「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」レビュー

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映画

評価 ★☆☆☆☆(13点) 全1時間39分

あらすじ 国王の誕生日を祝うため、幻の食材・天空魚を探しに辺境の地へやって来た〈七つの大罪〉たち。団長のメリオダスと、人の言葉を話す豚のホークは、天空魚を求めるうち引用- Wikipedia

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作りてのやる気を感じない

本作品は七つの大罪の劇場版。
監督は阿部記之とTVアニメシリーズとは違う。
制作はA-1 Pictures。

ベタベタ

冒頭から分かりやすく七つの大罪が全員集合している。
果たして時系列的に原作やアニメのどこらへなんなのかがわからないのだが、
キャラクターを早めに出すことでファンサービスをしており、
七つの大罪らしいお約束的なシーンも多い。

ただ、ストーリーはベタ中のベタだ。
「ジャンプ」などの連載マンガのアニメ化の劇場版の場合、
アニメでやってる本筋を邪魔しないように映画オリジナルキャラを出して、
映画オリジナルキャラがなにか事件を起こして、
それをメインキャラたちが巻き込まれたりして解決するのはお約束だ。

この作品は連載雑誌こそジャンンプではないが、まさにそれだ。
旅をしている7つの大罪たち、団長はとある泉の中にいる飛ぶ魚を
捕まえるために泉の中に飛び込む。
それと入れ替わるように泉から「団長」そっくりのキャラクターが出てきて…
という非常にシンプルかつわかりやすい展開だ。

ありったけのパクリ

ただ既視感が強い。はっきり言ってしまうがワンピースの「空島」だ。
天空に漂う「島」があり、そこに翼を持つ種族が住んでいる。
もうこの時点でワンピースの空島を読んだことのある人ならば
「パクりか?」と思うほどオリジナリティがない。
天空の島には3000年間封印されている凶悪な魔獣がいて、
その魔獣の復活を企む「黒の六騎士」と七つの大罪が戦うハメになる。

もはや見てるうちに「ハイハイ」といいたくなるほど浅いストーリーであり、
展開が読める。意外性のかけらもないストーリーは、
別に「七つの大罪」でやる必要もないストーリーであり、
NARUTOやワンピースのキャラに変えても成立しそうなレベルだ。

弱すぎる敵

封印された魔獣や黒の六騎士と七つの大罪が過去になにか
因縁があったりするならば理解できるが、今回、ただ巻き込まれただけだ。
団長やエリザベスそっくりな天空の住人もいるのだが、
特にそっくりな意味はない。

敵も馬鹿みたいに弱い。
「黒の六騎士」という数字の通り6人の敵がいる。
しかし、前半で二人出てきた後に残りが出てくるのは映画が半分過ぎてからだ。
残り50分もない状況で残り4人の掘り下げなんかできるわけもなく、
特に印象にも残らない、敵のデザインも驚くほどに適当だ。

そんな浅い敵「黒の六騎士」に対して、七つの大罪が戦うのだが、
もう相手にすらならないレベルの力量の差だ。「いい勝負」ですらない。
「七つの大罪が負けそう!ハラハラする!」みたいな展開はない。
圧倒的な力量の差で叩き潰すのみだ。
敵によっては5分もかからずにバラバラにされている。

結局、七つの大罪の人数に合わせた当て馬のキャラクターでしかなく
尺稼ぎでしかない。
人数に合わせの尺稼ぎキャラが「七つの大罪」の強さに恐れおののき、
やられる姿を見て何が面白いのだろうか。
いわゆる「俺ツエー」的な要素なのかもしれないが、見せ方があまりにも悪い。

余計なことしかしない天空の住人

天空の住人が余計なことをしたためにメリオダスがピンチになる。
敵とメリオダスの純粋な力の差ではなく、余計なことをしたためだ。
更に明らかに責任は天空の住人にもかかわらずメリオダスは助けない。
彼が魔神だからと言うのが理由なのはわかるが、
あまりにも自分勝手すぎる一族だ。

もう、こいつら助けなくていいのでは?と思ってしまうのだが、
結局最後は元気玉みたいな技で終了という意味のわからない展開も含め、
オリジナリティのかけらもない作品だった。

総評:手抜きは伝わります

全体的に見て駄作だ。この作品だから、
7つの大罪らしさみたいなのを感じない要素が多く、これがナルトや
ワンピースでも全くもないないだろう。それほど作品としての個性がない。
テンプレート的かつ新鮮味0のストーリーは面白さなどまるでなく、
この作品のキャラのファンで動いてるだけでいいという人以外は楽しめないだろう

ありきたりなストーリー、見ごたえのない戦闘シーン、
オリジナリティ0の要素の数々ともう少しねった脚本は出来なかったのだろうか?
七つの大罪は人気作品だ。
TVアニメもこのご時世に長く続いており、ファンも多い作品なだけに、
こんな手抜きのような作品ではなくきちんとした劇場版を見たかったところだ。

キャラクターのファンならば楽しめる作品かもしれないが、
それ以外の人は微妙でしかない作品だ。
最後に「元気玉」みたいな技で封印された魔物を倒す展開になったのは
流石に制作側のプライドの無さに笑ってしまったが、
もう少しきちんと練って作ってほしかった作品だ。

個人的な感想:きらいじゃないのに

七つの大罪自体は好きな作品だ。
しかし、そんな好意的な感情で見てるにもかかわらず、
この作品はぐうの音も出ないほどに駄作だ。

対象年齢が小学生か幼稚園くらいなのか?と思うほど本当に浅い。
いや、子供だましにすらなっていない。
「七つの大罪」という作品の要素を自由に使えるという状況なのに、
なぜ、こんな浅い作品が生まれてしまったのか、謎でしかない作品だった。

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