「TVアニメ「鬼滅の刃」 無限列車編 『第一話 炎柱・煉獄杏寿郎』」レビュー

3.0
アクション

評価 ★★★☆☆(50点) 全26分

あらすじ 煉獄杏寿郎が鬼殺隊本部を旅立ち無限列車へと向かう道中の任務を描いた完全新作エピソード。引用- Wikipedia

拭い去れないアニオリ感

本作品は鬼滅の刃の無限列車編の「前日譚」であり、
基本的に原作準拠で作られていたアニメとしては
初の単体アニメオリジナルストーリーとなる。

うまい!

冒頭から煉獄杏寿郎の代名詞である「うまい!」の一言から始まる。
煉獄さんと言えばこの台詞の印象が強く、
そんな台詞から始まる冒頭は悪くない。
しかも、煉獄さんがたべている「そば」が異様なまでに旨そうだ。

そばをゆで、湯を切り、濃い醤油のつゆの中に入れ、
大根おろしを載せ、ネギを添える。
そんな「そば」を作るシーンの印象は強烈であり、
描きこまれまくったそばとかき揚げの描写は鮮烈だ。

日常的な平和なシーン、前日譚であるからこそ、
先の展開を知っているからこそ平和な食事風景がより際立ち、
そんな食事風景にすら一切手を抜いていないのは
さすが「Ufotable」だ。

店に差し込む陽の光は夕方であることを感じさせ、
そばを湯がくためのお湯が煮立つ蒸気が
そんな差し込まれた光で際立つ。
本来ならばそこまでこだわらなくていい部分まで、
こだわりまくって描かれていることを感じさせる。

アニオリキャラ

「煉獄杏寿郎」というキャラクターは無限列車編で
再登場するまでほとんどキャラクターの掘りさげがされていないキャラだ。
無限列車編での活躍と過去回想、そして彼の最後が
描かれたからこそ、彼のキャラの掘りさげと印象がついたものの、
やや掘りさげ不足であることは否定できない。

だからこそ「前日譚」として彼のエピソードを補完するのは悪くはない。
無限列車編に映画観に足を運んだ人ならご存知だとは思うが、
彼の過去の話が特典にもなっていた。
もしかしたら、そのエピソードがアニメ化されるのか?と
思っていたのだが、そうではない。

あくまで前日譚であり、彼が無限列車に乗るまでの話だ。
なぜ彼があんなに「大量の弁当」を持っていたのかという
謎の理由付けまでされており、そうった意味でも
あくまで前日譚、あくまで「補完」という意味合いが強い。

そのために鬼を含めアニメオリジナルキャラクターは数名、
出るものの、やや印象は薄い。
その分、豪華な声優陣をアニオリキャラで出すことによって
「声」できゃらくたーを印象づけてる部分も強い。

戦闘シーン

特に「鬼」に関してはあっさりとしすぎな感じも否めない。
「速さ」が特徴の鬼ではあるものの、
これまで出てきた鬼に比べると地味であり、小物感が凄い。

卑劣な手を使う相手に対し、あくまで「誰かを守る」ことに
徹する煉獄杏寿郎というキャラクターはぶれないものの、
鬼との追いかけっ子の際の違和感は強い。

設定的に「柱」は全集中の呼吸を「常中」。
つまりスーパーサイヤ人みたいな状態を24時間維持してるのが
あたりまえであり、それが柱になるための入り口という
設定があったはずだ。

しかし、なぜか今回の話で煉獄さんは敵を追いかける際に
「全集中の呼吸…」と心のなかでつぶやいてから
全集中の呼吸をしたような状態になっている。
もしかしたら、これは私の設定の認識が間違っているのかもしれないが
「あれ?そういう設定じゃなかったけ?」と思わず違和感を感じてしまった。

これが敵がいきなり出てきて油断していたとかならばともかく、
直前まで鬼と対峙しており、戦闘をしている。
それならば柱であれば「全集中」をしているはずだ。
全集中の呼吸を使った「走り」もエフェクトは美しいものの、
わざわざそこを見せる必要はあったのか?と思うほど
ややシュールさを感じるシーンになってしまっている。

鬼もあっさりと退治してしまっており、
やや歯ごたえは薄い。

父の面影

しかし、気になるところはあるものの
「父の面影」を「煉獄杏寿郎」に重ねる補完は見事だ。
かつて彼の父に救われたもの、救われたことがあるからこそ
彼の姿と彼の父の姿を思わず重ねてしまう。

