東のエデン

2017年6月18日

東のエデン感想

評価/★★★☆☆(60点)

東のエデン感想

制作/Production I.G
監督/神山健治
声優/木村良平,早見沙織,江口拓也,川原元幸ほか


2010年11月22日月曜日、日本各地に10発のミサイルが落下するテロが発生する。
人々はこのテロ事件を『迂闊な月曜日』と呼んだが、
奇跡的に1人も犠牲者が出なかったこともあって次第に危機意識を失っていった。
それから3ヵ月たった時点からの物語である。

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ここに100億円あります、このお金で日本を変えてください。あなたは何をしますか?

ストーリーの方は序章ながらも引きつけられる魅力がある。
「100億円で日本を変えろ、変えられなければ死」
というルールのもとストーリーは展開していく。
このストーリーはサスペンス要素を含み、
主人公の記憶喪失もあり非常に興味深い内容になっている。
さらに中盤まじめに男性陰部の話をしているシーンは、
笑っていいのか真面目に捉えればいいのかかなり困惑しました。
ジョニーという名称でごまかしてはいましたが、かなりシュールなものになっていました。
ただ、終盤に向けてストーリーがふわふわしだす。
劇場版2作が決定しているのもあったのでしょうが、はぐらかされている感が半端なく
劇場版を見ないと物語が一切完結しない。
最終話の展開、2万人のニートを集めてミサイルの回避方法を模索する、
しかし、その方法は・・・
物語の着眼点は非常に良かった。
ここ2,3年話題になっているニートを盛り込み、日本を変えるという大きな目的が
他のアニメにはない特徴を感じました。
全体的にストーリーは序章だ、はっきいえば舐めてる。
「続きが気になるだろ?ほらw金払って劇場版見にこいよw」
という匂いがぷんぷんします。
劇場版にするのは構いません、しかし、テレビはテレビである程度の終着を見たかった。
終着の後の話や、話が始まる前のストーリー、外伝的ストーリーをやるなら納得します。
しかし、投げっぱなしにもほどがあるストーリー構成は視聴者をなめています。
劇場3部作で構成することも出来たと思いますが、あえてそうしなかった。
色々と事情もあるのでしょうが、この構成には納得ができません。
しかし、ストーリー構成の問題を除けば、この作品はいい。
キャラクターデザインはハチミツとクローバーでお馴染みの羽海野チカさんを起用し、
雰囲気と空気感は羽海野チカさんらしい優しく香り立つ雰囲気だった。
このテイストはハチミツとクローバーが好きな人にはたまらないだろう。
作画の方もノイタミナ枠らしく綺麗に仕上がっている。
背景や小物もしっかりと描けており、作品の雰囲気を作り上げていた。
また、キャラクターや声優も悪くはない。
一部のキャラクターは使い捨て感や生かしきれていない感はあるものの、
主要なキャラの魅力は一般向けのアニメとしては、評価できるポイントだろう。
萌はいらない世界感を引き立てるキャラクターは好感を持てる。
全てにおいていい点がある、しかし、中途半端で尻切れトンボ的なストーリーが
その魅力を半分しか評価できなくしてしまっている。
私は劇場版2部目がDVDで出たら、劇場版の方もレビューする予定ですが
今から見る人がいる場合はストーリーが尻切れトンボということを覚悟して
閲覧してもらいたいと思います。
劇場版でこの物語がどこに執着するのか、楽しみではあります。