絶対防衛レヴィアタン

評価/★★★☆☆(43点)

絶対防衛レヴィアタン 評価

全13話
監督/八谷賢一
声優/早見沙織, 喜多村英梨, 竹達彩奈, 花澤香菜,金田朋子ほか

あらすじ
「要と成りし柱あり、七拾と弐、星の礎を支う。要を守りし神、七拾と弐あり、その姿、幻の様なり。」と言う神が存在し、七種族の生命体が暮らす、水と緑の惑星アクアフォールに、宇宙から飛来した隕石から出現した侵略者「ルーカサイト」から守っていく物語。

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麦茶で戦う鱗娘のファンタジー

原作はGREEによるソーシャルゲーム。
アニメは「GONZO」が手がけている

見だして感じるのはキャラクターデザインの細さだろう。
筆圧のようなものを感じない線の細いキャラクターデザインになっており、
どこかで見たような外見のキャラクターが多い
この辺りは「ソーシャルゲーム原作」のキャラクター絵だなと感じる部分だ

更に1話の中でのストーリーのテンポ悪い。
特に大事な1話は変な虫を追いかけてたと思ったら妖精が現れる。
世界観や設定の説明をシたいのは分かるのだが、
衝撃的なシーンや1話で惹きつけるようなものがなく、普通のファンタジーアニメの印象しか無く
主要なキャラが出会い自己紹介して終わるという中身の薄い展開だ

2話も1話辺りの話の内容が薄い。
本来なら15分で描くべき話を30分に無理やり引き伸ばしているようなストーリー構成で
そのせいでテンポが悪く、もともと薄い話が更に薄く感じてしまい
「え・・・ここで次回行くの?」と思うほどストーリーの切り方も悪く
全く先の展開が気にならない。

しかしながら3話からまるで脚本家が変わったのかと感じるほど
テンポよくギャグが大量に含まれてくる。
シュールなギャグやお約束の展開などキャラクターの特徴を生かした展開も多く
1話と2話があれだけつまらなかったのに嘘のように面白くなるのは素直に驚いた。
「麦茶」で敵を倒すなどファンタジーアニメ史上初の試みだろう(笑)

ただ面白さは一定以上になるのだが、その後もテンポの悪さは顕著だ。
1話15分なら同じ内容でも受ける印象は随分違っただろうが、
30分という尺が本作品と合っていなかった。
中盤以降はファンタジーアニメらしく旅をする展開になるのだが、
少し前の「RPG」のようなストーリー展開だ。

お使いクエストのごとく指示された場所に行き、そこでのクエストを解決して別の場所へ行く。
召喚するモンスターを仲間にしたり、パワーアップする石を手に入れたりと
1本道のRPGストーリーのような展開だ。
ある程度キャラクター描写がしっかりしたあとの展開なので、
シンプルで王道という分かりやすさはあるが
それなりのRPGストーリーも楽しめはするのだが新鮮さはない。

更に言えば伏線や設定が1クールで捌ききれていない。
主人公のレヴィアたんの兄は1話から行方不明なのだが、最終話まで行方不明のままだ(苦笑)
最低限原因やなぜ行方不明になったのかが分かれば2期へ期待する分もあるのだが
なぜ行方不明になったのかも謎のまま(笑)
妖精が防衛隊を作りたがっているのは分かるのだが、妖精の行動目的もよくわからない。
謎の少年は最後まで謎のままだ。

逆にそういった伏線や設定を無視して最終話までこの作品らしいストーリー展開になっており、
B級と割り切れば突っ込みどころ満載のファンタジーアニメとして楽しめる。
突っ込みだしたらきりがないが(笑)

この作品のオリジナルな部分を言うなら鱗萌えだろうか。
この世界では下着ではなく、鱗が下着の代わりのようなものになっており
頻繁に女性キャラが下着のように鱗をまとっているだけの姿になり恥ずかしがったりする。
世の中に「鱗萌え」などというジャンルがあるのかは私は知らないが、
そういった要素で萌えられる方はこのアニメを見て損はないだろう。

また声優さん的にも狙った台詞がかなりある。
竹達彩奈、早見沙織、喜多村英梨、花澤香菜と人気声優を集めており
「すごく・・・大きいです」「のどち○こ」みたいなセリフもあるので
メインの声優さん目的で見る分には悪くない。

全体的に見てストーリーの内容は薄く練り込み不足で物語全体のテンポは悪い。
更に1話と2話は悪い部分がもっとも出ており、見るのを止めてしまった人も多いと思うが
3話以降は「B級王道ファンタジーアニメ」としてそれなりに楽しめる内容だ。
決して大声で名作!佳作!といえる作品ではないのだが、
わかり易い内容とB級な面白さは駄作とは言い難いものがある。

絵柄だけでは戦闘シーンの作画を想像しにくいと思うが、
敵やドラゴンなどはCGを駆使して描かれており、ヒロインたちの戦闘シーンは意外によく動く。
ここらへんは流石「GONZO」と言いたくなるレベルだ。
キャラクターデザイン的に迫力が出にくい部分を力強い演出でカヴァーし
見応えのある戦闘シーンを作り上げていた。
その戦闘シーンとストーリーのギャップがB級らしさを強めているw

色々な要素が残っているため2期へ持ち越している部分が多い。
売り上げ次第、原作ゲームへの登録数次第という感じが強そうなのだが
CMを見るとTVアニメから続くストーリーとなっているのだが・・・
2期はやらずに最初から原作ゲームで続きという形成にかも知れない。
少なくとも私はゲームにはあまり興味はわかなかった(苦笑)