東のエデン 劇場版II Paradise Lost

2010年8月14日

東のエデン 劇場版II Paradise Lost 感想

評価/★☆☆☆☆(16点)

東のエデン 劇場版II Paradise Lost 感想

制作/Production I.G
監督/神山健治
声優/木村良平,早見沙織,江口拓也,玉川紗己子ほか


あらすじ

ニューヨークから帰国した滝沢朗は、“東のエデン”のメンバーと合流。セレソンゲームに決着をつけるため、内閣総理大臣の別邸へ向かう。滝沢の帰国と同時に、セレソンたちの思惑も交錯する。ゲームはいよいよ最終局面を迎えつつあった。一方咲は、滝沢の過去にまつわる、ある秘密を掴むのだが……。

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映画のラストはキスシーンで・・・ってごまかすなよ!!!

・・・・この消失感はなんなんでしょうか?
この作品は、TVシリーズから劇場版まで続く作品として私は期待していました。
しかし、期待は絶望へと変質した。
劇場版2部作の後編となった本作品は、「日本を変える」という目的のゲームが終わりを告げる。
基本的にストーリーは前編の続きなので、前編とTVシリーズを見ずに見るのは無謀だ。
だが、続けてみたとしてもこのラストはいかがなものだろうか???
ニート問題に着目した本作品は、TVシリーズから着眼点は良かった。
しかし、結果としてニートたちの行末はかなり強引なもの。
確かに現実的な問題として「ニート」や「雇用」の問題は
今や解決しなくてはならない日本の難しい問題だ。
それを監督の解釈で「結果」を見せられたわけだが・・・・なんとも納得の行かない。
伏線の回収も強引なもので、濁された部分も多い。
「100億円で日本を変える」ゲームも終わりを告げたが、
結局、日本は変わったのかすらいまいちわかりにくい。
TVシリーズでは、100億で様々な無理難題な要求を電話1つで片付ける。という
ハチャメチャな行動に面白味があったが、
劇場版では、その要求も淡々としすぎており、物語を終わらせようと必死な感じがした。
キャラクター・設定・劇場版1部までのストーリーは良かった。
だが、物語の締めがこんなにもあやふやで
見ている人の想像に任せるような部分が多い点は、
ここまで引っ張って来ておいてなんなんだよ!といいたい。
本作品をあえてたとえるなら、
当たり付きくじを引いたのだが「もう一回」というクジを二回連続で引き、
3回目で結局は「はずれ」のクジを引いてしまったような感覚。
作品自体のメッセージ性は良かった。
さらには100億円で日本を変えるというゲームも面白かった。
しかし、あまりにも視聴者の想像や解釈に頼る部分が大きかったように感じる。
ラストの展開は「いつでも続編を作れる」という感じなので、
もしかしたら続編があるのかもしれないが・・・
劇場に2回も足を運んでくれた人に対し、この作品は酷い。
ただ、声優さんや作画、キャラクターデザインは悪くない。
終盤の二人のキスシーンはこの作品の中で唯一の救いかもしれない。
TV版2クールで作成していれば、もう少しいい作品になったかもしれないだけに
非常に残念でなりません。
でも、もし続編決定とかになったら、期待しちゃうのかもな~・・・。
潜在的な魅力が本作品にはあるだけに、惜しまれます。

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