BLEACHのオサレ感を学ぶべき作品「時間の支配者」レビュー

2017年10月11日

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評価 ☆☆☆☆☆(6点)全13話

あらすじ 人が過去を求めし時、時間を喰らう悪魔が現れる。それを討たんと「時間の支配者」は、時を操り戦い続ける。
引用 – Wikipedia

BLEACHのオサレ感を学ぶべき作品

原作は少年ジャンプ+で配信中の漫画作品、原作者は台湾の方だ。
監督は松根マサト、制作は project No.9
なお、監督に聞き覚えるの有る方は居ないと思うが、
「ケイオスドラゴン 赤竜戦役」の監督だ。お察しである。

見出して感じるのはオシャレな感じのする作画だろう。
CGを駆使しながらグルングルンとキャラクターの周りをカメラが回り、
迫力のあるようにみえる戦闘シーンを展開する。
ただ、はっきり言って見にくいだけだ。
戦っている敵のデザインや作画はいいのだが、肝心の人間のキャラの作画が悪く、
オシャレな戦闘シーンの演出にキャラデザがついていっていない。

更に古臭い雰囲気。
流れているBGMのせいなのかもしれないが妙に古いアニメを見ているような感覚になる、
90年台の木曜夕方くらいのアニメのような、
ベタベタな展開、ベタベタな見せ方、どこかで見たことの有る展開だ。

そしてギャグセンス。
最近日本では中国のマンガが原作のアニメが放映されているが、
所謂中国アニメでは「独特なギャグセンス」が注目されることが多い。
特に下ネタ関連に関しては日本では使わないような表現だったり、
わりかしエグいネタをギャグとして使ったりもする。
この作品も原作が台湾の方のせいかやはりギャグセンスがそちらよりだ。

まさか2017年のアニメで
「鼻からパスタを食べる」というのび太くんがよく言っていたセリフを
平然とこの作品のキャラクターは言い放つ。
驚いたときに口から飲み物を吹き出すのは当たり前だ。
古臭いなんてレベルではない表現がびっくりするくらい詰め込まれている。

ある意味で一周回って新しく感じなくもないのだが、
もはや使い古されててて日本の漫画やアニメでは使わないような表現、
普通なら「これはもうダサい」と言って使わなくなるようなセリフ、
そういった日本人との感覚のズレが開始して10分位でビンビンに伝わる

予算も少ないのだろう、どうでもいいシーンの作画は基本的の止め絵だ。
戦闘シーンの動きは頑張ってるのは認めるが、はっきりいってださい。
なんかよくわからんトランプで時間を操れるのは分かるのだが、
キャラクターたちの「決め」が決まっておらず、
ダサさ全開の技名やダサさ全開のセリフでひたすらにダサい。

低予算な作画を演出で誤魔化してる部分もかなり多く、
その誤魔化しが見ている側に伝わってしまうため、余計にダサイ。
CGを多用するのは構わないが、多用しすぎてキャラクターとの作画の違和感が
かなり強まってしまっており、キャラが動けば動くほど
かっこつければかっこつけるほどダサい。

本来はかっこいいという風に見せないといけない。
だが低予算な作画を誤魔化すための演出であり、
キャラクターをかっこよく見せるための演出ではない。
主人公が自らの寿命を犠牲に必殺技を出すシーンがあるのだが、
もうほんっとびっくりするくらいダサくて笑えてきてしまう。

基本的にセンスがない。
もちろん原作特有のセンスのズレや台詞回しのズレはある、
だが戦闘シーンにおける動きや演出は本来のセンスはそこまで悪くはないはずだ。
しかし、アニメーションにする上での予算の低さや、監督のセンスの無さが
かっこよく見せないといけないシーンですらダサくしてしまっている。

主人公は時間を操る能力を持っている。
加速させたり遅くしたりするのだが、その加速や原則が見ている側に伝わらない。
おそらく原作の漫画を読んでも「ふるさ」は感じるかもしれないが、
ダサさは余り感じないはずだ。
内容の古さに引っ張られて、アニメーションでの表現すら古くダサくしている。

ストーリー的にはそこまで悪くない部分も多い。
主人公は人間の時間を奪う悪魔と契約してしまい時間を奪われてしまっており、
毎日若返っていき記憶も失っていく。
自分の息子よりも若返ってしまっているが、
自分の息子とともに時間を奪う悪魔を倒していると言う感じだ。

展開の唐突さや古臭さは有るものの、
ストーリー自体はそこまで悪くはないが「どこかでみたことある感じ」は否めない。
キャラクターも「見たことの有る」キャラでしか無く、
正直、日本のアニメやマンガの四番煎じくらいの内容であり新鮮さはなく、
「D.Gray-man」あたりを参考にしたんだろうなというのが
ひしひしと伝わってしまうところはかなり痛い。

総評

全体的に見てセンスがとてつもなくズレている作品だ。
「鼻からスパゲティ」というギャグを本気で言っているような、
中国方面特有のズレたギャグセンス、90年代のアニメのような古さ、
とてもじゃないが2017年の作品には見えない。

そんな原作の内容の古さやセンスのズレに制作側が引っ張られて、
気合の入ったCGと古臭いキャラデザのミスマッチさが
戦闘シーンをダサくしてしまっており、
本来はかっこよさを表現しなければならないシーンでも
笑ってしまうほどダサいシーンになってしまっている。
キャラクターがカッコつければカッコつけるほど画面が締まらない。

ストーリー的には古さと四番煎じな内容に目をつぶれば
見れないというレベルではなく、よく悪くも王道な展開だ。
結局、俺たちの戦いはこれからで終わってるのは残念ではあるものの、
そこまで悪くはないだけに見せ方の悪さが作品全体のダサにつながり、
悪くないストーリーすらダサく見えてしまっていた。

個人的な感想

個人的には中国漫画原作のアニメは独特の雰囲気や要素があって、
毎作品見るのが色々な意味で楽しみなのだが、この作品は残念だった。
おそらく多くの視聴者が1話で見るのを辞めている。
ダサい戦闘シーン、ズレたギャグ、面白みにかけるストーリー、
見続けようとする魅力がこの作品にはない。

この作品で1番笑ったのは松根マサト監督のインタビューだ。
この出来栄えであのご立派なインタビューはちょっと笑ってしまった。
監督がスタイリッシュをはき違えてこのダサさが生まれているのも納得だ。

売上的には枚数が出ないほどの爆死。
売れるタイプの作品ではなく女性人気を得られれば売れたかもしれないが、
流石に腐女子な方も食指が動かなかったようだ。

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