突き放された父の存在、だが、
そんな父と同じようなことをできた彼の誇らしげな笑顔は
素晴らしく、彼の過去を知っているからこそ
感慨深いものになっている。

このシーンをやるための前日譚と考えれば
納得できる出来栄えだあ。

総評:拭い去れないアニオリ感

全体的に物語はきれいに「無限列車編」に繋がっているものの、
物語のあっさりとした感じは否めず、
「全集中の呼吸」などの設定のブレを感じさせる部分はあり、
あくまでも「前日譚」であり、アニメオリジナルストーリーだな
という感じが強く出ている話だ。

前日譚、先の展開をわかっているからこそ
「無限列車」に乗るものの発車前の姿や表情は
感慨深いものがあり、煉獄さんが弁当を食べだし、
「うまい!」の一言で終わる前日譚は
ファンならば楽しめるエピソードに仕上がっている。

ただ、この後のエピソードは映画の「無限列車編」を
「全6話」に新規カットなどを含め再構成したものだ。
新規カットがあるとはいえこないだフジテレビで
放送したものをまたやるのか?という部分はあり、
この後普通に遊郭編が始まっても良かったのでは?と
感じてしまう。

フジテレビで映画の「無限列車編」を放送しないのならば
このストーリー構成も納得できるものの、
あまり間隔をあけずに新規カットがあるとは言え
同じエピソードを流すのはやや残念な部分だ。

新規カットはきになるものの、
「鬼滅の刃 遊郭編」が秋アニメから冬アニメになって
しまって感じもあり、無限列車編の放送、前日譚というアニオリから
遊郭編を見せてほしかったなと前日譚を見たからこそ
余計に感じてしまうエピソードをだった。

個人的な感想:期待

色々と言ったものの作画のクォリティはお墨付きであり、
冒頭の蕎麦屋でのシーンは流石Ufotableといいたくなる
クォリティだ。このクォリティであれば、
遊郭編も1期と同じく、いや、1期以上に、
映画以上に唸るようなシーンを見せてくれるに違いない。

そんな期待感も同時に感じさせる前日譚だ。
個人的には夜中にみたせいで蕎麦が
食べたくて仕方なくなってしまった…(笑)

本作品は鬼滅の刃の無限列車編の「前日譚」であり、
基本的に原作準拠で作られていたアニメとしては
初の単体アニメオリジナルストーリーとなる。

うまい!

冒頭から煉獄杏寿郎の代名詞である「うまい!」の一言から始まる。
煉獄さんと言えばこの台詞の印象が強く、
そんな台詞から始まる冒頭は悪くない。
しかも、煉獄さんがたべている「そば」が異様なまでに旨そうだ。

そばをゆで、湯を切り、濃い醤油のつゆの中に入れ、
大根おろしを載せ、ネギを添える。
そんな「そば」を作るシーンの印象は強烈であり、
描きこまれまくったそばとかき揚げの描写は鮮烈だ。

日常的な平和なシーン、前日譚であるからこそ、
先の展開を知っているからこそ平和な食事風景がより際立ち、
そんな食事風景にすら一切手を抜いていないのは
さすが「Ufotable」だ。

店に差し込む陽の光は夕方であることを感じさせ、
そばを湯がくためのお湯が煮立つ蒸気が
そんな差し込まれた光で際立つ。
本来ならばそこまでこだわらなくていい部分まで、
こだわりまくって描かれていることを感じさせる。

アニオリキャラ

「煉獄杏寿郎」というキャラクターは無限列車編で
再登場するまでほとんどキャラクターの掘りさげがされていないキャラだ。
無限列車編での活躍と過去回想、そして彼の最後が
描かれたからこそ、彼のキャラの掘りさげと印象がついたものの、
やや掘りさげ不足であることは否定できない。

だからこそ「前日譚」として彼のエピソードを補完するのは悪くはない。
無限列車編に映画観に足を運んだ人ならご存知だとは思うが、
彼の過去の話が特典にもなっていた。
もしかしたら、そのエピソードがアニメ化されるのか?と
思っていたのだが、そうではない。

あくまで前日譚であり、彼が無限列車に乗るまでの話だ。
なぜ彼があんなに「大量の弁当」を持っていたのかという
謎の理由付けまでされており、そうった意味でも
あくまで前日譚、あくまで「補完」という意味合いが強い。

そのために鬼を含めアニメオリジナルキャラクターは数名、
出るものの、やや印象は薄い。
その分、豪華な声優陣をアニオリキャラで出すことによって
「声」できゃらくたーを印象づけてる部分も強い。

