「名探偵コナン 14番目の標的」レビュー

3.0
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映画
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評価 ★★★☆☆(58点) 全99分分

あらすじ

湖のほとりで母の妃英理を見付けた蘭は、思わず彼女のそばへ駆け寄ろうとするが、英理は大声で蘭を止める。引用- Wikipedia

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事実が真実とは限らない!

本作品は名探偵コナンの映画作品、コナンとしては2作品目の作品となる。
監督はこだま兼嗣、制作はキョクイチ東京ムービー。

2作目


画像引用元:劇場版名探偵コナン 14番目の標的予告より
©︎1998 青山剛昌/
小学館・読売テレビ・ユニバーサルミュージック・小学館プロダクション・東宝・TMS

前作は一作目ということもあり、主人公であるコナンと
蘭というヒロインを際立たせるような作品だった。

2021年段階では、名探偵コナンのキャラクター数は膨大に増えており、
映画になるとスポットが当たるキャラと当たらないキャラの差や、
そもそも服部平次や怪盗キッドなどのキャラも出てこないことも多い。
しかし、この頃はまだメインキャラクターが少ないからこそ、
そんなメインキャラクター達にちゃんとスポットを当てるような作品だ。

今作はキャラクター描写が光る作品だ。
「毛利小五郎」を中心に彼と彼の関係者を狙う謎の人物、
目暮警部を始め、彼の妻である妃英理、阿笠博士までも狙われる。
次に狙われるのは誰なのか、犯人は誰なのか?犯人の目的は?

と、序盤からミステリーとしての「緊迫感」を高めている。

共通点


画像引用元:劇場版名探偵コナン 14番目の標的予告より
©︎1998 青山剛昌/
小学館・読売テレビ・ユニバーサルミュージック・小学館プロダクション・東宝・TMS

「毛利小五郎」の関係者が次々と
襲われる中で意外な共通点が明らかになる。
「目暮十三(13)」をきっかけに
「妃英理(クイーン12)」、「阿笠博士(11)」と
コナンでお馴染みのキャラクターの中に数字があるという共通点だ。

「襲われる順番」「襲われるかもしれない人物」は
分かっているのに止められない犯人の行動。
そこに絡む「毛利小五郎」の過去の事件。
刑事としての業、正義を貫いたがゆえの行動ではあるものの
捕まえた犯人には刑事は恨まれる。

「毛利小五郎」の過去が今を苦しめる。
自分の妻を守るためにあえて「妻を撃った」行動と、
そんな行動を快く思っていない娘である毛利蘭。
思い出したくない出来事を思い出してしまったがゆえに
父に対する猜疑心が強まってしまう。

母と別居したのもそれが原因ではないか?
父はなぜ母を撃ったのか?
連続襲撃事件が起る中で同時に過去の出来事を掘り下げることで、
キャラクターの描写をより深めてくれる。

展開


画像引用元:劇場版名探偵コナン 14番目の標的予告より
©︎1998 青山剛昌/
小学館・読売テレビ・ユニバーサルミュージック・小学館プロダクション・東宝・TMS

この作品の展開はかなりスピーディーだ。
序盤からどんどんと犯人が毛利小五郎の関係者を襲う。
序盤の山場というべきシーンはコナンの「ヘリ」の着陸シーンだろう。
このシーン、離陸から緊急着陸まで10分にも満たない。

激しいアクションシーンを短い尺にぎゅぎゅっと押し込めることで
思わず手に汗握るような息をもつかせぬ展開を生んでおり、
それが、より犯人の凶暴さを強調させている。

そんなスピーディーな展開の中でも「伏線」を潜ませており、
目を離せない。

犯人


画像引用元:劇場版名探偵コナン 14番目の標的予告より
©︎1998 青山剛昌/
小学館・読売テレビ・ユニバーサルミュージック・小学館プロダクション・東宝・TMS

今作の犯人は狂気に満ちている。
彼が殺したいのは「4人」だ。
木を隠すなら森の中といわんばかりに、殺したい4人とは無関係な
8人を巻き込んでいる。大迷惑である(笑)

動機自体は納得できる部分はあるものの、
直接的な原因になった人物意外にも
「ストレスになったから」という理由で手にかけている。

目暮警部を襲い、アガサ博士も襲い、妃英理には毒を仕込み、
ヘリを墜落させたり、海上レストランを爆破したり、
別の建物も爆破させたりととにかく行動がド派手だ。

どこからそんな爆薬を用意したのか?などと突っ込んではいけない。
むしろコナン映画特有の犯人のぶっ飛んだ行動の数々に称賛を送るべきだ。

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総評:起承転結


画像引用元:劇場版名探偵コナン 14番目の標的予告より
©︎1998 青山剛昌/
小学館・読売テレビ・ユニバーサルミュージック・小学館プロダクション・東宝・TMS

全体的に見て起承転結がスッキリとしている作品だ。
序盤からスピーディーにストーリーを展開し、
その中でもしっかりと伏線を仕込みつつ、
次々と襲われる毛利小五郎の関係者、止められない襲撃、
迫力満点の爆破の数々は映画としてしっかりと見応えがある。

見ている側も「推理」して犯人にたどり着けるヒントが描かれており、
ミステリーとしての面白さもある作品だ。
毛利小五郎の過去、コナンと蘭の関係性、
「名探偵コナン」という作品のキャラクター描写がより深まっている。

コナン映画としては数少ない「キスシーン」のある作品ななのも
ファンは必見かもしれない。あれをキスと受け止めるかどうかは
個人の判断に任せるが(笑)

毛利小五郎が妃英理と別居した
意外な真相が、いわゆる「オチ」として用意されているのも
1つの作品を見終わったいい余韻を残してくれる要素だった。

個人的な感想:アンディ・ホリィフィールド


画像引用元:劇場版名探偵コナン 14番目の標的本編より
©︎1998 青山剛昌/
本作で出てくる「外国人声優」の喋り方が
妙に記憶に残る作品だ。
演じている方は「アンディ・ホリィフィールド」という方なのだが、
コナンでは本作と合わせてもう一人、一時期、黒の組織のボスと
噂された人物を演じている。

他にも2作品ほど出演歴があるが、それ以外の情報が一切なく、
私の中ではコナン関連における最大の謎の人物だ(笑)
一体、どこの誰なんだアンディ・ホリィフィールド….

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