制作意図が読めないっ!「OZMAFIA」レビュー

2016年10月11日

評価★★☆☆☆(25点)全12話
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あらすじ トレードマークの赤ずきんを制服に着替えたスカーレットがやってきたのはとある学校。
優しいカラミア先生や鬼畜ドSのキリエ先生、無口なアクセル先生や警備員のシーザーさん。
ちっちゃくなったオズキャラクターたちが繰り広げるドタバタスクールライフ! 引用 – Wikipedia


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制作意図が読めないっ!

原作は女性向けPCゲーム。
しかし、原作とアニメではストーリーなどが大きく違い、
原作は「マフィア」を題材にしたゲームなのだが、
アニメではなぜか学園アニメになっている。
監督はひらさわひさよし、制作はクリエイターズインパック

見出して感じるのは投身の低さだろう。
いわゆる「デフォルメ」されたキャラクターデザインであり、
原作のスラッとした男性キャラとは違い、
可愛らしいSD一歩手前のキャラクターデザインになっている。
どっちかといえば中途半端な等身だが、その等身は独特な雰囲気を生んでいる。

しかしながら原作で言うヒロインが出ない。
学園モノという舞台で毒にも薬にもならない、
1話5分という短い尺の中で起承転結のすっきりとしたストーリーを展開しており、
正直言って制作意図がよくわからない。

これがきちんと原作通りにアニメ化して、
DVDの各巻の特典映像やWEB配信限定の「おまけ」としての
スピンオフアニメならば理解できるのだが、
原作のキャラクターだけを借りて全く違う世界観とストーリーで描かれても、
原作をやっていない人はどう受け止めていいかわからないだろう。

デフォルメキャラではあるものの、作画はしっかりとしており、
女性が見れば可愛いと感じられるデザインだ。
各男性キャラクターも乙女ゲームではありがちなキャラクターではあるものの、
いい具合にキャラ付けされている。

しかし、あくまでもスピンオフだ。
原作をやっている方向けの作品であることは否めず、
原作をやっていればファンサービス的に楽しめる部分はあるのだろうが、
原作をやっていな人にとって見ればどうにもしっくりとこず、
これが原作の宣伝になるかどうか疑問なところだ。

特に中盤のいきなり始まる抗争やキャラの追加など、
原作をやっていればついていけるのだろうが、
中盤からは原作未プレイの人にとっては
ついていけない内容になってしまった。


全体的に見て制作意図がよくわからない作品だ。
作画や可愛らしいキャラクターデザイン、キャラ立ちしたキャラクターによる
女性向け学園アニメを1話5分の中でコミカルに描いてはいるものの、
あくまでスピンオフ的にキャラを楽しむしか無く、
この作品単体としてはパンチが弱い。

原作をやっていれば「おまけ」として楽しめる部分はあるが、
原作をやっていないと素直に楽しみきれない感じが強い。
原作はPC版が2013年、VITA版が2015年に出ている。

宣伝目的に造られたにしてはやや遅く、
しかも内容は原作とは全く違うスピンオフ。
アニメ自体の完成度はそこまで悪くはないものの、
その完成度のせいで余計に制作意図がよくわからなくなってしまった。

OVAで出したほうが売上的にも良かったのではないだろうか?
売上的にも予想段階では500枚以下の爆死。
Amazonの商品ページにはコメントすらついていない。

OZMAFIAという乙女ゲームのキャラクターが動いて喋っているだけで
嬉しいという人にとっては楽しめるかもしれないが、
それ以外の人にとっては「うーん?」と首をひねってしまう。
決してつまらないわけではないのだが、
スピンオフをいきなり見せられても困るだけだ。

もっと冒険して原作無視の学園コメディアニメとして
ネタや暴走したような描写があれば馬鹿アニメとして話題になり
原作の宣伝になったかもしれないが、
優等生のごとく真面目にすっきりとした学園アニメを描かれても
本当によくわからないだけで終わってしまった。

個人的に最初は見る気はなかったのだが、
原作とアニメで内容が全く違うという情報を見つけて
気になってみてみたのだが、
見なければよかったとか見て面白白かったというより、
謎が謎を呼ぶ作品だった(苦笑)

このアニメを作ろうと思った企画意図、
制作費の回収手段、宣伝の効果の見積もりなど
細かい企画段階での予想を聞いてみたい作品だ。

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