「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~」レビュー

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映画
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評価 ★★★☆☆(58点) 全12話

あらすじ 期末試験を終えた夏、デクとオールマイトは海外に浮かぶ巨大人工移動都市《I・アイランド》を訪れる引用- Wikipedia

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Wデトロイドスマッシュ

本作品は僕のヒーローアカデミアの劇場映画化作品。
僕のヒーローアカデミアとしては初の映画作品となってる、
監督は長崎健司、制作はボンズ。
時系列的にTVシリーズの第2期と第3期の間の話となっている

始まりはこの人

始まってそうそう、「オールマイト」によるヴィラン退治が描かれる、
しかも今のオールマイトではない。
「全盛期」ともいえる若い時代の彼のアメリカでの活躍が画面狭しと描かれる。

本編では断片的にしか語られず、若い頃の活躍シーンが描かれることは
あまり多くなかったが、今作では映画だからこそ、
あえて「若い頃のオールマイト」を思いっきり描いている。

能力の時間制限もなく、力を使いまくる彼の姿は見ていて
思わず笑みがこぼれてしまうほどの迫力と清々しさであり、
「僕のヒーローアカデミア」という作品のある意味、
もうひとりの主人公である彼を映画の始まりで描くことで、
物語の期待感を強く感じさせる。

若い頃のオールマイトと仲良くしている映画オリジナルのキャラも
オールマイトとの関係性を冒頭できっちりと感じさせる描写があることで、
オリジナルキャラがのちのストーリーにどう関わるのかを期待させる

簡単にだが冒頭で「作品のこれまでのあらすじ」を紹介することで
ファン向けだけでなく、見たことない人にもわかりやすくしようとしてるのは
好感が持てるポイントだ。

あらすじだけでなく、オールマイトとの会話の中で自然に
「オール・フォー・ワン」の存在や緑谷出久という主人公の意義など
きちんと紹介しており、この作品を知らない人が見ても
優しい導入部分になっている。

I・アイランド

今作の舞台はI・アイランドという都市だ。
人工に作られたその島では「エキスポ」が開かれており、
オールマイトはかつての親友に会うため、緑谷出久と一緒に訪れる。
彼以外にもクラスメイトがI・アイランドに訪れている。
イベントに出るキャラクターたちの「正装姿」は
ファンサービスにもなっている

そんな中で島全体のシステムがテロリストの乗っ取られ、
島にいる人を人質に取られ、プロヒーローたちは全員拘束されてしまう。
テロリストの目的はなんなのか、緑谷出久はどう対処するのか。

ストーリーとしては非常にシンプルだ。
「僕のヒーローアカデミア」という王道作品だからこその、
王道なストーリーはこの作品らしく、
どこか「ダイ・ハード」などのハリウッドアクション映画を
彷彿とさせるようなストーリー展開はワクワクさせてくれる。

人工都市をテロリストが遅い、高層タワーを占拠されるという
要素だけ見ればまさにハリウッドアクション映画だ(笑)
おなじみのキャラクターたちが「個性」を使い、
テロリストに立ち向かう姿はひとりひとりの個性をきちんと見せつつ、
活躍するシーンを用意している。

「僕のヒーローアカデミア」のキャラクターを好きな人を
きちんと意識したキャラクター描写とシーン描写になっている。

ただ残念なことにテロリストの描写が浅い。
面白い個性を持ったヴィランも出てくるのだが、
わりとあっさりとやられてしまうことも多く、当て馬感が強いキャラも多い。
しかし、テロリストのボスの設定は面白い。

わかりやすくB級だ(笑)
「個性」を強化する機械を開発したオールマイトのかつての相棒、
その機械を巡る話や思惑などはあるものの、
テロリストの目的はその機械を手に入れるためであり、
シンプルかつわかりやすい目的で動く敵はこの作品に素晴らしいシンプルさだ。

「実は関与」していた存在などもきちんと匂わせることで
本編との関わりも意識した内容になっており、
1時間半という尺の中で余計な小細工のないストーリーと敵は、
王道の面白さを感じさせてくれる。

共闘

オールマイトと緑谷出久、彼らは師弟の関係でありながら
意外ときちんと原作やアニメでは「共闘」したことがない。
協力したことはあっても「一緒に同じ敵を倒す」という
シーンはなかった。

しかし、この作品はそんな「共闘」が見れる。
2期と3期の間の時系列だからこそ、
オールマイトがまだ力の「残り火」を失っていないからこそ、
緑谷出久という少年が力の使い方を覚え始めた時期だからこそ、
実現できる奇跡の共闘ともいえる。

二人が見せる最後の「Wデトロイドスマッシュ」は
もう原作やアニメではできないシーンだ。
そんな奇跡のようなシーンをこの作品では見ることができる。
このラストの「Wデトロイドスマッシュ」のために
この作品が作られたと言ってもいいくらいだ。

総評:ファンが見たかったシーン

全体的に見てよくできている作品だ。
ストーリー自体は物凄くシンプルであり、わかりやすくストレートだ。
まるでダイ・ハードなどのハリウッドアクション映画のような展開がありつつ、
それぞれのキャラクターを活躍させつつ最後に二人の主人公の必殺技で終わる。
「王道」少年漫画な作品だからこそのまっすぐな内容は清々しさすら感じる。

戦闘シーンに関しても「スクリーン」を意識した大胆なカメラワークと
迫力の作画で描かれる最後のバトルシーンは劇場で見たかったと
感じさせる出来栄えになっており、「Wデトロイドスマッシュ」という
「僕のヒーローアカデミア」という作品が好きな人ならば
見たかったシーンを最大限に盛り上げて見せてくれる作品に仕上がっている

ただ、敵のボスを除けば殆どの敵が当て馬でしかなかったり、
一部のメインキャラクターが蚊帳の外になってしまっていたりと
気になる点もある。メインキャラの戦闘シーンもややおざなりであり、
ラストの戦闘シーンと比べると盛り上がりに欠ける。

ただ、しっかりと「僕のヒーローアカデミア」という作品の映画が
作られており、見終わった後にしっかりと満足感のある作品だ。
ファンならば間違いなく楽しめるようになっている。

個人的な感想:これでいい

奇をてらわないまっすぐな劇場アニメだった。
僕のヒーローアカデミアという作品のファン向けに作られてる部分はあるが、
物凄くファン出ない人でも楽しめる内容になっており、
「Wデトロイドスマッシュ」は圧巻の描写だった。

ただ、個人的には「つゆちゃん」の活躍が一切ないところが物凄く不満だ(笑
次回の映画ではぜひ、彼女の活躍がしっかりあることを期待したいところだ。
二作目の劇場版がどんな内容になるかはわからないが、
この作品を超える作品ができあがることを期待したい。

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