最後まで見ることはきつい。
基本的にストーリーはエロゲやアニメなどのネタを使いつつ、兄妹の関係性を描きつつ
魅力的なサブキャラたちとのストーリーを楽しむという感じだ。

更に言えば、この作品に常識を持ち出すと若干辛いものがある、
一番わかり易いのでいえば「中学生がエロゲーは駄目だろう」という一般常識、
これについてはBPOから放送当時にクレームが付いたぐらいなので、
冷静に考えると確かにまずい。

ただ、この作品は「エロゲー」や「同人誌」無しにはストーリーを進められない部分があり
見ている人がある程度、そういったアニメのお話だからそんな常識は持ち出さないよ!という
大きな心が無いと、設定の段階で引いてしまうものがあるだろう。
ただ、基本的にはこのアニメは「アニメが好き」「アダルトゲーム好き」なオタク向けである事を
考慮すれば無駄な配慮かもしれない(苦笑)
ある意味でコアな層をついた作品といえる。

好き嫌いがはっきりw別れる作品ではあるが、
だからこそ桐乃のオタク描写や魅力的なキャラクター達のストーリーを楽しむことが出来る。
その一方で桐乃の意味不明とも言える言動や行動にいらだちを感じると
この作品を見るのが辛くなってしまう点もある。

個人的には黒猫が可愛くて楽しめたが、桐乃に関しては理解しかねるところが多々あった。
更に個人的なことですが何故か私は本作品で「田村ゆかり」さんの可愛さに
目覚めそうな自分がいるんですが、何故でしょうか?(笑)

2期では更に衝撃的な展開を迎えた本作品。
今から2期を見るのが楽しみだw

スポンサーリンク