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「スパイ教室 第1話 MISSION《花園》I」レビュー

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評価 ★★★☆☆(45点)

TVアニメ「スパイ教室」メインPV【1月5日(木)放送開始】

あらすじ 歴史上最大規模とされる世界大戦の終結後、世界各国で講和条約が結ばれ平和を信条とした国際機関が設立された。引用- Wikipedia

7人は多いかも?

原作はライトノベルな本作品。
監督は川口敬一郎、制作はfeel.

世界最強のスパイ

この世界は大きな戦争が終わったあとの世界だ。
そんな世界だからこそ「スパイ」の存在が重要視されており、
「スパイ養成機関」も設立され、幼い子供もそこに所属している。
そんな世界で主人公が成功率1割の任務につくというところから物語が始まる。

主人公が新たに集めたチーム「灯」にはほぼ「新人」しかいない。
彼女たちはどれもこれも「落ちこぼれ」と呼ばれた子たちだ。
7人のおちこぼれが一ヶ月後に不可能任務に挑む、
世界一のスパイと、落ちこぼれの7人のスパイな少女たち。
彼らに不可能任務は達成できるのか?というのが見どころでもある。

「スパイ」ものというと最近ではスパイファミリーや、
少し前ならプリンセス・プリンシパルを彷彿とさせる。
Wikipediaによると原作者の方は
「ジョーカー・ゲーム」や「プリンセス・プリンシパル」に
影響を受けてこの作品を手掛けていることを明らかにしている。

ただ、1話から微妙だ。
いきなり出てきた7人の女の子たちはおろか、主人公も
キャラクターの印象があまりついていない段階であり、
ろくに「自己紹介」もしないせいで誰が誰だかわからない。

メインキャラクターのキャラクターデザイン自体は可愛らしいく、
主人公も長髪なイケメンと見た目と作画のクォリティはそれなりに高いものの、
それ以外のキャラクターの印象があまりつかない。

教え下手

主人公は優秀なスパイではあるものの、指導者としては不適格だ。
優秀な選手が優秀な監督になるとは限らないとはよくいったもので、
彼もまた優秀なスパイではあるものの指導者としては優秀ではない。
落ちこぼれな生徒と、教え方が下手な先生。
なぜ彼女たちが「不可能」と呼ばれる任務に選ばれたのか。

その当たりは気になるものの、やけに多いお風呂シーンなどを考えると、
この作品はあくまで「キャラ萌え」作品なのか?と感じる。

主人公と彼女たちの日常を淡々と見せられている感が強く、
それなのにひとりひとりのキャラの印象につながらない。
妙にサクサクと場面が変わるテンポの良さはあるものの、
それが違和感にもつながっている。

コミカライズを軽く読んでみたところ、
1話はかなり詰め込んでいる。
細かいセリフやシーンをカットし、ときに改変している。
そのせいでキャラクターの印象を深める「積み重ね」がたりていない。
積み重ねを犠牲にして物語のテンポ感を優先しているような印象だ。

裏切り

ただ1話のラストの展開は衝撃的だ。
スパイであり、おちこぼれな少女がスパイだからこその「行動」に出る。
生きるために、国を救うために、世界を変えるために。
彼女は戦争を体験したからこそスパイになった。
そんな彼女の「生き方」を1話で感じさせてくれる。

だが、そんな彼女の生き方も「最強のスパイ」には通じない。
1話で他の6人の掘り下げをせず、
主人公とヒロインの一人の印象を強める展開にしており、
「コメディ」なオチはこういう作品ですよという
作品自体の印象付けにもなっている。

落ちこぼれな彼女たちと、教えベタな主人公が
不可能任務をこなすことはできるのか?
気になるところはあるものの、1話は先が気になる展開で
しっかりと終わっている作品だった。

総評:落ちこぼれスパイガールズ

全体的にみて1話からややキャラクターを出しすぎてる印象はある。
この作品が1クールならば登板回だけで尺の半分以上を使うハメになる、
だからこそ1話でかなりテンポを早めて描いている印象があり、
そのための原作改変やカットがストーリーにどう影響を与えるのか?
という不安感は拭えない。

ただ、1話では主人公のかっこよさとメインヒロインの一人の可愛さと
二人の魅力だけは伝わるようになっており、
2話以降で他のキャラの掘り下げや、いざ任務が始まれば
この作品の面白さをより感じられるかもしれない。

気になるのは回想シーンとそれ以外のシーンで
お風呂シーンが2回もあることだ(苦笑)
このお風呂シーンのゴリ押し感を考えると、
キャラ萌えアニメになりそうな感じもするが果たして…

個人的な感想:うぅーん

1話の序盤から中盤までは微妙だったが、
終盤でのヒロインの裏切りで「おっ」となった作品だ。
ただ1話の時点ではそれくらいで7人のヒロインの魅力も、
主人公のかっこよさも個人的に刺さる部分はほぼなかった。

個人的に気になるのは、なぜ落ちこぼれなのに集めたのかという部分や、
1話で描かれた「花園」も落ちこぼれ感が薄い。
全て見抜かれてたとは言え、自身の特異体質を活かした戦法で
主人公に一矢報いており「落ちこぼれとは…?」と1話の時点で
やや疑問が生まれている。

そのあたりがかなり気になるところではあるが、
2話以降の掘り下げやストーリー展開次第で、
評価が大きく変わりそうな作品だった。

「スパイ教室 第1話 MISSION《花園》I」は面白い?つまらない?

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