戦闘シーン

特に「鬼」に関してはあっさりとしすぎな感じも否めない。
「速さ」が特徴の鬼ではあるものの、
これまで出てきた鬼に比べると地味であり、小物感が凄い。

卑劣な手を使う相手に対し、あくまで「誰かを守る」ことに
徹する煉獄杏寿郎というキャラクターはぶれないものの、
鬼との追いかけっ子の際の違和感は強い。

設定的に「柱」は全集中の呼吸を「常中」。
つまりスーパーサイヤ人みたいな状態を24時間維持してるのが
あたりまえであり、それが柱になるための入り口という
設定があったはずだ。

しかし、なぜか今回の話で煉獄さんは敵を追いかける際に
「全集中の呼吸…」と心のなかでつぶやいてから
全集中の呼吸をしたような状態になっている。
もしかしたら、これは私の設定の認識が間違っているのかもしれないが
「あれ?そういう設定じゃなかったけ?」と思わず違和感を感じてしまった。

これが敵がいきなり出てきて油断していたとかならばともかく、
直前まで鬼と対峙しており、戦闘をしている。
それならば柱であれば「全集中」をしているはずだ。
全集中の呼吸を使った「走り」もエフェクトは美しいものの、
わざわざそこを見せる必要はあったのか?と思うほど
ややシュールさを感じるシーンになってしまっている。

鬼もあっさりと退治してしまっており、
やや歯ごたえは薄い。

父の面影

しかし、気になるところはあるものの
「父の面影」を「煉獄杏寿郎」に重ねる補完は見事だ。
かつて彼の父に救われたもの、救われたことがあるからこそ
彼の姿と彼の父の姿を思わず重ねてしまう。

突き放された父の存在、だが、
そんな父と同じようなことをできた彼の誇らしげな笑顔は
素晴らしく、彼の過去を知っているからこそ
感慨深いものになっている。

このシーンをやるための前日譚と考えれば
納得できる出来栄えだあ。

総評:拭い去れないアニオリ感

全体的に物語はきれいに「無限列車編」に繋がっているものの、
物語のあっさりとした感じは否めず、
「全集中の呼吸」などの設定のブレを感じさせる部分はあり、
あくまでも「前日譚」であり、アニメオリジナルストーリーだな
という感じが強く出ている話だ。

前日譚、先の展開をわかっているからこそ
「無限列車」に乗るものの発車前の姿や表情は
感慨深いものがあり、煉獄さんが弁当を食べだし、
「うまい!」の一言で終わる前日譚は
ファンならば楽しめるエピソードに仕上がっている。

ただ、この後のエピソードは映画の「無限列車編」を
「全6話」に新規カットなどを含め再構成したものだ。
新規カットがあるとはいえこないだフジテレビで
放送したものをまたやるのか?という部分はあり、
この後普通に遊郭編が始まっても良かったのでは?と
感じてしまう。

フジテレビで映画の「無限列車編」を放送しないのならば
このストーリー構成も納得できるものの、
あまり間隔をあけずに新規カットがあるとは言え
同じエピソードを流すのはやや残念な部分だ。

新規カットはきになるものの、
「鬼滅の刃 遊郭編」が秋アニメから冬アニメになって
しまって感じもあり、無限列車編の放送、前日譚というアニオリから
遊郭編を見せてほしかったなと前日譚を見たからこそ
余計に感じてしまうエピソードをだった。

個人的な感想:期待

色々と言ったものの作画のクォリティはお墨付きであり、
冒頭の蕎麦屋でのシーンは流石Ufotableといいたくなる
クォリティだ。このクォリティであれば、
遊郭編も1期と同じく、いや、1期以上に、
映画以上に唸るようなシーンを見せてくれるに違いない。

そんな期待感も同時に感じさせる前日譚だ。
個人的には夜中にみたせいで蕎麦が
食べたくて仕方なくなってしまった…(笑)

「鬼滅の刃」 無限列車編 を配信中のサイトを探す

出演声優 花江夏樹, 鬼頭明里, 下野紘

「無限列車編 『第一話 炎柱・煉獄杏寿郎』」おもしろい?つまらない?

この作品をどう思いましたか?あなたのご感想をお聞かせください

  1. 匿名 より:

    作画も動きも流石UFOだと改めて思う出来映えだし、登場する声優さんたちの演技も満足。
    ただ、鬼がどういったキャラだったのかがよく分からなかったため、煉獄さんが斬ってヨカッタ!と思えないのが残念だった。
    ワニ先生なら、敵であるほどどんな術を持ち、どんな考え方をしているかをきちんと描いていたはず。

    3.0 rating

    • 名無し より:

      前日譚として良く出来てるし原作が超絶ガバガバな設定ばかりだから補完してくれるだけで満足だな。
      そもそも上弦でも下弦でもないモブ鬼に心情は求めるのが間違い

      4.0 rating