神様家族

2010年7月31日

神様家族感想

評価/★★★★☆(68点)

神様家族感想

制作/東映アニメーション
監督/地岡公俊
声優/岸尾大輔,小清水亜美,前田愛,江原正士ほか


この物語は、「家族全員が神様だったら?」という作品設定を元に、
神様の家族であることの不便さ・不自由さを感じる少年少女達の、
奇想天外な日常のドタバタや恋愛模様を描く青春ラブコメディーである。

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神様にだって悩みはあるさ

記念すべき300レビュー目は神様家族。
本作品は定番ラブコメに神様という要素を足したものになっている。
主人公と主人公の家族、そしてヒロインなどが神様や天使や女神という存在で
主人公の修行のために人間界に来ている。という設定で話は進みます。
基本的にラブコメなので、明るいムードのままテンポの良い展開で進んでいきます。
そこに神様などの特殊な力で巻き起こるトラブルや事件を絡めている。
1話~4話までは、若干自己中な主人公の初恋を巡る話になっている。
その初恋ですら家族の神様としての力のせいでドタバタしつつ、
主人公は初恋相手ではなくヒロインである天使への恋心を実感していく。
この4話までの流れは非常に軽快で気持のいいものだ。
その後の展開もテンポが非常によく、1クールという短さなのに伏線や感情の起伏、
関係性の変化を楽しむことが出来ました。
ただ、最終話付近の展開は結構強引な印象。
伏線が弱すぎて「えぇ!?そ、そうだったの・・・?」と驚く反面、
それはないんじゃない?という展開は、1クールに纏めるための要素にも思えました。
全体で言えば純粋な作品、綺麗にまとまっており純粋に良い話だ。
ただ、ここまで言っておいてなんですが、私の好みではなかった。
最後の展開は取ってつけたような感じもし、全体的にギャグのテイストも強く出ている。
神様の力も強引な展開を納得させるための設定という印象を受けてしまった。
こういうのが好きな方も居るとは思うんですが、
私の好みとはちょっと違ってしまったため微妙な感じが残ってしまった。
簡単にいえば話が純粋すぎた。
もう少し何かあれば、純粋すぎる点も気にならなかったかもしれないが
家族の極端すぎる行動以外は、本当に純粋なラブコメなので
その純粋さを私は受け入れなかったのかもしれない。
更に見る年齢層を選ぶかもしれない。
10代~20代前半くらいなら、この純粋な話を素直に受け止め楽しむことが出来るかな?
しかし、それ以降の年齢やある程度人生を達観してしまったら
この純粋さに気恥かしさを感じてしまうかもしれない。
ただ、この作品はアニメとして面白い。
起承転結もしっかりしており、個性的なキャラクターデザインや色彩は制作側の努力を感じ、
声優さんたちもこの作品の世界感を後押ししていた。
1クールでしっかりと物語を終えているところは昨今の1クールアニメと
比較しても評価できるポイントだ。
放送時は夜中にやっていたらいいんですが、普通に夕方アニメとしてやったほうが
視聴者層とあっていたかもしれません。
「たまにはセクシー要素の少ないピュアな作品でも見てみるか!」
と思ってる方にはおすすめの作品です(笑)