鉄腕バーディー DECODE:02

2010年8月11日

鉄腕バーディー DECODE:02感想

評価/★★★☆☆(60点)

鉄腕バーディー DECODE:02感想

制作/A-1 Pictures
監督/赤根和樹
声優/千葉紗子,入野自由,伊藤かな恵,藤原啓治ほか


あらすじ

第1期終盤から1か月後。体の修復を待ちながら、
以前と同じ二心同体の生活を続ける学生のつとむと捜査官のバーディー。
有田しおんとしての活動も含め、忙しい日々が続く。
前と違うのは、壊滅した街と被害を受けた人々が現実に存在することだった。
脱走したリュンカ事件の首謀者達を捕えるべくバーディーは奔走するが、
思わぬ人物と遭遇することになる。それはバーディーの幼馴染で、
地球人として生活しているナタルだった……。

正統派SFアニメから硬派SFアクションアニメへ

前期の続きの本作品。
前期を見ていないとストーリー的に分かりづらい点があるのは仕方ありませんね。
全体的にこの2期は非常に残念だった。
ストーリー展開は、前期の事件をきっかけに巻き起こった復讐劇を中心に展開される。
前期のようなテンポはなく、ストーリーはたんたんと進んでいく。
このストーリーについては相変わらず硬派で正統派のSFアクション系、
可もなく不可もなくといった展開だが、前期に比べて地球人の「つとむ」の出番が少ない。
むしろ居なくてもストーリーとしては問題なかったんじゃないか?と思うほど(苦笑)
(一応中盤と最終話に活躍?はしましたが・・・・)
また、前期に比べてグロいシーンが多すぎる。
夕方にも放送できる清々しいアニメが、深夜アニメらしい要素が増えており、
腕を引きちきる、子供の姿の宇宙人を殺害など、テイストが前期とかなり違う。
前期が正統派なら、今期は硬派なイメージが強い。
更には作画崩れとも言うべき演出。
恐らくは制作側は「芸術的」として作成したシーンがあるのですが、
別人にしか見えない戦闘シーンや過剰なまでの意図的な作画崩し。
これが視聴者にとって「良い」と思わせることになるかどうかは、個人の判断によるが
私個人としては「制作側の自己満足」としか感じ無かった。
全体的に「制作側の主張」が非常に多かった。
上記の作画もそうだが、無駄に残虐なシーンや、
復讐者の心情はわかるが彼は目立ちすぎており、サブキャラクターというより
「つとむ」を超えた主人公キャラクターになってしまっており、
完璧に「つとむ」を食ってしまっている。
ストーリーは悪くはない、1期からのつながりや伏線を上手く生かし
バーディーという存在を視聴者により印象づけたようにも感じる。
もっと言えば主人公は、「バーディー」でも「つとむ」でもなく復讐者である「ナタル」。
彼のダークヒーロー的とも言える行動はひじょうに良かった。
また、タイムパラドックス的なストーリー構成も上手く生かされていた。
ただ、前作は王道なストーリーをレベルの高いアクションシーンで補うことによる
作品の質の向上があったので、王道ストーリーを素直に楽しむことが出来たのですが、
本作では硬派なストーリーを、アーティスティックなシーンで味付けしているので
前作より好みが分かれる作品になってしまっていた。
更に言えば、3期も作れるような最終話は何処かすっきりしないものになってしまった。
3期があれば、この「鉄腕バーディー」という作品は完成するかもしれない。
逆を言えば、3期がなければこの作品は釈然としない作品になっている
更に3期がなければ、この2期を作る意味が無い。
個人的には1期のクオリティで続編希望します。
残虐シーンや芸術的な作画が苦手な方は、1期で見るのをやめておくのも手かもしれません。
1期は話的には綺麗にまとまっていたので、2期を見なくても後に残る感じは少ない。
しかし2期を見てしまうと、この続きはどうなるんだ?
あの子とツトムの関係はどうなるの?ナタルは?ナタルは死んだの!?
・・・と、色々と気になってしまう(苦笑)
DVDの売上があまりかんばしくないようなので、
3期が制作されるかは微妙な所、更には放送が終了してすでに1年以上。
3期は・・・あるのだろうか?(苦笑)
「鉄腕バーディー」という作品が完成するためには続編が不可欠です。
3期、待ってます。