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能登麻美子の下ネタナレーションは反則だ 「おしえて! ギャル子ちゃん」レビュー

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評価/★★★★☆(61点)全12話
おしえて!  ギャル子ちゃん 第2巻 [Blu-ray]

あらすじ
ギャル風の女子高生・ギャル子、オタク風の女子高生・オタ子、令嬢風の女子高生・お嬢の3人は、あらゆる場所でガールズトークを繰り広げたり、クラスメイトや周辺の人物たちともちょっとした会話で盛り上がる日々を送っていく。

能登麻美子の下ネタナレーションは反則だ

原作は漫画作品。
監督は川口敬一郎、制作はfeel.

見だして感じるのは印象的ななギャル子ちゃんのデザインだろう。
金髪巨乳、化粧も濃い目という見た目の派手さ、
いわゆる「ビッチ」な感じの印象の強い見た目。
そんなギャルなギャル子ちゃん、実は清純な女の子という
「ギャップ」を利用した内容になっている。

明らかに遊んでそうなのに、明らかに彼氏がたくさんいそうなのに、
そんなことは一切ない。
物語の中のキスシーンですら恥ずかしがるほどの初さであり、
そんな彼女に対するシモネタやいわゆる「シモネタあるある」を
盛り込んでいる。

例えば巨乳は乳輪が大きいのか?など、
世間一般でウワされている事実をギャル子ちゃんにつきつけ、反応を楽しむ。
男子高校生同士の会話を女子高生が聞き、
会話のネタにしつつギャル子ちゃんの反応で落とすパターンだ。

かなりダイレクトに「乳輪」「陰毛」などという言葉が行き交っており、
その雑学をナレーションである「能登麻美子」さんが優雅に読む(笑)
あの声でさらりとダイレクトな表現の言葉を読まれると、
それだけで反則的な笑いが生まれており、
内容よりもナレーションのほうを毎回楽しみにしてしまう。

ただ、内容も悪いわけではない。
爆笑できる感じではないものの、ギャル子ちゃんを中心に、
オタ子、お嬢といったわかりやすい位置づけのキャラクターとの
会話劇とギャル子ちゃんの初な反応は可愛らしく、
1話10分ほどだからこそ間延びせず、ほどよくクスクスと楽しめる作品だ。

話が進んでくるとキャラクターにもきっちりと愛着が湧くようになっており、
ただの「心理テスト」なのにエロくさせる展開など、
非常にネタとしてうまいなと感じる内容だ。
マンネリになりそうな題材なだが、最初から最後まできっちりと楽しめる。

中盤を超えてくると「ギャル子ちゃん」の可愛らしさも際立ってくる。
特に「ボム男」との話は、おそらく多くの男子がお前の気持わかるぞ!
と叫びたくなるようなシチュエーションだろう(笑)
ギャル子ちゃんだけでなく、サブキャラもきっちりと掘り下げられる回もあり、
キャラクターの使い方が非常にうまい作品だった。

全体的に見て非常にバランスの良い作品だ。
外見はギャルなのに中身はウブ、
内容は下ネタなのに、反応は可愛らしい。
エロ雑学をナレーションするのは能登麻美子さんと、
真逆とも言える要素を両方取り入れることで面白さに変えており、
下ネタ系アニメが苦手な人でもそれなりに楽しめるだろう。

また声優のバランスも良い。
主人公や主人公の友達を演じている声優さんは新人だが、
脇役はきっちりと実力派声優で固めている。

個人的にはオタ子を演じた「富田美憂」さんは
この作品が名前ありのキャラクターで初のようだが、
しっかりとした演技をされており、今後期待したい声優さんだ。
(今度のアイカツの新シリーズで主役を演じるようです。)

売上枚数が出ていないので2期があるかどうかは分からないが、
2期があるならば期待したい作品だ。
ただ、気になったのは乳輪の話ばっかりしてたような・・・(笑)

「」は面白い?つまらない?

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